この夏、”リボベジ”にチャレンジしてみませんか?

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ガラスの器やおしゃれな器を並べて再生野菜を育てている様子。

「再生野菜」をご存知ですか? 通称リボべジ(リボーンベジタブル)とも呼ばれ、野菜の切れ端から育てる栽培方法です。今まで捨ててしまっていた野菜の根やヘタから、再び野菜がつくれるのでとってもサステナブル。 しかも水で育てる水耕栽培は、暑い夏にピッタリな涼しげインテリアにもなりますよ。

 

 

水と器があれば簡単に始められる!

小松菜をガラスの容器に入れて、リボベジを始めてている様子。

リボベジは、水とコップや皿があれば、肥料なしですぐに始められるのが、なんといっても魅力。ねぎや豆苗、小松菜など根っこのある野菜は、茎を少し残して根元を少し長めにカット。写真の小松菜の場合、根元から5㎝ぐらいをカットして、根元が浸るくらいまで水を入れます。倒れないよう、少し高さのある容器に入れるのがポイント。

10日でこんなに大きく!

ネギや豆苗、小松菜をガラスの器に入れて再生野菜をしている写真

気温、日当たりによっても異なりますが、1週間~10日でこんなに大きくなります。直射日光は、水温が高くなって水が腐りやすくなるのでNGです。窓辺のカーテン越しや水替えしやすいキッチン周りなどがおすすめです。

にんじんの葉っぱがグーンと!

大根とにんじんをお皿に並べ再生野菜をはじめて10日後。葉が伸びている写真。

にんじんや大根など、ヘタを利用する野菜は、3~4㎝の厚さに切って、ヘタを上に向けて豆皿などの浅い容器に入れます。1cmほどつかるぐらいまで水を入れ、毎日取り替えるのが上手に育てるコツです。特にぬめりやすい切り口は、水替えのたびによく洗ってくださいね。

野菜博士の緒方 湊君がアドバイス!

 

野菜博士として人気の緒方湊君のプロフィール写真。

「真夏は、水が濁りやすいので、朝と夕方の2回、容器のぬめりや切り口の汚れも洗いましょう。また、黒ずんできたらその部分はカットしてください。リボベジは、広い庭やベランダがなくても室内で簡単におうちファーム体験ができるので、夏休みの自由研究にもおすすめですね」

リボベジがおしゃれに変身!

配色使いのオシャレなガラスの容器で再生野菜を育てている様子。

リボベジは飾る器によって、見た目も涼しい、夏のインテリアグリーンになります。バイカラーの絶妙な配色がおしゃれな器は、amabroのTWO TONE VASE 。〈左〉Circle Pink×Blue(W8.2×D8.2×H14㎝)〈右〉Sq Amber×Gray各¥3,850(amabro/村上美術)。ほかにも、素敵なリボベジ専用容器やおうちにある器を再利用した飾り方などをMart夏号で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にして、この夏、リボベジを始めてみませんか?

Mart夏号「再生野菜(リボベジ)で”おうちファーム”はじめませんか?より

撮影/中林 香 取材・文/新里陽子 編集/橋本嘉美(HEAVEN)

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