母の日ギフトは〝飾れる″が旬! 手づくりフラワーガーランド

江東区
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Mart誌面にもよく登場してくれる、同じマンションに住む仲良しママグループの北川さん、佐藤さん、北島さん。お花やインテリア、雑貨が好きで、パーティコーディネートが得意、と趣味の合う3人は、「chouette(シュエット)」というフラワーアートのハンドメイドユニットを組んでいます。

パーティデコレーションを手がける中で生まれた「フラワーガーランド」

布や写真、バルーンなど、いろんなもので手づくりするのが流行っているガーランド。3人がつくる「フラワーガーランド」は、ワイヤーでつくったアルファベット文字や数字に、アーティフィシャルフラワーを飾ってつくるもの。文字を組み合わせてつなげ、吊るせるようにすることで、お祝いの言葉や名前をインテリアとして飾れるオリジナルガーランドが完成します。
「3年くらい前から、自分たちや友達の子どもの誕生日を中心にパーティデコレーションをしていました。いろいろなデコレーションを手がけるなかで、お花のガーランドが飾りたくて探したていたのですが、思うようなものが売っていなくて、それなら自分たちでつくろう!という話になってスタートしたんです。最初は周囲からのオーダーが中心でしたが、そのうちインスタグラムやハンドメイドサイトで作品を紹介するようになると、個人やお店など全国から依頼がくるようになって驚きました」(北川さん)

飾れるギフト「フラワーガーランド」のつくり方

1】専用ワイヤーでベースをつくる

まずは専用ワイヤーでアルファベット文字や数字を形づくり、ベースにします。
「文字の並びでいちばん人気はやはり『HAPPY BIRTHDAY』ですが、『JUST MARRIED』など結婚式関連の依頼も増えています。ほかにも個別でお子さんやペットのお名前、カフェやサロンの店名などいろいろなオーダーがあります。好きな文字でつくれて花の色も選べるので、意外と自由度が高いんです」(北島さん)

2】アーティフィシャルフラワーをベースに巻きつけて飾る

ベースの文字ができたら、飾ったときのバランスを考えながらアーティフィシャルフラワーを選んで巻きつけていきます。
「花やグリーンを飾るバランスはかなり試行錯誤しました。飾り過ぎても寂し過ぎてもいけないし……足したり引いたりしながら今のスタイルに落ち着きました」(佐藤さん)

月に一度は資材の買い出しに行き、季節の素材を中心に人気のあるカラーなども買い足します。
「資材屋さんにはとにかくたくさんの種類の花やグリーンがそろっているので、お店の方の話を聞きながら選ぶのも楽しい時間ですね。準備した材料は3人で分け、オーダーが入るとスケジュールを分担して、それぞれ子育てや家事の合間につくっています。子どもが幼稚園や小学校へ行っている間につくれるのが理想ですが、注文が重なると夜中も作業しています」(佐藤さん)

誕生日・記念日・結婚式のお祝いアイテムに

一文字ずつ完成させたら、透明のワイヤーで文字をつなげてガーランドにします。価格帯は3,000~5,000円が中心。母の日ギフトにおすすめの『Thank You』は、やわらかいイメージの筆記体で仕上げました。
「お誕生日や記念日、結婚式など、人生で大切なイベントに私たちのフラワーガーランドを選んでいただき、さらに喜んでいただいたときには、本当に良かったと感じます。特に子どもに関するイベントのお祝いアイテムに選んでいただいたときには、同じママとして子どもを大切にする気持ちがすごく伝わってきて感動しちゃいます」(北島さん)

「病室に飾りたい」というオーダーも
作品づくりを通して誰かの役に立ちたい

「自分たちのガーランドを飾ってくれた写真をインスタグラムに上げてくれているのを初めて見たときは、本当に涙が出た」と、口をそろえる3人。フラワーガーランドづくりの魅力を聞くと佐藤さんは、「同じ文字の組み合わせだとしても、注文してくれた方のことを考えて希望に添うようにつくるので、まったく同じものにはならないところがハンドメイドらしくて好き」と言います。
「認めてもらえた、人の役に立った、と感じられるのが喜び」と言うのは北川さん。
「病気で入院中のお子さんがいる方から『病室に飾りたい』ってオーダーもらったときは、その子やママの役に立ちたい!という強い思いでつくりました。子育ての方は終わりがないし誰にもほめてもらえないけど(笑)、自分がつくったものが誰かの役に立っていると思うと達成感があります。大好きなお花に囲まれて、毎日触れながら暮らせるので気持ちも満たされますね」(北川さん)

いつかホームパーティをトータルコーディネートしたい

仲良し3人の〝好きなこと″が一致してはじめたフラワーガーランドづくり。今後はもっと幅広い展開を考えていると言います。
「子育て世代が多いエリアに住んでいるので、お子さまも一緒に楽しんでいただけるようなワークショップやパーティスタイリングにも力を入れていきたいです。いまはオンライン販売のみですが、いずれは私たちのフラワーガーランドがショップに並び、もっとたくさんの方にフラワーガーランドを知っていただけたらうれしいです!」(北川さん)

【お問い合わせ先】
chouette   https://minne.com/@chouetteana
@chouette.party  https://www.instagram.com/chouette.party

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撮影/光文社写真室 取材・文/富田夏子

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