イケアのロングセラーアイテム「ロースコグ」ワゴン。狭いスペースで使えて移動できると人気ですが、「いまひとつ使い方がわからない!」という声も多いんです。数年前の大ブームにのって買ったはいいけど、うまく使いこなせず部屋の片隅で単なる物置きになってしまってる家も多いよう。そんな悩めるお宅のロースコグを整理収納の達人・Martist片岡牧子さんが大改善します!
【CASE1】滝野香織さんの場合
Martist。東京都大田区在住。中学生、小学生とまもなく2歳になる子どものママ。管理栄養士の資格を持ち、栄養満点な簡単ごはんが得意。自宅のインテリアは大好きなネイビーでまとめています。
子どものおもちゃを詰め込みすぎなロースコグ
全部出すと、こんなに入ってました!
「下の子が赤ちゃんのときに購入しましたが、成長とともにおもちゃが増え、お世話グッズもぎゅうぎゅうと詰め込み、このとおりカオスな状態。じつは目に入るたびにストレス!(笑) かわいいワゴン使いを夢見ていましたが、いったいどうしたら!?」
整理収納アドバイザー・片岡牧子さんが出張解決
Martist。整理収納アドバイザーの資格を生かした、使い勝手がよくて見た目もおしゃれな収納術が人気。「お客様にもよく相談されるワゴンの使い方。小物を足して使いやすく生まれ変わらせましょう!」
【上段】
頻繁に読む絵本はブックエンドで見せ収納
透明だと圧迫感もなくおすすめ。アクリル仕切りスタンド 3仕切り・約26.8×21×16㎝¥1,490(無印良品)
これまで下段に入れていた絵本は、よく読むのに取り出しにくい状態だったよう。ならばもっとも取り出しやすい上段へ。ブックエンドがあれば立てて整理しやすく、表紙がかわいい絵本を前面に持ってくれば見た目も◎です!
【中段】
細々したものは手触り優しい布バスケットに入れてから
綿混バスケットM ホワイトφ約19×H11㎝¥220(Can★Do)
形がさまざまなおもちゃは、そのままワゴンに入れるよりもこうして小分けにすればどこに何があるのかわかりやすくなりますよ。布製だとお子さんが手で持っても痛くなく、この絶妙な大きさが出し入れしやすいんです。
【下段】
あえて収納小物は使わず「大きなもの」を置くスペースに
広いスペースをそのまま生かし、「ほかの段に入れられないものはここへ」とざっくりした考えの段が1カ所あるとラクですよ。時間があるときに「今使っていないもの」をチェックして空間キープを心がければ◎。
【横に引っ掛け収納】
かさばるぬいぐるみはネットに入れて脇に
KUNGSFORS/クングスフォルス ネットバッグ2個セットW43×H32㎝とW37×H29㎝の2 サイズセット。¥699(イケア・ジャパン)
くるくるフック2P約W5.4×H13.2×D2㎝¥110(Can★Do)
ぬいぐるみは柔らかくて軽いから、布バッグに入れて引っ掛けちゃいましょう。ネットならば中が見えて捜しやすく、遊ぶときはバッグごと取り外します。先が回転できるフックなら、目に刺さる心配もなく小さなお子さんでも安心です♪
\完成したワゴンがこちら/
Before
After
「さっぱりしてかなり使いやすくなりました!普段は部屋の隅に置いて遊ぶときはソファの横に動かしています」(滝野さん)
「収納小物を入れることで、おもちゃが取り出しやすく、片づけやすくなりましたね♪」(片岡さん)
発売中のMart11月号では、ほかにも3軒のお宅のロースコグを大改造! また、「ワゴンなしの生活なんて考えられない!」というワゴンLOVERたち、上級者の使い方もご紹介してます。気になる方はぜひチェックしてみてください。
※掲載商品は予告なく仕様や価格が変更になる場合があります。また、店舗により取り扱い商品や在庫は異なり、品切れになる場合もあります。
撮影/小林愛香 取材・文/新里陽子 編集/永島 大
2021年Mart11月号 「イケアの三段ワゴン」もっと!活用術 より