「#martズパゲッティ」キャンペーンより、埼玉県さいたま市の 大村幸子さん(54歳)がつくった小物入れを紹介します。こちらは、「MartズパゲッティバッグBOOK3」(¥1200+税 全国書店にて好評発売中)に掲載の「スエードフリンジトート」の編み方を参考にしたそうです。
ズパゲッティは夏に編み始めて3カ月になります。
きっかけは、友達からズパゲッティで編んだポシェットポーチをいただいたことです。以前は毛糸でセーターなどを編んでいたこともあるのですが、ズパは毛糸と違い厚みがあってしっかりと仕上がるうえに、毛糸にはない柄物(プリント)の糸があるのでとても新鮮でした。また、リサイクルの発想から始まったというのも興味深く、最初の作品であるペットボトルカバーは、ズパゲッティに自分のTシャツを裂いた糸を組み合わせてつくりました。
それからインスタグラムでいろんな方の作品を見ていて、こま編みだけではなく違う編み方でも編んでみたいなぁと思っていたところ、今回のMart本で“メリヤス風編み”というのを発見! すき間のない美しい編み目でしたので、初めて挑戦して見ました。
こま編みより厚みが出るし、固い感じに仕上がるので、小物入れがいいかなと思いつくってみたところ、安定感があり最適な編み方でした。その分、目の不揃いも目立ちやすいので、いつもより気を使って丁寧に編みました。
ブルーの小物入れは、レースをつけてみました。化粧品の細かいものを入れて使っています。余った糸でちょこっとプレゼントするにも負担のない感じですし、テープをつけることで少し豪華に見えますね。
マスタードカラーの少し大きく浅い小物入れは、フルーツ入れに。これからの季節、みかんを入れておくのにちょうどいいです。メリヤス風編みは、みかんの重さにも負けないしっかりとした側面に仕上がっています。
最近は、チロリアンテープなどで受け取る方の雰囲気に合わせ、オリジナリティがだせるように工夫をしています。また、コンチョやタッセルだけでなく、ファー、皮、レザーの紐などいろんな素材と合わせるのを楽しんでいるところです。
取材・文/富田夏子