ドライフラワーを使ったアレンジ第2弾では、「モビール」をご紹介します。教えてくれるのは、おしゃれなドライフラワー作品が人気の「she is matilda.」のフラワーアーティスト山下有世さん。小さなパーツを組み合わせて簡単につくれる「モビール」は、初めての人がチャレンジしやすいアレンジですよ!
Martistの田口愛佳さんが「モビール」づくりにチャレンジ
「『モビール』は、ゆらゆらと動きがあるので、光を通したり、毛先がふんわりとした花材を使うと軽やかで、きれいな仕上がりになります」。そう教えてくれた山下さんのアドバイスをもとに、花材を選ぶ田口さん。おうちのインテリアがブルーを基調にしているため、ブルー系の小花をアクセントに、ふんわりとした花材を選んで「モビール」づくりをスタート。
「モビール」づくりの材料
- ユーカリ(左端)
- スターリンジア(濃いブルーの小花)
- 姫わらび
- アジサイ
- ラムズイヤー
- デルフィニウム(淡いブルーの小花)
- ラグラス
- コットン
- パンパス(右端)
- 0.3㎜ワイヤー
つくり方①
まずは、枝から花部分を切り分けます。パンパスやラムズイヤーなどの花材は、ふんわりした毛先で動きが出るので、枝部分を長めに切り分けるのがポイントです。
つくり方②
ワイヤーは、作業しやすいよう1mの長さに切り分けます。ワイヤーの先端からおよそ20㎝のところに花材を置いて、ワイヤーを3重に巻き付け、横に2回転させて花材を留めます。
つくり方③
花材は1種だけでなく、数種の花材を重ねて巻きつけると、立体感のあるモビールになります。ワイヤーへの花材の配置は、お好みの間隔でOK。つくる途中で花材の間隔が空きすぎる部分があっても、あとから花材を巻き付けられますし、途中でワイヤーを継ぎ足すことも可能なのが、初心者には嬉しい。
つくり方④
最後の花材を巻きつけたら、根元部分のワイヤーをギリギリのところでカットし、枝や流木にワイヤーを吊るしたら完成! 飾りたいスペースに合わせて、ワイヤーの本数や長さを調節できるのも「モビール」のよいところ。「小さいパーツを組み合わせてつくるモビールは、葉っぱ一枚も無駄にすることなく自由に作成できるところが魅力」と話す山下さん。この春、自分好みの「モビール」で、お部屋の雰囲気を変えてみませんか?
フラワーコーディネーター
山下有世さん
都内の有名花店にて15年間勤務。2016年からフラワーコーディネーターとして活動開始。仲宗根泉(HY)の『1分間のラブソング』のCD、書籍のフラワーコーディネートを全て担当。その他雑誌、広告等でも活動中。2020年より『she is matilda.』を経営。
She is matilda.
千葉県大網白里市小中1038
営業日:毎週土.日.月曜
営業時間:11:00〜17:00
撮影/山下忠之 取材・文・編集/橋本嘉美(HEAVEN)