カラフルで毎日が楽しくなる編み物グッズ KAO★RICさん

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いま気になるハンドメイド作家を紹介する「今週のハンドメイド・アーティスト」。第5回は編み物作家・KAO★RIC(カオリック)さん(神奈川県在住)をご紹介します。

中学生で始めた編み物 かぎ針編みの楽しさに魅了される
ミニチュアのハンバーガーやきのこ、モチーフ編みのブランケットやガーランドなど、カラフルでかわいい編み物作品をつくっているKAO★RICさん。編み物との出会いは中学生の頃でした。
「祖母に棒針でマフラーの編み方を教わったのがきっかけで編み物を始めました。そのうち棒針よりも立体的に編めるかぎ針の楽しさに魅了され、独学で小物や帽子、ブランケットなどを編むようになりました。高校卒業後は服飾の学校へ進み、その後アパレル系の会社で販売員として働くなど、身につけるものをつくったり販売するのが好きなのはずっと変わっていないですね」

作家デビューは16年前 ハンドメイドが珍しかった時代
作家としてのデビューは16年前。友人が働いているお店でハンドメイドイベントをすることになり、そこで初めて自分の作品を販売しました。
「当時はハンドメイドの作品を売る場があまりなかったので、たまたま通りがかった人にも興味を持ってもらえたのがすごく嬉しかったです。当時、発色が良いのでイタリアの毛糸をよく使っていたのですが、ハンドメイドといえばナチュラル系というイメージがある中でビビッドなカラーが新鮮だったみたいで、持参した帽子やマフラー、バッグなどほとんど売れてしまいました。その頃のお客さんのうち何人かは、今も交流が続いているんです」

カラフルな世界観はそのまま 出産を機に制作にも変化が
〝毎日の生活が楽しくなるようなカラフルな作品づくり″をモットーとしているKAO★RICさん。いまでは5歳の女の子のママとなり、つくるものや制作時間もライフスタイルに合わせて変化してきました。
「やはり子育てが中心になったので、子どもが幼稚園に行っている時間や夕飯までの時間、夜寝る前などスキマ時間を見つけてはずっとハンドメイドしています。ヘアアクセやキーホルダー、子ども用のバッグなどキッズ小物もつくるようになりました。ズパゲッティを取り入れたスマホショルダーは、外出先でもスマホをさっと取り出して子どもの写真を撮るなど、ママになってから本当に携帯をよく使うのでつくるようになりました」

オーディションを受けてハンドメイドプロジェクトに参加
現在は、タレントの千秋さんが主宰するハンドメイドプロジェクト「ハローサーカス」の作家メンバーとしても活躍しています。
「もともと『ハローサーカス』の世界観や作家さんが好きでファンだったのですが、一昨年思い切って子連れでオーディションを受けに行ったら合格して。現在は全国ツアー中のハローサーカスに作品を出しています。また、地元のハンドメイドイベントには出店者として参加して、たくさん刺激をもらっています」

素材や色合わせ 他にないオリジナルの作品づくりを続けたい
「とにかくオリジナルの色合わせを考えるのが好き」というKAO★RICさん。今後も他にない色使いやアイデアの作品をつくり続けていきたいと語ります。
「例えば、出産祝いなどにリクエストいただくことが多いアフリカンフラワーモチーフのブランケットは、モチーフ50枚すべて違う色で編んでいて、抗菌防臭糸を使うなど材料からすべてこだわり抜いています。時間はかかりますが、待って下さる方に満足いただける作品をこれからも届けていきたいと思っています。たくさん集めてきた材料の中から一つ一つの色柄を変えるのは、選ぶときもつくっている時間もワクワクします。いずれ娘も一緒に編み物できるようになったら親子で楽しみたいですね」

【作品information】
<minne>
http://minne.com/kaoric/profile

<Instagram>
@_kaoric_
https://www.instagram.com/_kaoric_

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取材・文/富田夏子

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