スタイリッシュで機能性の高い製品に定評のあるパタゴニアの「SPRING 2023 PRESS PREVIEW」にお邪魔させていただきました。中でも私が気になったのは、オーガニックコットンに対する取り組みと、見た瞬間に「欲しい!」と叫んでしまった、バギーショーツにインスピレーションを受けてつくったという、コットン製のファンホッガーズ・ショーツ。この春夏にチェック必至のアイテムです!
オーガニックコットンを広める取り組み
いつまでも触っていたくなる肌触り
パタゴニアが誕生して、ちょうど50周年を迎える今シーズン。その記念として、定番人気を誇るバギーズショーツをコットンでつくった「ファンホッガーズ・ショーツ」が登場したんです。
天然素材を使ったアイテムは、ソフトで肌触りがいい上に丈夫。アウトドアでも街着としても大活躍間違いなし。
アイボリーがかったナチュラルな風合いの無染色は、天然素材ならではの色合い!
素材違いのショーツをつくることで農家を応援
このショーツは、コットン・イン・コンバージョン100%。従来の化学物質を使用する農法から、オーガニックや再生農法への移行を目指す農家の支援をしているのだそう。
オーガニックコットンを使った製品をつくることは、地球の環境を守る取り組みにもつながります。リサイクルプラスチック製のバギーズショーツを、オーガニックコットンバージョンでつくることは、オーガニックコットンの世界的需要を増やすことにもなります。
パタゴニアが今取り組んでいる重要な活動の一つであり、このオーガニックコットンは、春夏の代表的な素材。展示会でもたくさんのコーディネートに目を奪われました。
「リジェネラティブ・オーガニック農法」でコットンを栽培している農家を支援する取り組み。特定の農法で育てられたコットンのみを使用したアイテムです。
約30年前からすべてのコットン製品に使用するものは、オーガニックコットンのみを使用するようになったのだそう。
地球のことを考えた取り組みが背景にある、ファンホッガーショーツ。またこだわりの素材だけでなく、逸脱したデザイン性の高さもさすがパタゴニア。
ショーツの裾付近に入ったさりげないロゴも、ナチュラルでかわいいですよね。このショーツをアノラックスタイルのトップスと揃えた、セットアップ風の着こなしが断然気分!しかも、ショーツに合わせたこの「ファンホッガーズ・ アノラック」はユニセックスサイズなので、夫婦や家族で共有しても素敵です。
この「ファンホッガーズ」シリーズには、コットンそのもののカラーを活かした無染色に加え、今季を代表するデザインの「ヘリテージデザイン」のバリエーションもあります。
ポップでどこか懐かしさも感じるデザインは、久々に、明るいカラーや柄物を着たい気持ちにさせてくれました。
一見着こなしが難解そうに見えるヘリテージデザインですが、トップスのデザインに使われている一色を拾えば、無地のショーツとのコーデも違和感なくまとまりますよね。
アノラックやショーツだけでなく、Tシャツやワンピース、クロップド丈のショーツにもオーガニックコットン製の商品が登場!
ナチュラルな無染色から、心躍るようなデザインまで揃っているので、どれを選ぼうか、どんな組み合わせで着こなそうかと考えるだけで、春が待ち遠しい気持ちに。
※2023年2月21日追記 Funhoggers AnorakのUDNL(Undyed Natural )
ワンパターンに陥りがちなアウトドアファッションを、新鮮な気持ちで楽しめるアイテムです。私は無染色のセットアップスタイルを購入予定。ぜひこの春はお気に入りを取り入れてみてくださいね。
取材・文/西村絵津子
【お問い合わせ先】
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス https://www.patagonia.jp/