洗濯は、洗濯機にお任せ感の強い家事ですが、実は洗濯機に衣類を入れる前のひと手間や洗剤の使い方によって仕上がりがぐっと変わる、テコ入れしがいのある分野。テクニック次第で、飽きらめていた黄ばみもシミも落ちて服が蘇るので、試してみると手応えも達成感も感じられます。
今回は、まずは洗う前に知っておくとこれまでの洗濯トラブルから解消される、洗濯の基本をご紹介します。暑くなり洗濯回数の増えてきた今こそ、正しい知識をインプット!
まずは基本を見直し!「ニオイ」「黄ばみ」「肌荒れ」も実は“すすげていない”が原因でした
洗濯したのに「汚れが落ちていない?」「これを着ると肌が荒れる」などのトラブルを洗剤や洗濯機のせいにしていませんか?
実は洗濯で一番大切なのでは衣類・洗剤の適量を守って洗うこと。まずはこれまでのマイルールを見直してみましょう。
洗濯の基本①
洗濯機に入れる衣類は、容量の半分以下におさめましょう
「何回も洗濯機を回す時間も余裕もない!できることなら一回で終わらせたい」忙しい私たちはこう望みますが、これって実は洗濯物には優しくないアプローチ。洗濯槽がぎゅうぎゅうの状態では、きちんと洗えていないことがあるんです。理想は衣類の量を洗濯機の容量の半分までに抑えて、しっかり水流をつくること。付着した汚れが落ちやすくなります。
洗濯の基本②
洗剤は適量を守りましょう
技術の進歩で洗濯洗剤は高性能なものがたくさん登場!CMでその素敵な効能が流れ、「これさえあれば♡」と洗剤への信頼感は高まりますが、それはあくまでも「正しい量を使えば」のお話。よかれとたくさん入れるのは逆効果です。きちんとすすげていない洗剤が肌荒れの原因にもつながるので、適量をしっかり守って使いましょう。
洗濯の基本③
衣類・洗剤は入れる量を守れば衣類も長持ちします
どんな汚れも洗濯機に対して「衣類の量」「洗剤の量」を正しく守れば、きちんと汚れが落ちて衣類にも優しい仕上がりに。これまでなんとなくやっていた洗濯のマイルールを今一度見直すだけで、仕上がりが見違えます。特にすすぎは足りていないことが多いので十分に。
“適量”は意外と守れていないもの。まずはマイルールを見直してみるだけでも、おうちの衣類がもっときれいに仕上がりますよ。
Mart8月号では「洗う・干す・たたむ」までの洗濯テクニックを特集でご紹介しています。
梅雨時期だって気持ちいいお洗濯は実現できます。ぜひご覧ください。
取材・文/新里陽子 イラスト/yoko hoshi 編集/松田睦美