新型コロナ感染の第3波が来ているようだとの報道もあり、今年の冬は例年以上に、加湿や空気清浄に気を配ることになりそうですね。ビックカメラのすご腕販売員さんを直撃する第二弾は、加湿空気清浄機編。ダイキン、パナソニック、シャープの3大ブランドを徹底比較しました。
ビックカメラ有楽町店にGO!
お邪魔したのは、ビックカメラ有楽町店。池袋本店、新宿西口店と並ぶ、都内のビックカメラ三大店舗の一つです。
地下1階の家電フロア、加湿空気清浄機売り場にやってきました。「除菌・ウイルス対策」の文字が目立っています。
エアコンと加湿空気清浄機は、新規と買い替え両方の需要が増えています
教えてくれたのは、家電売り場歴3年の人気販売員、内田悠斗さん。
「今年の冬はウイルスや乾燥に対して皆さん敏感で、エアコンと共に加湿空気清浄機を新規、または買い替えで求める方が増えました。加湿空気清浄機が出始めた頃と比べ、よりコンパクトになっていてデザインも変化しています。花粉、排ガス、PM2.5の対策は当たり前で、より空気が循環しやすい工夫や、独自の脱臭・防カビ機能なども搭載。また、スマホやエアコンと連動できるモデルも増え、使いやすくなっています」(内田さん)
では、早速厳選した3商品を紹介していきます!
※接客中はすべてのスタッフがマスクを着用しています。
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【1】空調専門メーカーの技術力を詰め込んだ DAIKIN ストリーマ空気清浄機
「うるるとさらら」でおなじみのダイキン商品。「空調専門メーカーなので、やはり空気を吸引し、きれいにする能力はかなり高い」という内田さんに、詳しく教えてもらいました。
「『ストリーマ』という独所の技術で匂いや有害物質を電気分解。さらにツインストリーマになり、汚れを分解するスピード、脱臭する能力、本体内の除菌スピードが従来の2倍に。花粉に強いのも特徴です。カビやニオイがつきにくい構造になっていて、ペットを飼っているご家庭に人気があります。加湿しながらも空気清浄機能が下がらず、31畳まで対応しています。さらにスマートフォンとつなげれば、部屋の空気の汚れ具合などもわかるようになっています」(内田さん)
DAIKIN 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70WBK-W ¥64,540(税込み)
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【たっぷり保湿&プラズマイオンを放出】加湿フィルターもストリーマで除菌しているので、たっぷり清潔に加湿できます。
【シンプルなデザイン】ボタンは上部にあり、本体はすっきりシンプルなデザインに。
【湿度が一目でわかる&汚れと匂いをパワフル吸収】湿度が何%か一目でわかる上に、ホコリ、PM2.5、ニオイ、に反応してお知らせしてくれます。
【2】水に包まれた高濃度イオン「ナノイーX」でお肌がうるおう Panasonic ナノイーX搭載加湿空気清浄機
11月2日に出たばかりというパナソニックの新商品は、デザインを一新。ドライヤーなど美容家電でもおなじみのイオンテクノロジー「ナノイーX」を搭載。
「花粉やハウスダストの除去はもちろん、汚れやニオイを制御しながら、お部屋が潤うということで女性に人気があります。他社製品との一番の違いは、真ん中にも溝があって空気を吸引してくれるところ。床上30cmという赤ちゃんやペットの生活ゾーンも、しっかり吸引してくれます。ローラーがついていて、加湿空気清浄機本体が動かしやすいところもポイント。スマホに専用アプリを入れれば遠隔操作が可能に。部屋の汚れが目に見え、悩みに合わせて自動運転のレベルを設定できます。また、パナソニックのエアコンと連動することも可能。白、黒のほかにスタイリッシュな木目デザインもあり、注目を集めています」(内田さん)
Panasonic ナノイーX搭載加湿空気清浄機 F-VXT90-TM¥73,700(税込み)
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【吸引力がパワフルに】床上30cmの位置にも空気を吸引するすき間があり、粒子が重い花粉やハウスダストもしっかり吸ってくれます。
【5つのセンサーで汚れや人の動きを検知】高感度ハウスダストセンサー、ひとセンサー、においセンサー、湿度センサー、照度センサーで汚れや人の動きを感知して運転してくれます。
【ルーバーでお部屋全体に空気を送ってくれる】ルーバーは2枚で溝が多く、きれいな空気をより遠くまで広げてくれます。
【3】匂いや菌に“全集中” 狙って浄化 SHARP プラズマクラスター25000搭載ハイグレードモデル
丸みを帯びたデザインで子育て中のママに人気なのが、プラズマクラスター搭載のシャープ製品。こちらも11月10日発売の新商品です。
「シャープ独自のプラズマクラスターイオンの濃度が25000と濃くなり、浮遊しているウイルスや、衣類などに付着したウイルスの作用を抑制してくれるので、衣類やカーテン、ソファなども脱臭・除菌。加湿量は業界トップクラスで、タンクに取っ手が付いているのもシャープだけ。クラウドに接続するとAIが加湿をサポート。部屋に人がいないときの加湿を調整し、吸水の手間を減らしてくれます。他の製品に比べると本体がやや重いですが、ローラー付きなので移動はスムーズ。また、空気の吹き出し口が前の方を向いているため、赤ちゃんから大人まで、呼吸する高さにプラズマクラスターを輩出してくれます」(内田さん
SHARP プラズマクラスター25000搭載ハイグレードモデル KI-NX75/NS70 ¥71,280
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【遠くまで狙って消臭・除菌】前方向への空気の流れが強力。2m先まで高濃度プラズマクラスターを放出し、ニオイや菌を抑えてくれます。
【タンクに取っ手つき】細かいことですが、タンクに取っ手が付いているのはシャープだけ。さらに大容量。乾燥していると、1日に何度も注水することになるので、これは便利。
【湿度がわかりやすい!】前面中央に大きく数字が出るので、湿度がわかりやすいところが魅力。
まとめ:編集部が独断で比較!
3社とも空気清浄、除菌、加湿の能力はもちろん、フィルターの性能やお手入れのラクさ、どれもしのぎを削って開発されてきたのがわかるほど高性能で甲乙つけがたい!のが正直なところ。取材したイメージで強いて言うのであれば、空気清浄を最重要視するならダイキン、加湿も重視するならシャープ、空気清浄と加湿両面気にしつつ、デザインにもこだわるならパナソニックというところでしょうか。ただ今回ご紹介したダイキン商品は昨年のモデル。今年の新商品は12月に発売されるということなので、そちらを比較するとさらに迷いそうです。
【お問い合わせ先】
ビックカメラ https://www.biccamera.com/bc/main/
※表示価格は取材当時のものです。
撮影・取材・文/富田夏子