今こそ知りたい、我が家の”栄養”大丈夫?

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きちんと足りてる?子どもが野菜を食べてくれない……

休みの日など、家族の分まで3食つくるとなると心配なのが「栄養バランス」。美味しくラクに、そして栄養をきちんととるコツを管理栄養士の松下さんに聞きました。

管理栄養士 松下麻紗子さん

教えてくれたのは…
管理栄養士 松下麻紗子さん
食にまつわる資格を複数持ち、普段は健診センターで特定保健指導に携わる。一品で多くの食材がとれるレシピが得意で、好きな野菜はトマト。

簡単にバランスのいい食事にする方法は?

管理栄養士 松下麻紗子さん

主食・主菜・副菜を意識すれば理想に近づける

米を主食に、肉・魚といったたんぱく質の主菜、野菜の煮ものなどの副菜を意識することでバランスがよくなります。特に不足しがちな野菜は、汁ものやサラダなど一品でたくさんの品目がとれるメニューがおすすめです。

子どもにたくさん野菜を食べさせるには?

管理栄養士 松下麻紗子さん

温めると甘みアップ!楽しく食べる工夫を

温野菜や野菜スープにすると、甘みが増して食べやすくなります。食べたらほめてあげて、成功体験を積み重ねることも大切です。一緒にカラフルなサラダをつくったり、好きなドレッシングを見つけたりするのもおすすめです。

美味しくて健康的なドレッシング選びのポイントは?

管理栄養士 松下麻紗子さん

ノンオイルならヘルシー!糖質もごくわずかなので気にする必要はありません

「ノンオイルのドレッシングはカロリーが低いけれど糖質が心配」という人がいますが、ノンオイルドレッシングに含まれる糖質はごくわずかで、実際に使う量も少しなので気にしなくて大丈夫。ハンバーグや餃子など、肉料理に合わせるのもおすすめです。

献立づくりの3つのポイント

スープやサラダで品目増!ちょっとの意識で変わります

献立

毎日メニューを考えるだけでも大変ですが、気になるのが栄養バランスです。特に子どもは、こってりしたものや甘いものが好きで、普通にごはんを食べさせるだけでも至難の業。「栄養バランス」と言うと考えるのが難しそうですが、旬の食材や新鮮なものを積極的にとり入れたり、彩を豊かにしようと心がけたりするだけでも、自然と栄養バランスはよくなります。不足しがちだけれど色のよい野菜類は、スープやサラダを子どもと一緒に楽しくつくる、といった工夫をするのもおすすめです。

また、サラダを食べやすくする調味料としては、ノンオイルドレッシングなどもおすすめです。糖質が気になるという人もいるかもしれませんが、ノンオイルドレッシングの糖質はごくわずか(ご飯ひとかけら程度)なので気にする必要はありません。塩分も、野菜にはナトリウムの排出を促すカリウムが含まれているものが多いので、ポテトチップスや菓子パンを食べるよりも、ドレッシングで美味しく野菜を食べられるほうがずっと健康的です。

子どもの時期にいろいろな味や食材を経験させるのも大切。楽しい食卓にしましょう!

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