料理の味付けや、サラダのドレッシングなどにも使える便利な調味料・ポン酢。秋田県では柿酢が入った酸味控えめのご当地ポン酢「シバポン」を使っている家庭も多いそう。秋田県在住のMart TRIBE齋藤さんにおすすめポイントと食べ方を教えてもらいました。
出汁の旨味がたっぷり! 酸味控えめの柿酢入りポン酢
「シバポン」は、秋田県横手市で焼肉のタレを製造しているメーカーが手がけた柿酢入りの新感覚のポン酢です。横手市は柿の産地としても有名で、秋に収穫した渋柿で柿酢をつくり、その柿酢と出汁をあわせて「シバポン」を製造しています。出汁には日高産の昆布と土佐の宗田かつおをたっぷりと使用。素材のうま味がきいているので、酸味は控えめなのが特徴です。
「地元ではスーパーや道の駅で販売していて気軽に購入できるので、定番の調味料としてストックしています。酸味よりも出汁の甘みが強めなので子どもでも食べやすい味。お豆腐に合わせるだけでも十分に美味しさを堪能できますよ」
アレンジ【1】冷しゃぶサラダ
レタス、きゅうり、トマトのサラダの上にさっと茹でた薄切りの豚バラ肉をのせ、その上からたっぷりとシバポンをまわしかけます。だしじょうゆのような感覚で使えるので、食材の美味しさもしっかりと引き立ててくれます。
アレンジ【2】和風カルパッチョ
シバポンは魚料理とも相性抜群。 焼き魚以外にもお刺身にもよく合います。タイやサーモンを薄くスライスし、お皿に並べて仕上げにシバポンをかけるだけで和風カルパッチョの完成(画像ではタイのお刺身を使用しています)。お好みでピンクペッパーやベビーリーフを添えると、彩りよく仕上がります。
齋藤さんの2大おすすめアレンジも必見!
切り昆布をお皿に盛り付け、少量のしょうがをのせた上にシバポンをかけてさっぱり系の副菜に。
「暑い季節でも食べやすい1品です。お酒のおつまみにもおすすめですよ」
白菜やきのこ、野菜、豚肉をたっぷりいれた鍋料理にシバポンをつけて食べるのが定番なのだそう。
「大人はシバポンに柚子胡椒をプラスして食べています。さわやかな辛さと出汁の風味が相性抜群なんです。鍋料理だとたっぷりシバポンを使うので720ml入りの大きめサイズも愛用しています」
今回紹介したレシピ以外にも、目玉焼きやフライ料理、野菜のおひたしなどいろいろな料理に合わせられるシバポン。これからの季節は冷やし中華やそうめんのつけだれとして活用するのもおすすめですよ。公式サイトからお取り寄せも可能なのでぜひ試してみてくださいね。
シバポン 180ml オープン価格 ※720mlサイズも販売中
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シバタ食品加工
http://www.tareya.com
撮影/山下忠之 取材・文/丹下紋香