これさえあればお家でも本格的な中華料理の味がつくれると、メーカーおひざ元の関西のみならず、全国的に定番となっている万能中華調味料の「味覇(ウェイパァー)」。
味覇といえば赤い缶がトレードマークですが、今年の9月に突如青い缶が登場しました。
その名も「海鮮味覇」。新鮮なエビのエキスをベースにアサリ、昆布、オイスターなどをたっぷりあわせた魚介の旨味たっぷりの万能調味料なのです。
たまたま見かけた編集長がアップしたMartのインスタグラムでも大反響!そこで、フードスタイリストでもあるMartistの土肥愛子さんとともに「海鮮味覇」を試してみました。
赤缶と比較してみると、色や香りはどう違う?
蓋を開けると、まったく異なる色!赤缶は乳白色、青缶は赤茶色のような感じ。香りはといえば赤缶は鶏がらと豚骨系、青缶はエビの香り、特に青缶のほうが香りが強い感じでした。
まずは中華の基本メニューをつくってみました!
最初につくってみたのはシンプルなわかめスープ。お湯に溶かして加熱していると何やらツブツブが浮かんできましたが、これがエビパウダーかな?
とにかく旨味たっぷり、複雑な調味料を使ったかのような味のスープがあっという間に完成しちゃいました。
◎わかめスープ
《材料》(2人分)
乾燥カットわかめ……5g
水……360㏄
海鮮味覇……8g
刻みねぎ……適量
《つくり方》
1.鍋に水とカットわかめを入れて火にかけ、沸騰したら海鮮味覇を加えて溶かし、火を止める。
2.器に盛り付けたら刻みねぎをのせる。
次は中華料理の王道、チャーハンです。今回はあえて魚介は使わずにロースハムとねぎだけでつくってみました。
すると、驚きのエビチャーハンが完成しました!具材に使わなくても魚介の風味が口の中に広がり、高級感をも感じさせるメニューになりました。
◎チャーハン
《材料》(2人分)
ロースハム……4枚
刻みねぎ……20g
にんにく……1片
卵……2個
ご飯……400g
ごま油……大さじ4
海鮮味覇……10g
醬油……小さじ1
塩こしょう……適量
《つくり方》
1.ハムは1㎝角の色紙切りにし、にんにくはみじん切りにしておく。
2.フライパンにごま油を熱したら、にんにくと刻みねぎをじっくり炒めて香りを出し、さらにハムと回旋海鮮味覇を加えて炒める。
3.強火にして溶きほぐした卵を加えて炒め合わせたらごはんも加えてサッと炒め、醬油を鍋肌から回し入れる。塩こしょうで味をととのえて火を止めたら、器に盛る。
赤缶と青缶、どんな使い分けがおすすめ?
「赤缶はお肉をメインにした料理に、青缶は魚介系の料理や海鮮の旨味を活かせるシンプルな料理という使い分けがいいと思います。これを足すだけで本格的な味わいになるという、手軽に使えて美味しい点が味覇のいちばんの良さだと思います。熱を加えれば溶け、スプーンですくって好きな量だけ使えるのも使い勝手のよさですよね」(土肥さん)
魚介類などの食材がなくても海鮮味のメニューが簡単につくれて、お料理のレパートリーもどんどん増えていきそうな万能調味料。ブレイクの予感がプンプンと漂っています…。
次回は中華だけでなく和洋にも使えるか、実験します!
撮影/相澤琢磨(光文社写真室) 取材・文/西岡直美