9月1日「防災の日」も近づいてきたので、災害時におすすめな「お湯ポチャレシピ®︎」をご紹介します! 炊きたてご飯と汁もの、おかずが同時に完成。鍋も汚れず、残り湯は 次の調理などにも使えて水の節約になり、キャンプでも使えますよ。
管理栄養士として大手企業の社員食堂や、病院、保育園に長年勤務。レシピ開発、商品開発に携わるほか、防災食アドバイザーとして雑誌やテレビ、 書籍など、多方面で活躍中。
「災害が起きたときは、体に必要な栄養とともに、心の栄養も大切です。日常と同じ、温かくて美味しい食事は、深刻な状況下でも心の安定につながります。ポリ袋を使ってご飯、おかず、汁ものを一つの鍋で同時につくれる「®お湯ポチャレシピ」なら、食べ慣れた食事を手軽につくれて、災害時にも生きる気力の糧になってくれます」
「®お湯ポチャレシピ」には、必ず「高密度ポリ袋」を使って
普通のポリ袋は熱に弱く穴が開くことも。必ず高密度ポリエチレン製を使用しましょう。
アイラップ 60枚入〈W21(マチ4 )× D35cm〉オープン価格 (岩谷マテリアル)
ホントに「ポリ袋で??」と疑いたくなる献立が完成
汁ものはだしを変えれば洋風にも。 いろいろな乾物を使って自分好みの汁ものを楽しんで。
《ごはん》
【材料(1合分)】
米(無洗米)…… 1合
水……1カップ(200mℓ)
《高野豆腐の麻婆豆腐》
【材料(3人分)】
一口高野豆腐……小18個
水……1カップ(200mℓ)
レトルト麻婆豆腐の素……1 袋( 3人分用)
今回使ったレトルトは
「Cook Do®」四川 式麻婆豆腐用 オープン価格(味の素)
《切り干し大根の味噌汁》
【材料(1人分)】
切り干し大根……5g
すり白ごま……大さじ1
水……1カップ(200ml)
顆粒だし……小さじ1/3
味噌……小さじ2
【つくり方】
すべての材料をポリ袋に入れます。
鍋底に皿を敷き鍋の約 1 / 3 量の水を入れます。 ポリ袋を皿の上に置いてから火をかけます。
ポリ袋が鍋からはみ出すと燃えてしまうので、 袋の口をきちんと中に収めて蓋をしましょう。
沸騰したら中火にして2 0 分間加熱。火を止 めたら蓋をしたまま10分間蒸らします。
ポリ袋は、空気を抜きながらねじり上げて袋の上部で結びます。そうすると完成時に結び目を切ればお皿にかけて食べられます。
Mart 2020年 9月号「ゆる備蓄で美味しいローリングストック」より
撮影/落合隆仁 監修/今泉マユ子 取材・文/加藤文惠