毎号、町の中華やさんや定食屋さんの味を自宅でどうつくる?をテーマに、人気料理研究家・きじまりゅうたさんに美味しいレシピを考案していただいている連載「パパのごはんはまるでお店みたい」。今回は、ふわっと鼻に抜ける香りとぴりっとしびれる感じがたまらない「麻婆豆腐」をご紹介します。
▼パパレシピ 【2】中華編「エビチリ」レシピはこちら
きじまりゅうたのパパごはん「お店みたいなエビチリ」のレシピ
ホアジャオを使うと町中華感が出る!
プルプルの豆腐と、鼻に抜けるホアジャオの香りで、ぐんとお店感が出ます。家で中華と聞くと一見難しそうですが、ポイントをおさえればとっても簡単に本格的な味が再現できちゃいますよ。
【材料】(2人分)
豚ひき肉…150g 木綿豆腐…1丁 細ねぎ…
2本 ごま油…適量
A:豆板醤…小さじ1/2~小さじ1と½ おろしにんにく…小さじ1
B:水…1カップ しょうゆ…大さじ1/2 オイスターソース…大さじ1/2 鶏がらスープの素…大さじ1/2
C:片栗粉…小さじ2 水…大さじ1と½
D:ラー油…適量 花椒(ホアジャオ)…適量 白こしょう…少々
1.5~2㎝角に切った豆腐を茹でる
細ねぎは小口切り、豆腐は1.5~2㎝角に切る。鍋に豆腐とかぶるくらいの水を入れ、弱火で2分ほど茹で、火を止める。Bは混ぜておく。
適度な油が出るまで炒める
フライパンにごま油大さじ1を入れて中火にかけ、豚ひき肉を入れてパラパラになるまで炒める。透明な脂が出てきたらAを入れ、馴染んだらBを注ぐ。脂に香りをうつし、スープで広げるイメージで。
豆腐をザルに上げてフライパンに加える
豆腐をザルに上げてからフライパンに加え、沸騰したら、そのまま2分ほど煮て、味をしみ込ませる。
※インスタライブの見どころ①※
どうして茹でた豆腐を加えるとぷるぷるになるのか、解説します!
とろみをつける
一度火を止めて沸騰が落ち着いたら、Cを混ぜて加え、再度火をつけて、とろみをつけてから、さらに2分ほど煮る。
※インスタライブの見どころ②※
とろみのつけ方にコツがあります。ここもしっかり解説していただきましょう。
仕上げにごま油とホアジャオを振る
仕上げにごま油小さじ1を足してDを振り、器に盛って細ねぎをのせて完成です!
ホアジャオとは
四川料理に欠かせない香辛料のひとつ。舌がビリビリとしびれる感じが特徴です。お好み
で量は調整して。スーパーでも買えますよ!
きじまりゅうたさん
祖母に村上昭子さん、母に杵島直美さんを持つ、名料理研究家の三代目。少ない材料&簡単な手順で男子がつくりたくなる味の考案には、定評あり!
20日(月)22時より
麻婆豆腐インスタライブやります!
指導&愛あるツッコミご担当は、きじまりゅうたさん。担当編集が、自宅キッチンでレシピを再現します。料理のポイントはもちろん、ゆるいトークをしながらになりますので、気楽に楽しく御覧いただければ幸いです。
2018年7月号「パパのごはんはまるでお店みたい」より
撮影/北川鉄雄 調理・レシピ/きじまりゅうた フードコーディネート/鮓本美保子 構成/Mart編集部