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子どもが夕食をつくれるようになる!食育のプロが教える「親子料理講座」〈3:味噌汁編〉

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つながるキッチン代表・台所料理伝承家の中原麻衣子さんによる、親子料理教室第3回目。

今回は、お馴染みの「お味噌汁」です。和食のテーブルでは、ご飯とセットでいただく日本の伝統食です。また、発酵食品である味噌は、体の免疫力をアップすると注目されています。ぜひつくってみてくださいね。

お味噌汁をつくるのに必要なものはこちら

用意するものは①お味噌 ②かつおぶし ③お味噌汁の具 ナス ④同 オクラ ⑤同 豆腐 ⑥小鍋 ➆お玉 ⑧菜箸

写真にはないですが⑨ボウル⑩ザル⑪まな板も用意しましょう。

出汁をとろう! 実は簡単なんです

お味噌汁のベースとなるのが「出汁(だし)」。「出汁がきいている」「おいしい出汁でつくった」など、きっと聞いたことがあるのではないかな? 和食の基本となる出汁をとってみましょう。

「出汁をとる」なんて聞くと難しい? と思うかもしれませんが、実はとっても簡単なんですよ。昆布出汁、煮干し出汁といろいろありますが、今回はかつおぶしの出汁をとってみましょう。

鍋の中に700ccの水を入れて沸騰させます。火を使うので、最初は必ず大人と一緒にやりましょうね。
ぶくぶくと泡がたってきたら沸騰した証拠。かつおぶしをさっと入れましょう。熱くないの?と思うよね。沸騰したお湯の近くは確かに熱いです。でも落ち着いて、さっと入れれば大丈夫。

火を止めたら1分間そのままに。そして、ボウルの上に清潔な布巾や厚めのキッチンペーパーを敷き、鍋の中のお湯を流し入れます。かつおぶしは残り、ボウルにはうっすら色のついた「出汁」ができています。ほら、簡単でしょう? これでもう出汁がとれました。
レッスンでも、ザルの中の出汁をとった後のかつおぶしをぎゅっと絞りたいというお子さんがあるのですが、ここは我慢を。しぼってしまうと、苦み・えぐみがでてきてしまうんです。甘味、うま味のあるおいしい出汁で、お味噌汁をつくりましょう。

野菜を切ろう 包丁使いに挑戦!

続いて、野菜類を切っていきましょう。基本的にお味噌汁はどんなお野菜でもOK。でもおススメは、その季節の旬の野菜でつくったお味噌汁。その時が一番おいしい状態の野菜たちを、簡単にたくさんいただけるのもお味噌汁の良さなんですよ。今回は、夏の野菜のナス、オクラと、豆腐にしました。

野菜を洗ったらまな板の上にのせ、ガクの部分を切り落としたら縦半分、その後食べやすく細長く切ってみました。包丁はしっかり握って、もう片方の手は指を内側に入れて「ねこの手」にして切りたい野菜を押えます。包丁は斜めに、自分のほうに引くようにようにすると、スムーズです。のこぎりのようにギコギコと前後させると切れないし危ないので、一方向が大切です。

豆腐は手の上で切ります!ドキドキ?いえいえ、大丈夫!

続いて豆腐を切りましょう。よく洗った手の平に、パックから豆腐を出してその上で包丁で切ります。
ここまで伝えると、教室ではいつも「えー!怖い」「手が切れちゃうよー」と大盛り上がり。大丈夫! やってはいけないことを守れば絶対に手は切れないよ。それは、包丁は引いたりせず、まっすぐ下におろすこと。野菜を切る時に伝えた「包丁は引くと切れる」を、手の上では絶対にやらないこと。引いたら手も切れちゃうよね。
豆腐みたいにやわらかいものは、上から下にゆっくり降ろすだけで切れます。縦方向に2回、横方向に2回包丁を使って、9等分しましょう。もっと小さなお子さんならば、食事の時に使うナイフでも切れますよ。手にあたる包丁の感覚も覚えると、切ることが怖くなくなると思います。

仕上げにお味噌をいれましょう

つくっておいた出汁を鍋に入れて、もう一度沸騰させます。切った野菜を入れて色濃くなったら食べやすく煮えている証拠。豆腐も入れて、お味噌を入れます。
お味噌は「みそこし」という道具を使うと、さっと溶けるのですがないおうちもあると思うので、お玉で入れる方法を。
お玉に分量の味噌を入れて、鍋の中に少し入れます。出汁がお玉の中に入ったら、味噌が流れ出ないようにしながら、菜箸を動かしてお玉の中で味噌を溶かします。

こうすると、味噌が溶けてなかった!ということがなく、おいしい味噌汁に仕上がりますよ。

出来ました! よそっていただきます

完成です! お椀によそって、出来立てをぜひいただいてくださいね。出汁のうまみと、野菜の美味しさと、ほっとする瞬間かと思います。
ご家族にもぜひ、感想を聞いてみてくださいね。

大人は “怖がりすぎず”サポートしましょう

子どもに味噌汁づくりを教える上でのポイントは以下の4点。

①年齢にもよると思いますが、お子さんが包丁を使うのはやはり怖いと感じられる保護者の方は多いと思います。料理の基本となる包丁使いは、正しく使えばケガはしません。大人が怖くなって「危ない」と言ってしまうと思うのですが、「危なくない」使い方をぜひ教えてあげてくださいね。切れない包丁がケガの元にもなるので、研いであるものをぜひご用意くださいね。第一回目で紹介した、フルーツ用サイズがお子さんの手には馴染むと思います。

②ご飯もなのですが、味噌汁もお椀にたっぷり、なみなみと入れるより、写真のように少し少なめに入れるのが、和食の中ではよしとされているそうです。まずは1杯目を食べきったことをほめてあげて、もっとたくさん食べたいお子さんはぜひ「おかわり」としてよそうのをおススメします。

③お味噌汁の具の種類や切り方、決まりはなく食べやすい大きさがベストだと思います。また、味噌は赤みそ、白みそ、など地域それぞれの美味しい味噌もたくさんありますので、ぜひそのお話もお子さんにしてあげてくださいね。

④粉末出汁や出汁パックなど、便利でおいしいものもたくさんありますが、よかったら一度、家庭でも出汁をとっていただくことをおススメしています。味のもとは何なのか、また、その家庭好みの味もわかってきて、楽しいですよ。

次回は〈4:おかず編〉です

中原麻衣子さん
台所文化伝承家/食育・受験フードアドバイザー
つながるキッチン 代表
https://tsunagaru.kitchen/
「身体は食べたもので作られる」を信条に、2012年に食育・料理研究家として事業をスタート。今まで2,000人以上の子供たちやその家族と食を通じて向き合っている。

※内容は小学校低学年以上のお子さんをイメージしていますが、もっと小さいお子さんは大人がさらに補助を、大きなお子さんなら、見守りつつ出来ることはどしどしやってもらいましょう。

取材・文/新里陽子

【こちらの記事もおすすめ】
子どもが夕食をつくれるようになる!食育のプロが教える「親子料理講座」〈2:炊飯編〉

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