栄養も見た目もよくて、ラクにつくれるレシピはないですか?と、料理家の田内しょうこさんに相談したところ「スープごはん」を提案してくださいました。突然の春休みごはん対策にぜひお役立てください!
アレンジ自在「煮豚」をストック
しょうゆ、はちみつ、味噌で味付けしてあるので、チャーシューのような感覚で使えます。うま味とコクのある味わいでおいしいですよ(田内さん)。
【材料】
豚肩ロースかたまり肉…400ℊ×2本
砂糖…大さじ3
はちみつ…大さじ1
味噌…大さじ2
しょうゆ…大さじ1
酒…50㎖
水…50㎖
しょうが薄切り…3枚
長ねぎの青い部分…1本分
【作り方】
①豚肩ロースかたまり肉の表面全体に砂糖をすりこむことで、豚肉のくさみが消えます。
②1を炊飯器に入れ、残りの材料を加え、炊飯スイッチ(白米普通炊き)を押す。完成した煮豚は汁ごと保存容器に入れ、冷蔵庫で保存。
【アレンジ①焼きおにぎりのスープごはん→豚キムチ丼】
【材料】(★の1/2量を翌日分に残す)
煮豚………………適量
もずく ……………50ℊ
ゴーヤ(またはオクラ)……………………1/2本
しめじ ……………1パック★
梅干し ……………1個
昆布だし…………400㎖
しょうゆ…………小さじ1
みつば ……………1/2束
冷凍焼きおにぎり
【作り方】
①煮豚、しめじは1㎝大に、ゴーヤは薄切りにする。
②鍋に昆布だしとしょうゆ、煮豚を入れ、煮立ててアクをとり、梅干しと1の野菜を入れて2~3分煮る。
③温めた焼きおにぎりを器に入れ、2を注ぐ。
翌日の昼ごはん用にキープ
【翌日の昼ごはんアレンジ 豚キムチ丼】
食べやすい大きさに切った煮豚、しめじ、キムチを炒め、溶けるチーズを加え、ごはんにのせる。チーズでキムチの辛さをマイルドに。
【アレンジ②ビビン麺風スープごはん→豆腐丼】
【材料】(★の1/2量を翌日分に残す)
煮豚……………… 適量
もやし …………… 1袋
きゅうり………… 1本★
キムチ …………… 適量
すいか …………… 適量
そうめん………… 適量
白ごま …………… 適量
水………………… 300㎖
鶏がらスープのもと…………………… 小さじ1/2
タレ
コチュジャン … 大さじ2
酢……………… 大さじ2
しょうゆ……… 大さじ1
砂糖 …………… 大さじ1
煮汁 …………… 大さじ1
ごま油………… 小さじ1
【作り方】
①もやしは茹で、きゅうりとすいかは薄切りにする。
②タレの材料を混ぜ、水に鶏がらスープのもとを混ぜる(溶けにくい場合はレンジで1分ほど温める。熱くしすぎないこと)。
③茹でた麺をタレで和え、器に盛る。もやし、煮豚、キムチ、きゅうり、すいか、白ごまを飾り、スープを注ぐ。
翌日の昼ごはん用にキープ
きゅうりは多めに切る習慣をつけておくと役立ちます。塩もみにすると、より使いやすい。
【翌日の昼ごはん 豆腐丼】
ごはんの上に、塩昆布を混ぜた絹ごし豆腐(1/2丁の水を軽く切り、ボウルに入れて潰す)、煮豚、枝豆(きゅうりの塩もみ)をのせる。
【アレンジ③スープマーマレードごはん→台湾風おにぎり&スープ】
【材料】(★の1/2量を翌日分に残す)
煮豚……………… 1本分
マーマレード …… 大さじ3
味噌……………… 大さじ1
レタス …………… 適量★
スープ★
玉ねぎ………… 中1/2個
水……………… 800㎖
顆粒コンソメ … 小さじ1
パセリ………… 少々
バター………… 少々
ごはん
【作り方】
①〈スープづくり〉鍋に薄切り玉ねぎ、水とコンソメを入れて火にかける。玉ねぎがしんなりするまで5分ほど煮る。仕上げに刻みパセリを散らす。
②煮豚を大きめの一口大に切り、電子レンジ(600W)に1分かけて温める。
③フライパンにマーマレードと味噌を入れ、火にかけてよく混ぜ、煮豚を加えてからめる。
④ごはん、レタスと一緒に3を盛る。
⑤好みでスープをかける。そのとき、バターをひとかけらと白こしょうをかけるとさらにおいしい。
翌日の昼ごはん用にキープ
葉物はその都度洗って水を切ると大変なので、一度にまとめて作業しておくとラク。
【翌日の昼ごはんアレンジ 台湾風おにぎり&スープ】
ラップにごはんを広げ、煮豚、漬け卵、漬物などをぎっしり詰めて細長い俵形に握る。スープは温め直し、ベーコンとレタスを加える。
「煮豚はアレンジがしやすいので、ちょっと物足らないときに足せば栄養も見た目もいい感じになります。ぜひお試しください」
田内しょうこさん
料理家。「時間はないけれどちゃんとしたものを食べさせたい」主婦の気持ちを救ってくれるレシピが人気です。
撮影/北川鉄雄、小沼祐介 取材・文・スタイリング/荻原早紀
Mart2018.9月号簡単「スープごはん」で夏休みの一汁一菜 より