サラダや付け合わせ、おつまみに……。つくっておけばなにかと助かるゆで卵。今回は、冷蔵庫にある調味料でバラエティ豊かな「変わりダネ味たま」に。卵を使った定番レシピも新しい味に生まれ変わりますよ♪
教えてくれたのは…
料理研究家/ラク家事アドバイザー 島本美由紀先生
家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」の視点で、時短調理のアイデアも多数提案している。
穴開けするだけで失敗なし!冷蔵庫の調味料整理にも
「ゆで卵って、卵の種類や鮮度によって仕上がりが異なるので、とても簡単そうで実は気を使う料理のひとつですよね。殻をむくだけでも、ストレスなくスルッとできたら気持ちいいもの。『穴を開ける』という簡単なひと手間で ゆで卵をつくるのが楽しみになりますよ」(島本さん)
\黄身がしっとり!/
◇美味しいゆで卵のつくり方◇
❶卵の尖っていない方に針で卵をつくる器具などで穴を開けます。目をこらすと見える程度の大きさ。
❸島本先生秘伝のつくり方は、沸騰したお湯に穴を開けた卵を沈め、沸騰したまま7分経ったら引き上げます。
❹水につけ、穴の周囲にヒビを入れたらスルスルとむけます。中身は程よい固さのゆで卵。
◆「味たま」のつくり方◆
❶ポリ袋にゆで卵と調味料を卵全体にいきわたるくらい(卵1個につき大さじ2くらい)を入れます。
❷なるべく空気が入らないように口を閉じて、ゆで卵全体に味が染みわたるようにします。
❸ひと晩漬けて完成。しっかり味をつける場合は、一日冷蔵庫の中で保存してからいただきます。
\変わり味たまを楽しんじゃおう!/
冷蔵庫にあるあの調味料が、実は美味しい味たまになるんです!島本先生オススメはこの3種類。
①ドレッシング
どんなドレッシングでもできますが、濃厚なタイプが味はしっかりつきます。
ごまドレッシングはごまの風味と粒々感が楽しい仕上がりに。
\ドレッシング味たまで/
おつまみ味付きたまご
食べやすい大きさに切りおつまみに。
【つくり方】
ゆで卵をポリ袋に入れ、卵全体にいきわたるくらいの量のドレッシングを入れる(大きな袋だとたくさんの量が必要になるので注意)。このときは大さじ2くらいを入れ、空気を抜いて口を閉じ一日冷蔵庫で保存しカットする。
②焼き肉のたれ
甘辛くしっかり味のつく焼き肉のたれ。お弁当にも美味しい味たまに。
表面がしっかり茶色くなり美味しそう!焼き肉のたれ味で食が進みます。
\焼き肉のたれ味たまで/
たまごサンド
今人気のたまごサンドも簡単!
【つくり方】
マグカップの中に味玉(焼き肉のたれ味)2個を入れてキッチンバサミで粗く切る。マヨネーズ大さじ2と塩・こしょう各少々を入れてよく混ぜ、耳の部分を切った食パンに塗り挟んでサンドに。
マグカップ&キッチンバサミで洗い物を少なく♪ 島本先生のラク家事ワザ。
③焼きそばの粉末ソース
焼きそばの粉末ソース。これが意外にゆで卵となじむんです!
粉末ソースがじわじわと溶け、スパイシーな味たまに仕上がります。
\焼きそばの粉末ソース味たまで/
ポテトサラダ
卵に味がついているので、味つけはマヨネーズと塩・こしょうのみ。
【つくり方】
きゅうり1本は薄切りにして塩をふり、水気を絞る。味たま(焼きそばソース味)はざく切りにする。じゃがいも2個は皮をむきひと口大にゆで粗くつぶす。すべてとマヨネーズをよく混ぜ合わせ、味が足りなければ塩・こしょうで調える。
ゆで卵づくりがラクになれば、いろんな味に挑戦してみたくなりますね!まずは冷蔵庫にあるドレッシングやたれで試して、お気に入りの味を見つけてみては?
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撮影/北川鉄雄 取材・文/新里陽子 構成/Mart編集部
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