9月に入り、少しずつ秋らしさを感じるようになりましたが、まだまだ暑い日が続いています。今週末は、今年最後の冷やし中華を家族で楽しんでみませんか?人気料理家・きじまりゅうたさんのお店みたいな冷やし中華のレシピなら、余熱でしっかり火を通した茹で鶏のうま味がじゅわ~っと広がり、家族に「またつくって!」とリクエストされちゃいますよ。
きじまりゅうたさん
料理家一家の三代目。楽しくわかりやすいトークとオリジナリティある料理に定評あり!雑誌やテレビ、ウェブなどで活躍中。お店のガッツリランチも大好き。
お店みたいな「ごまダレ冷やし中華」のレシピ
「お店みたいなごはん」とは?
定食屋、ラーメン屋、喫茶店など、旦那さんが日頃よく食べている「あの味」を、きじまりゅうたさんが徹底分析!簡単につくれて家族受けがいい味を伝授してくれます。
「お店っぽい!」ポイント
しっとり茹で鶏!
ぷりぷりしたコシのある麺!
【材料(2人分)】
・鶏もも肉…中1枚(250g)
・冷やし中華麺…3玉
・長ねぎ…1/3本
・きゅうり…1本
・トマト…1/2個
・熱湯…適量
・塩…小さじ1/2
・A(白ねりごま…大さじ4、しょうゆ…大さじ2、酢…大さじ2、砂糖…大さじ1と1/2、ごま油…大さじ1)
・B(白いりごま…小さじ2、ラー油…適量)
【つくり方】
【1】事前に鶏肉を仕込んでおく
鍋に熱湯500ml程度を沸かし、長ねぎの青い部分と塩と鶏肉を入れる。必ず事前(前日か当日朝)に茹で鶏をつくって冷蔵庫に入れておくことで、しっとり食感に仕上がります。
【2】冷やしてから切る
冷蔵庫でしっかり冷やすと切りやすくなります。食べごたえがあるように、ぶ厚めにカット。タレづくりは、Aをボウルに入れ、1のスープ(ゆで汁)100mlを少しずつ加えながら混ぜて冷蔵庫で冷やせば完成。
【しっとり茹で鶏のコツ】余熱で中まで火を通し、しっかり冷ます
【1】のあと、再度沸騰したらアクを取ります。
弱火で4分ほどゆでて、フタをして火を止めます。
粗熱が取れたら汁ごと保存容器に移し、冷蔵庫に入れます。「うま味たっぷりの茹で汁はとっておきます」(きじまさん)
【3】中華麺を茹でる
鍋に多めの熱湯を沸かし、中華麺をほぐしながら入れて表記どおり茹でます。「吹きこぼれそうになったら、こまめに火を弱めるなどして調整してみてください」(きじまさん)
野菜の切りかた
きゅうりは上がかたく、下の細いほうがやわらかい食感。両端を落とし、やわらかいほうから包丁の腹を置き、上からたたいて割り、4cmの長さに切ります。
長ねぎの白い部分は、繊維を断ち切るように斜め薄切りにし、水に10分さらします。
【4】冷水でしっかり締める
ザルに上げてから流水をかけてもみ洗いします。「生麺は表面の粉をしっかり落として」。粗熱が取れたらボウルの中に氷を入れて、冷水でしっかり締めます。
「長ねぎは水にさらすことによって辛みが取れ、パリッとした食感になります」。トマトは一口大に切っておきます。
【5】ごまダレは麺にかける
器に麺を盛って、【2】のタレを直接かけ、茹で鶏と長ねぎ、トマトをのせ、好みでBをかけます。「麺に直接かけることで、しっかり味がからみます」(きじまさん)
【コシのある麺のコツ】粗熱が取れたら氷水で締める
「最初から氷水で洗ってもすぐぬるくなるので、流水で粗熱を取ってから氷水で締めて」(きじまさん)
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調理/きじまりゅうた 撮影/北川鉄雄 スタイリング/鮓本美保子 構成/タカノマイ(Mart編集部)
Mart2018年9月号
週末の料理で褒められたいお父さんへ
きじまりゅうたのパパのごはんは「まるでお店みたい」Vol.06「ごまダレ冷やし中華」より