肉や魚を調味料に浸して冷凍する「下味冷凍」。生のままで調理するより味が落ちずに軟らかく仕上がります。ここで紹介するスペアリブのグリルは軟らかくて、うま味も味わいもアップ! ボリュームたっぷりのお肉を存分に味わえます。とっても簡単で美味しい一品、ぜひ試してみて。
スペアリブと野菜のグリル クスクス添え
骨付き肉をステーキ風にして、一人ずつのプレートで。まるでレストランにいるかのような気分になれる、リッチメニューです。下味冷凍で軟らかくなったスペアリブは、火加減の調節も神経質になる必要なし。焼くだけで本格的に仕上がります。添え物にはエリンギといんげん、さらにクスクスをチョイスして特別感を。
【材料】2人分
- スペアリブ(下味冷凍) 1袋
- エリンギ 2本
- いんげん 10本
- クスクス 1カップ
- 白ワイン 大さじ2
- バター 10g
- レーズン 大さじ3
- 塩 少々
- オリーブオイル 大さじ1
- (A)クミンパウダー 小さじ1/2
- (A)コリアンダーパウダー 小さじ1/2
- (A)フェンネル 小さじ1/2
【つくり方】
- スペアリブは解凍したら取り出して水気をふき取る。漬け込み液は取りおく。よく混ぜたA(小さじ1)をまぶす。
- いんげんはヘタを落とし、エリンギは縦に2等分し、塩と残りのAをまぶしてグリルで焼く。
- クスクスは袋の表示どおり戻し、レーズンとバターを混ぜ合わせる。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、強めの中火で熱し、1のスペアリブを焼き色がつくまで焼く。ひっくり返したら白ワインと漬け込み液を加え、蓋をして弱めの中火で7~8分焼く。水分が多ければ煮詰める。
- 皿に2の野菜と4を盛りつけ、3を添えてフライパンに残ったソースを全体にかける。
【ポイント】
教えてくれたのは
上島亜紀さん
料理家。家庭料理をメインに、手早く本格的な味わいの調理方法が人気。下味冷凍のオリジナルレシピも多数。著書に『頑張らなくていい 仕込み1分の冷凍作りおき』(ナツメ社)など。
どんな場面でも大活躍してくれる下味冷凍。下ごしらえの手間がなく、簡単に美味しい一品がつくれます。キャンプ飯は「スペアリブをバーベキューで!」というのもいいけど、たまにはこんなメニューもいかがですか?
Mart冬号 平日、週末、キャンプ いつでも使える安定の4レシピ「下味冷凍」美味しい三段活用!より
撮影/小林愛香 取材・文・スタイリング/新里陽子 編集/富岡幸子