パン作りでつまずきを感じる強敵「発酵」。攻略対象は「温度」と「大きさ」。前回はおうちにあるものを利用して、パン生地にとって心地よい温かい環境を作る方法を紹介しました。今回はいよいよ「大きさ」の攻略。パン生地が大きくなった判断をどう見極めているのか、私がいつもやっているとても簡単な方法をご紹介します。
ペン1本で解決!真上から見た大きさトレース
パン生地の大きさを描く
時間が経つと目視で一回り大きくなったか確認ができる
「サランラップに書けるペン」が最強アイテム
さて、ラップにパン生地の大きさを描く作戦にぴったりのアイテムを紹介させてください。
私が愛用しているのはサランラップに書けるペン(旭化成)。その名の通りラップの上にしっかり描けます。水性インクなのでいやなにおいもしませんし、うっかり手についてもすぐ洗い流せるので調理中に使うのにぴったりです。カラフルな色が揃っているのも高ポイント。
私は教室をやっているので、数人でパン作りをする機会が多いですが、こうして色分けして自分の印を描いてもらえば、誰のパンかわからなくなった!なんてこともありません。
数種類のパンを作っている時は、大きさ判断の丸に絵をプラスして何のパン生地かの目印にしても。
一次発酵のパン生地の大きさ見極めは、ペン1本で解決!ぜひ試してみてくださいね。
この記事がヒントになって、手作りパンのある生活の一歩を踏み出してもらえたら嬉しいです。
自宅の教室でも11年間パンを教え続けていますが、もっとたくさんの方にパン作りの楽しさを知って欲しくて、この度、「Mart Creative KITCHEN」で動画レッスンをスタートしました。基本の生地2つから、毎日食べたいシンプルパンからプレゼントしたくなるかわいい動物パンまで6つのパンが作れます。食卓を楽しくするサンドイッチ作りのコツや、テーブルコーデのコツもお伝えしているので、パン作りにすぐトライしない人にも楽しんで頂けますよ。
写真・文/はまくま
【Profile】はまくま
2011年に「かわいいパンとたのしい暮らし」をテーマに横浜市の自宅でおうちパン教室をスタート。独自のレシピやクラフトを活かしたおもてなしテーブルが評判となり、開始1年でキャンセル待ちが100人を超える人気教室に。以来募集したレッスンはすべて満席、予約の取れない教室と呼ばれている。ハンドメイド商品の開発をしていた経験を活かした「型紙でパンのバランスを取る」という料理の常識に捉われない柔軟な発想も話題。パンムックのレシピ開発、パン型のレシピ監修なども手掛ける。レッスンメニューでは、ひとつの生地から「かわいいくまパン」と「毎日食べたいスタンダードなパン」を展開し、おうちでの復習のしやすさも心がけている。フードコーディネーター/パンシェルジュプロフェッショナル
教室 https://hamakuma.net/
Instagram 「hamakumabread」 https://www.instagram.com/hamakumabread/