真夏の暑い日はキッチンに入るのもいやですよね~。ましてや、コンロで揚げものや炒めものなんて、考えただけでもクラクラしそう。
今夏はそれ、全部電子レンジに任せちゃいませんか?
電子レンジ調理の達人たちが教えてくれた少しのコツで、だいたいのものはレンチンだけでつくれちゃうんです。電子レンジのポテンシャル、最大限に生かしましょう!
「ピーマン肉詰め」はレンジ調理の方が簡単で美味しい!
親子三代で料理研究家として活躍中のほりえさわこさんは、レンジを使った時短料理の達人。ほりえさんに教えていただいた、レンジだけでつくる「ピーマン肉詰め」が「とてもレンチンだけでつくったとは思えない!」と編集部で大好評でした。
「フライパンだとひっくり返すうちに、ピーマンとひき肉がはがれてしまいがちな肉詰め。電子レンジ調理でちょっとした小ワザを使えば失敗知らずで簡単♪ 焼き目がつかない分はチーズでカバーすればOKです」(ほりえさん)
ピーマン肉詰めのレシピ
【材料(2人分)】
ピーマン 4個
A[合いびき肉 ・・・150g、玉ねぎ(みじん切り)・・・ 1/4個、片栗粉 ・・・大さじ1、ケチャップ・・・ 大さじ1、中濃ソース ・・・大さじ1、パン粉・・・ 大さじ3、牛乳 ・・・大さじ2、しょうゆ・・・小さじ1】
ピザ用チーズ 40~50g
【つくり方】
1.ピーマンは縦半分に切り、真ん中に切り込みを入れる。※種は取らない
2.Aをよく混ぜて8等分にし、種に絡めるように1にしっかり詰める。
3.耐熱皿にピーマンを下にして並べ、チーズをのせてふんわりとラップをかけるか耐熱ボウルをかぶせて600Wの電子レンジで4分加熱する。
\ここがポイント♪/
ピーマンは種を取らない!
ピーマンは縦半分に切ったら、種を取らず、真ん中に切り込みを入れます。これによって空気の通り道ができて、ひき肉がはがれにくくなります。
ピーマンの種に絡めるようにひき肉を詰める!
種にひき肉を絡めるようにギュッと詰めれば、さらに肉がはがれにくい状態に。火が通ると食べたときに種も不思議と気になりません。
ラップの代わりに耐熱ボウルもおすすめ
ちょうどいい大きさの耐熱ボウルがあれば、ラップの代わりにかぶせると◎ 上にのせたチーズがくっつくことなくきれいな仕上がりに。
ほりえさわこさん
祖母、母と親子三代で料理研究家として活躍。便利な調理道具を駆使した家庭料理レシピに定評あり。キッチンには電子レンジが2台あり、普段の食事やお弁当づくりにフル活用している。
Mart8月号では暑い夏の日のキッチン作業を乗り切るための、お役立ち簡単テクを特集しています。特に、3人のプロの料理家さんが実践しているレンチン活用術は必見です。定番の家庭料理から、夏に美味しい食材を使ったレシピやスイーツまで、20レシピを掲載。火を使いたくない暑い日にぜひ活用してください。
Mart2021年8月号 火を使いたくない日の「レンチン」最大活用術 より
撮影/中林 香 レシピ考案・調理/ほりえさわこ 取材・文/富田夏子 編集/永島 大