脱マンネリのコツを教えてもらいました!一つ星シェフ鳥羽周作さんの「もっと無限パスタ」

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つくる時間も冷蔵庫にも何にもないときの「パスタでいっか!」は、頼もしくもあり、でもちょっと手抜き感も否めない、妥協メニューだったりしますよね。そんなおうちパスタを進化させられるのが、フレンチレストランsioオーナーシェフ鳥羽周作さんが考案する「無限パスタ」。プロ直伝のコツをおさえれば、ワンパターンからたちまち脱却できますよ。今回は、鳥羽シェフおすすめのトマトソースパスタを紹介します。

これが出てきたら家族に一目置かれる?レモンの皮が決め手のトマトソースパスタ

家庭でも人気の高いトマトソースも、ちょっとのコツで立体的な味わいに変化します。フレッシュな食感を意識するのもポイントです。

【1】トマトをほぐす

トマトソースをつくる。トマトのヘタを落とし、ほぐしてボウルに入れておく。手やキッチンバサミでほぐすことで、フレッシュな食感が残せます。

【2】オイルににんにくの香りを移す

オリーブオイルと半分に切ったにんにくを鍋で火にかけ油がぱちぱちと音を立てたら弱火に。乾燥バジルと玉ねぎを入れ、透明になったらにんにくを取り出します。

【3】トマトソースを煮込む

【1】のトマトを入れて塩を振り、強火にして煮立ったら中火で12分煮込んで火を止める。
バター、ケチャップ、はちみつを入れ再度1分火にかけたらトマトソースの完成。フライパンにオリーブオイルとにんにくを火にかけ、色がついたらトマトソースを加え軽く煮詰める。

【4】パスタを加える

バジルと塩を加え、香りが移ったらバジルだけ取り出し、ゆでたパスタ、バター、エクストラバージンオリーブオイルを加える。オイルをしっかり絡めたらパルメザンチーズを加えて火を止める。フライパンをあおってパスタにツヤを出し、さらにエクストラバージンオリーブオイルをかける。

【5】レモンの皮をすりおろす

皿に盛り付けて、仕上げにレモンの皮をすりおろし、トマトの甘みを引き立てます。レモンの皮が加わることで、キレを出すのがポイントです。

 

【材料(2人分)】

★トマトソース
トマト缶ホール・・・1缶(400g)
オリーブオイル・・・大さじ1と1/2
にんにく・・・1かけ
乾燥バジル・・・1つまみ
玉ねぎ(みじん切り)・・・1/8個(30g)
塩・・・2つまみ
ケチャップ・・・小さじ2
はちみつ・・・小さじ2
バター(食塩不使用)・・・10g

★トマトソースパスタ
トマトソース・・・全量
パスタ( 1.7mm)・・・160g
にんにく(みじん切り)・・・1かけ
バジルの葉・・・3枚
バター(食塩不使用)・・・10g
パルメザンチーズ・・・10g
オリーブオイル・・・大さじ2
エクストラバージンオリーブオイル・・・小さじ2+小さじ2
レモンの皮・・・適量
塩・・・適量

 

お店の味にするポイントとして

✔︎うま味を引き立てること

✔︎生かす食感を見極めること

を意識すると、バランスが整います。

 

いつもの作業にひと手間加えるだけで、いつものおうちパスタがぐんと進化。Mart7月号では鳥羽シェフ考案の「無限パスタ」を全12品紹介しています。どれも簡単で、おうちにある食材でできるのでぜひお試しください!

 

調理・監修/鳥羽周作 撮影/福本和洋<TKM> 調理・フードスタイリング/小森貴子 デザイン/副島かおる 取材・文/西村絵津子 編集/松田睦美

 

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