人気店「マミーズ・アン・スリール」のアップルパイ
東京・文京区にあるアップルパイ専門店の「マミーズ・アン・スリール」。たっぷりのりんごが入った、シンプルで添加物を使わない優しい味わいが人気で、1日に2000個も売れる人気店です。そんなお店のアップルパイが自宅でつくれるキットが販売になりました。さっそくアップルパイづくりに初挑戦。
キットは冷凍便で届きます。
マミーズは創業当時から、生地からカスタードまですべて手作りで添加物も不使用。そのこだわりは「おうちでアップルパイ」でも同じ。つまり、お店と同じ材料がそろったキットなので、焼きたてを食べればお店の味が自宅で体験できるというわけです。
さっそく、自宅でつくってみることに。キットに含まれているのは、パイ生地、煮りんご、カスタードクリーム。自分で用意するのは卵(卵黄)、バター、パン粉、薄力粉で、いつも自宅にあるものばかりです。
まずはキットの材料を解凍します。所要時間は3時間。時間がかかるので、調理時間も加味して、食べたい時間から逆算して取り掛かるのがよさそうです。パイ生地は2時間常温に置いた後、1時間冷蔵庫に置いて、解凍できたら薄力粉を振りながら伸ばしていきます。のし棒があれば簡単ですが、ないときはラップの芯にラップを巻いて代用してもOK。
1㎜程度の薄さになったら、付属のアルミ皿に合わせてカット。そこにパン粉を敷いてカスタードクリームを入れて伸ばします。煮りんごを並べてバターを散らしたら、帯状に切ったパイ生地で網掛けをします。手間はかかりますが、難しい作業というわけでもないので、自分のペースで進めればOK。生地を伸ばしたり、煮りんごを並べたりするところは子どもと一緒にやるのも楽しいですね。もちろん、均一の厚みにしたり、キレイにりんごを並べたりしなければならないので、仕上げは大人がチェックして。
生地に卵黄を塗ったら、240度に余熱したオーブンで焼けばOK。210度で17分、その後、大ホールなら150度で35分、中ホールなら30分。これもオーブン任せですが、それなりに時間がかかるので、焼いている間に後片付けをして、お茶の準備をしておきます。
実際につくってみました。初めてのわりにはいい感じ?
もし、生地や白っぽかったり、生焼けのような感じだったら、140度で10分、追加で焼けばOK。焼きたてのアップルパイの香りはたまりません。初挑戦なので、自宅のキッチンでは感じたことのない甘酸っぱい香りが漂って、それだけでも幸せな気分になります。
りんごがいっぱい入っていて、甘酸っぱい香りと程よい食感が残っていて、本当にお店のようなアップルパイができました。もちろん、味付けはお店のものなので誰がつくってもおいしくできるのですが、自分で焼いたと思うと、ちょっと特別な感じがします。
おうちで過ごす時間の中で、いつもと違った楽しみを見つけてトライするのもいいもの。お菓子づくりにチャレンジしたいけど、いきなり一からつくるのは難しいと躊躇していた人にはぴったりです。焼きたてのアップルパイを家族で囲んで、ゆっくりティータイムを楽しんでみてください。
オンラインショップ:https://mammies.base.shop/
取材・文/岡部礼子