健康やエネルギー補給のために愛飲している人も多い酵素ドリンク。ドラッグストアなどで様々な種類が販売されていますが、家で気軽に酵素ドリンクがつくれるキットがSNS、口コミを中心に話題になっています。
美容の情報に詳しく、インナーケアのアイテムも積極的に試しているMart読者の吉村さんも愛飲中。つくり方やおすすめの飲み方を教えてもらいました!
おうちで酵素を育てる「おうちこうそのもと」キットの内容は?
キットには酵素の素、保存瓶、レシピブックがセットになっています。酵素の素にはてんさい糖や乳酸菌、米麹粉末、食物酵素が入っており、フルーツと合わせると浸透圧の差でフルーツのエキスが抽出されて発酵が進みます。
仕込みから約1~3週間で酵素が出来上がる仕組みです。
「フルーツと酵素の素を仕込んだら瓶の中身を混ぜるだけなので、料理が苦手でも簡単につくれますよ」
つくり方は簡単!フルーツと酵素の素を入れてかき混ぜるだけ
①好みのフルーツを軽く洗い、カット。酵素の素としっかり浸透させるため、小さめにカットします。
※皮が厚い果物は、皮を剥きましょう。
②水洗いして乾かした瓶に、酵素の素とフルーツを交互に入れていきます。
③最後は酵素の素でフタをするように、フルーツの上を覆うように入れます。
全て入れるとこんな感じに! 瓶の蓋は閉じずに、キッチンペーパーをかぶせて輪ゴムでとめて室温で保存します。
※蓋を閉めると発酵で発生したガスで中身が吹き出るので注意して。直射日光を避け、室内の明るい場所に置きましょう。
④仕込みをした翌日から、毎日中身をかき混ぜます。浸透作用によりフルーツのエキスが染み出し、酵素の素が溶けてくるので下からすくい上げるように40〜50回ほどしっかりかき混ぜましょう。
※発酵を早めたい場合は一時的にフタを閉じて瓶を軽く振ってもOK。ぷくぷくと小さな泡が出てきたら発酵している合図.
約1週間でオリジナル酵素エキスが完成
フルーツの種類により異なりますが、完成する酵素エキスの量は460〜550mlほど。できあがったら移し替える容器を準備し、容器の口に不織布をのせてから注ぎ入れ、ゆっくり漉していきます。フルーツはギュッとしぼって酵素エキスを出し切りましょう。
漉した後も酵素は生きているので、数日に1回はフタをあけて呼吸させます。暖かい場所に保管すると発酵が活発になり中身が溢れ出るおそれがあるため、冷蔵庫で保存します。
炭酸や豆乳で割って飲むのがおすすめ
できあがった酵素エキスはお好みの濃度で水や炭酸などで割り、ドリンクにして楽しみます。酵素エキスに苦さなどは一切なく、フルーツの味がしっかりと出ているのがわかります!
「炭酸で割るとスッキリとした風味に、豆乳でまろやかな風味に仕上がります。市販の酵素ドリンクの独特の風味が苦手な人でも飲みやすいと思いますよ」
酵素エキスはドリンク以外にも、ドレッシングやピクルス、カレーやシチューの隠し味にも使えます。
今回はりんごとオレンジ、レモンの3種類をミックスして使用しましたが、ほかのフルーツや野菜を使ってももちろんOK! レモンやグレープフルーツなど酸味のある柑橘系がすっきりと飲みやすく仕上がります。
ぜひお好みのフルーツでオリジナル酵素づくりにチャレンジしてみてください!
※アクが強めの野菜は適していません。白菜やナスなど漬物向きの野菜も、発酵すると漬物の香りが強く出てしまうので気をつけてください。
※出来上がりまでの期間は季節により異なります。冬は2〜3週間かかる場合もあります。
おうちこうそキット(おうちこうそのもと1袋+保存瓶+レシピ本)¥3,900
【お問い合わせ先】
キカクニカ(おうちこうそのもと)
https://ouchikoso.jp
撮影/山下忠之 取材・文/丹下紋香