ここ数年、話題のミールキット。メニューを考えるのに頭を悩ますこともなく、必要な材料が必要な量だけ材料や調味料がセットになっているので、つくっている途中で足りないと慌てることもなく、買いすぎで食材を余らせてしまうこともないというのが魅力。今回は5つのミールキットをご紹介します。また、9月29日から発売されるいわゆる‟つくりおき”のための献立セットの情報も!
お米に焦点を当てたライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」が初ミールキット
Mart誌面にも何度も登場している「AKOMEYA TOKYO」。これまで、店舗で購入できるお米やごはんのおとも、調味料、調理雑貨などを紹介してきましたが、9月15日(木)から、初のミールキット“ごはんがおとも”「ひとてま」シリーズの新商品を発売。これまで、お米に焦点を当て、ご飯のお供を提案してきた「AKOMEYA TOKYO」が、“主役は具、ごはんがお供”としてミールキットを手掛けました。
ミールキットには、「ひとてま」シリーズと「そのまま」シリーズの2タイプ。「ひとてま」シリーズは食卓のメインになるような、常温保存が可能なミールキット。フライパンでさっと温める=ひと手間加えるだけでつくれます。
【魚料理】は、お刺身で食べられるような鮮度を保ったまま加工したこだわりの煮つけが4種類。「国産サバと野菜の味噌煮」(¥1,080)など、本格的なメインのおかずが簡単にできます。
【肉料理】は食材に合わせた最適な下ごしらえで手づくりの味わいを再現。「国産豚の角煮と野菜の炊き合わせ」(¥1,080)など、ご飯が進むおかずが4種類ラインナップ。
「そのまま」シリーズは、湯せんか電子レンジで温めてご飯にかけるだけ。まさに「そのまま」の具材で、あっという間に丼ぶりがつくれます。「牛丼」(¥540)や「親子丼」(¥540)といった定番の丼ぶりのほか、「魯肉飯(ルーローハン)」や「クラムチャウダー丼」、「茶碗蒸し丼」(各¥702)といった、おうちであまりつくらない“丼ぶり”の具もあります。どちらも「AKOMEYA TOKYO」の店舗のほか、オンラインショップでも購入できます。
AKOMEYA TOKYO:https://www.akomeya.jp/shop/default.aspx
サステナブルも意識した安心安全な食材のサブスク「Oisix」
子どもが小さい共働き世代をメインに、ミールキットなどを宅配する「Oisix」。ミールキットの「Kit Oisix」は、スーパーなどでも販売されている店舗があるので見たことがある人もいるかもしれませんね。有機野菜や肉、魚など、Oisix基準の食材を使用し、5種類以上の野菜が摂れるメニューになっています。
人気店や料理家、シェフとのコラボやヴィーガンメニューなど、バラエティに富んだ内容が魅力です。
週20種類のメニューから選べるのもいいですね。9月15日(木)からは、料理家の栗原はるみさんが監修するミールキット「栗原はるみの毎日を楽しむ小さなごちそうコース」も登場します。
主菜の「DEAN&DELUCAのミラネーゼ」と副菜の「グリーンミネストローネ バジル風味」
Kit Oisix「鳥羽シェフ特製!じっくり煮るだけ参鶏湯鍋」
「ヴィーガン豆腐そぼろのビビンバ_PurpleCarrot」
また、「Oisix」では、フルーツの芯やえごま油の搾りかすなど、食のアップサイクルにも取り組んでいて、「ここも食べられるチップス パインの芯(シナモン)」などの「Upcycle by Oisix」にも力を入れています。普段は食べない部分ですが、どれも美味しくてびっくりします。食材を加工する際に廃棄されていたものがこうして活用されているのもいいですね。
Oisix:https://www.oisix.com/shop.kounyuu–oic_intro_shinki_kit__html.htm
ドイツ発世界17か国で展開するミールキットブランド「HelloFresh」
今年4月に日本上陸したドイツのミールキットブランド「HelloFresh(ハローフレッシュ)」。自分で選んだミールプランに合わせて、毎週自動的におすすめメニューを届けてくれるミールキットのサブスクを展開しています。これまで本州と四国での展開でしたが、8月末に北海道、九州(沖縄県を除く)でのサービスもスタート。ほぼ全国で利用できるようになりました。
「HelloFresh」のミールキットは、レシピカードと調味料、新鮮な野菜や肉、魚などの食材が入ったセット。バラエティ豊かなレシピが毎週12種類更新され、「定番」、「ファミリー」、「低カロリー」、「ワールドグルメ」のプランに合ったメニューが届きます。
「HelloFresh」の特徴のひとつが世界中のレシピが楽しめること。メニュー開発は日本のプロダクト開発チームが行っていますが、全世界のデータと日本の利用者からのフィードバックをもとに考案。世界で展開しているブランドならではですね。自分ではなかなか思いつかない献立が簡単につくれるのも魅力。宅配の頻度も1週間・隔週・4週間に1回から選べるので、自分の生活に合わせられるのもいいですね。
HelloFresh:https://www.hellofresh.jp/
キャンプ場でも楽しめる!“野菜がおいしいミールキット”「楽彩」
業務用八百屋最大手の「デリカフーズグループ」が運営する「楽彩」。八百屋さんがやっているということもあり、特長は何と言っても野菜へのこだわり。飲食店やホテルなど、全国3万店以上に野菜を届けている実績があるからこそ、新鮮で安心・安全なミールキットを提供しています。
産地から直送された新鮮な野菜を使っているのはもちろんですが、ミールキットは毎日、注文を受けてからつくるという徹底ぶり。厳選されたこだわり野菜を気軽に食べられるのはうれしいですね。オンラインストアから配送もありますが、該当エリアに住んでいるならアプリ注文がおすすめ。朝9:00までにアプリから注文すれば、夕方17:00から、最寄の「NewDays」など好きな店舗で受け取れるようになっています。
現在、店舗での受け取りができるのは、東京を中心とした関東の一部エリアのみですが、今日カットした野菜がその日の夜に食べられるのは、かなりうれしいですね。
さらに、関東と関西の一部キャンプ場では、「楽彩」のキャンプ飯3セットから好きなものが選択できる「キャンプ飯キット付き」プランが導入されています。食材を持ち込まなくてもキャンプ場で「楽彩」のミールキットを受け取り、そのまま調理ができるというわけ。食材を余らせて持ち帰るために手をかける必要もないので便利です。
フライパンで10分で調理ができる冷凍タイプの「無印良品」のミールキット
Mart読者にとっても身近な存在の無印良品にもミールキットがあります。こちらは冷凍タイプで、具材とソースを合わせるだけで簡単に一品がつくれます。
肉料理、魚料理があり、野菜もしっかり使っているので、おかずはこれ1品でもいいぐらい。バランスのいいメニューがそろっています。冷凍なのでストックできるのも魅力です。冷凍庫に買い置いて疲れているときや、忙しいときなど、食事づくりが大変ないときに便利です。
1人前¥350という価格も絶妙。例えば、リモートワーク中の昼食に1人分だけつくったり、食事の時間がずれる家族が、それぞれ違うメニューをチョイスすることもできますね。
冷凍つくりおきをサポートしてくれる食材とレシピのセットも登場
食べる時につくるだけでなく、いわゆる‟つくりおき”のための献立セットもあります。サランラップやジップロックの旭化成とOisixがコラボした「冷凍つくりおき 5days by ちゃんとOisix」。平日5日分の材料がセットになっていて、必要なサランラップやジップロックなどもセットになっています。
つくりおきにかかる調理時間は5日分で約50分。週末のちょっとした時間や休日前の夜にまとめて仕込んでも負担にならない程度の時間。実際に食べるときの調理も15分程度なので、かなり楽ですね。食材の買いすぎも防げるのはもちろん、平日の予定が替わって食事の支度がいらなくなっても冷凍保存しているので、別日に移行できるので無駄がありません。キットを利用して冷凍つくりおきのコツを学べるのもいいですね。
ひと口にミールキットといってもいろいろなタイプがありますね。料理の手間が軽減できたり、新しい味に出会えたりするのは魅力です。ライフスタイルに合わせてチョイスしてみてはいかがですか。