国土交通省と日本離島センターが主催する、日本の島々のPRイベント「アイランダー」。28回目開催の今年は11月20日から11月29日まで、コロナ禍を鑑みてオンラインで開催します。
イベントの公式サイトはこちら(http://www.i-lander.com/)
北海道から沖縄まで約200の島が参加、それぞれの島の持つ自然、歴史、文化、生活などのすばらしさを体感できる素敵なイベントです。オンライン開催なので自宅でゆっくりと参加できるのが嬉しいですよね。
今回はそんな島々から届いたおいしい食材を、本誌公式アンバサダー“Martist”のお二人がセレクト&試食、さらにおいしく食べるレシピを考案してもらいました!
早速食材をセレクト!どれも美味しそうで迷っちゃう♡
Martistでもあり、管理栄養士でもある滝野香織さん(左)と土肥愛子さん(右)。プロの目と、生活者目線を併せ持ったお二人がガチでセレクト!
まずは土肥愛子さんがセレクトした食材からご紹介。
土肥愛子さんのプロフィールはこちら
https://mart-magazine.com/blog/martist/martist-doiaiko/
【土肥さんチョイス①】佐木島・小佐木島の「果遊工房のレモンジャム」(右から2番目)
瀬戸内海に浮かぶ広島県佐木島。土壌が花崗岩のため水はけが良く、太陽と潮風の恵みを受け育てられた柑橘類が豊富。
このジャムで使用されている柑橘類は農薬不使用の安心食材。
みかんじまのレモンジャム(160g)¥700 ※ほかに「みかんジャム」「青みかんジャム」「甘夏ジャム」もあり。
【お問い合わせ先】鷺島みかんじまプロジェクト sagimikanpro222@gmail.com
「爽やかな酸味とやさしい甘みでそのままはもちろん紅茶に入れても風味がアップして美味しいですよ」(土肥さん)
これからの季節にぴったりの「シナモンレモンティ」にアレンジ♪
《材料》(カップ1杯分)
紅茶の茶葉(ティーバッグ) 1個
熱湯 適量
レモンジャム お好みの量
シナモンスティック 1本
《つくり方》
1.カップにティーパックを入れたら沸騰したお湯を注ぎ5分ほどおき、ティーパックを取り出す。
2.レモンジャムを入れてよく混ぜたら、シナモンスティックを入れる。
「ジャムの使い道として、パンのおともやスイーツだけでなくドリンクにも使えるかなと思い考えてみました」(土肥さん)
【土肥さんチョイス②】小豆島の「オリーブの新漬け」
瀬戸内国際芸術祭が開催されるアートの島としても有名、醬油、佃煮、素麺などの伝統産業もおおい島。粒よりに採果したグリーンオリーブを3~4%の円錐につけた純粋の小豆島特産品。
「オリーブの新漬け(マンザニロ)」(100g)¥650
【お問い合わせ先】道の駅小豆島オリーブ公園 電話0879-82-2200
https://www.olive-pk.jp/
「フレッシュな美味しさで、やさしい塩味がオリーブの香りを引き立てていました。果肉の食感もよく、噛むと旨みたっぷりな汁がジュワッと出てくるのも美味しかったです」(土肥さん)
食感が楽しいさっぱり味の「新漬けオリーブとサバ缶のポテトサラダ」にアレンジ♪
《材料》(2人分)
じゃがいも 2個
オリーブの新漬 5粒
サバ水煮缶 100g
白ワインビネガー 小さじ2
醬油 大さじ1
オリーブオイル 小さじ1
ブラックペッパー 適量
《つくり方》
1.じゃがいもはよく洗ってラップでぴったりと包み、600Wの電子レンジで6分ほど加熱したら粗熱をとって皮をむいておく。
2.ボウルに食べやすい大きさにカットした1.のじゃがいもと、種をよけながら果肉部分だけそぎ落としたオリーブの新漬、ほぐしたサバ缶、白ワインビネガー、醬油、オリーブオイルを入れて混ぜ合わせ、器に盛り付けたらブラックペッパーをふる。
「オリーブの新漬の塩気と風味を活かしたく、オリーブと相性が良さそうなサバ缶にそれぞれの旨味を吸ってくれそうなじゃがいもを組み合わせました。調味料は白ワインビネガーと醬油のみと極力シンプルにして、ブラックペッパーでアクセントを。残ったら衣をつけて揚げてコロッケにしても美味しそうな気がします」(土肥さん)
【土肥さんチョイス③】新島村の「ペペロンオイル」
白い砂浜にエメラルドグリーンの海が印象的な東京都新島。新鮮な青唐辛子を上質なオリーブオイルに練り込んだオイル。
「ペペロンオイル」(61g)¥590
【お問い合わせ先】新島村農業協同組合 電話04992-5-0046
http://niijima-noukyo.or.jp/
「意外と辛味がしっかりあって、クセもなくいろいろな料理に使えそうだと思いました。油自体の色も濃く、風味もよかったです」(土肥さん)
大人仕様のピリ辛味「たっぷりきのこのペペロンソテー」にアレンジ♪
《材料》(2人分)
しめじ 1/2パック
エリンギ 1本
まいたけ 1パック
にんにく 1片
スティックベーコン 60g
ペペロンオイル 大さじ2
塩 適量
ブラックペッパー 適量
《つくり方》
1.エリンギは食べやすい大きさにカットし、しめじとまいたけは石づきを落としてほぐしておく。にんにくはスライスしておく。
2.フライパンにペペロンオイルを熱して1でスライスしたにんにくとスティックベーコンを炒め、その後きのこ類もすべて加えてサッと炒めたら塩・ブラックペッパーで味をととのえる。
「ペペロンは旬のきのこ類と相性が良いと思ったので、シンプルでササッとできそうな炒めものにしました。このままおかずで食べるのはもちろん、ごはんに混ぜたりパスタにしたり等アレンジもきくので、常備菜やお弁当にも。スティックベーコンを入れることで旨味をプラスして、ボリュームも満足感もUPさせました」(土肥さん)
【土肥さんチョイス④】黒島観光協会の「塩蔵わかめ」
2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つとして世界遺産登録がされた長崎県佐世保市にある黒島。漁業を生業とする人が多く新鮮な海の幸が味わえ、それらを使った島の郷土料理「島めし」は絶品。
黒島近郊でとれたわかめを湯がいた後塩漬けにし、一つ一つ手作業で丁寧に茎から外し袋詰めにしたもの。
「天然塩蔵わかめ」(200g)¥400
【お問い合わせ先】黒島観光協会 https://kuroshimakanko.com/
「シャキシャキした食感で、磯のいい香りが美味しかったです」(土肥さん)
海の香りが広がる「わかめとカニカマの香味ちらし」にアレンジ♪
《材料》(2人分)
塩蔵わかめ 30g
カニカマ 4本
ごはん 400g
きゅうり 1/2本
生姜 1/2片
白いりごま 大さじ1
すし酢 大さじ3
《つくり方》
1.塩蔵わかめは水で戻して塩抜きし、水気をしぼったら細かくカットしておく。
2.きゅうりは薄い小口切りにして塩もみし、少し置いたら水洗いして水気をしぼる。生姜は千切りにし、カニカマはさいておく。
3.すし桶に炊いたごはんを入れ、すし酢と白いりごまを加えて混ぜ、粗熱が取れるまで冷ます。その後、1のわかめと2のきゅうり・生姜・カニカマを加えて混ぜ合わせる。
「わかめの塩気とシャキシャキした食感を活かせるよう、シンプルな食べ方が良いと思い、ちらし寿司に混ぜ込みました。また、普段わかめは副菜や汁物に使うことが多いので、メインになるメニューで考えてみました」(土肥さん)
※商品の価格はすべて税抜きです。
※「アイランダー2020」のオンライン開催の詳細については公式サイトをご確認ください。
撮影/相澤琢磨(光文社写真室) 取材・文/西岡直美