韓国の敏腕テレビプロデューサーのナ・ユンソクが送るバラエティー番組「ソジンの家」を御存じでしょうか。日本では5/12からAmazonプライムビデオで配信されていて、今ハマっています！
出演者は社長役イ・ソジン（イ・サンという歴史韓国ドラマで正祖を演じていた俳優）、理事役チョン・ユミ、部長役パク・ソジュン（梨泰院クラス・花郎・マーベル作品など言わずと知れた人気俳優）、インターンにチェ・ウシク（パラサイトで息子役を演じた俳優）、新人インターンにキム・テヒョン（ＢＴＳのＶ）の５人。
メキシコのバカラルという湖畔のリゾート地で韓国食堂をオープンし、俳優陣が食堂を切り盛りするという番組です。
「ソジンの家」を観たら、韓国料理が食べたくなる！
異国で俳優たちが韓国食堂を営む「ユン食堂」シリーズのスピンオフ番組「ソジンの家」。メニューはキンパ・トッポッキ・ハットグ・ラーメンのいわゆる軽食。食堂を運営していきながら、ヤンニョムチキンやチバップ（チキン炒め飯）・ポテトハットグ・激辛ラーメン・丼ものとメニューが増えていきます。
番組では、メキシコ人やバカラルを訪れていた観光客が韓国フードの虜になっていく様子がリアルに見て取れます。超有名俳優陣も自身の本職を忘れてしまうほど、食堂運営に尽力。どんどんと韓国屋台料理が出てくるので、どうにも韓国屋台料理が食べたくなります。
前置きが長くなりましたが、今回はおうちで楽しめる韓国屋台料理をご紹介します。
野菜たっぷり！メキシコ風「キンパ」
ご飯は少しで、たっぷりの生野菜が巻かれるのがソジンの家風。ユミさんが丁寧に巻くキンパは、本当に美味しそう！舞台がメキシコなので、ディップソースをつける工夫がされていました。
中身の材料はご飯、プルコギ、きゅうり、人参、たくあん、えごまの葉、レタス。
プルコギは、牛肉に、しょうゆ・梨（りんご）ジュース・砂糖を20mlずつ、おろしにんにく小さじ1、ごま油小さじ1、コショウを合わせたタレに10分漬け込んでからフライパンで焼く。
キンパと最高に相性のよいサムジャンマヨ。マヨネーズとサムジャンを1：1で混ぜてつくります。
ご飯は塩とごま油で味つけしたもの。海苔の上にできるだけ薄くのばすのがコツ。
ご飯の上に半分サイズの海苔を敷き、その上にえごまの葉、たくあん、プルコギをのせる。そこに水分をしっかり切ったきゅうりと人参をのせ、きつめに巻く。
表面にごま油を塗る。包丁で切るときは、包丁にごま油を塗ると上手に切れる。
揚げ物と相性抜群「トッポッキ」
トッピングはbibigoの王マンドウ。
番組内では、太くて長いトッポッキをハサミで切って食べるスタイルが印象的でした。オムクという魚のすり身も一緒に煮込まれます。揚げもの２種「マンドウ」と「春雨野菜のり巻き」が添えられています。
本場韓国でもこの揚げ物をトッポッキのたれに漬けて食べるのだそうです。先日bibigoのポップアップショップに行った際、四角い鍋でトッポッキが煮られていて、とても感激してしまいました。
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鍋にコチュジャン、しょうゆ、砂糖を各大さじ2・酒大さじ1・水200mlとトッポッキ、オムク（さつま揚げやウインナーでもＯＫ）、ねぎを入れて火にかけ、沸騰したら弱火で煮込んで完成！
しっかり煮込んで生卵をオン！「ラーメン（ラミョン）」
韓国には日本のようなラーメン屋はほとんどなく、いわゆるインスタントラーメンを好んで食べます。なんと韓国は世界で最もインスタントラーメンを食べる国なのです！
番組内で使用されたのは、数ある袋麺の中から「三養ラーメン」。三養ラーメンは1963年に発売された韓国のインスタントラーメンの元祖。元祖でありながら、最近まで日本で発売されていませんでした。
韓国のインスタントラーメンは、粉末スープと乾麺を同時に入れてしっかり煮込みます。ソジンの家では生卵を割り入れ、オプションでチーズのせもありました。
レギュラーと辛口があり、どちらもとても美味しいので、見つけたらぜひ買ってみてください!!
韓国屋台気分を盛り上げる器は、DAISOで！330円でした。韓国風スプーン（スッカラ）と箸はキャンドゥで購入。どちらも110円。
甘じょっぱい味がやみつきに！「ハットグ」
レンジでチンした後に軽くトースターで焼くのがおすすめ。
英語でコーンドック、日本でいうアメリカンドッグのこと。韓国では衣にパン粉を付け、仕上げに砂糖をまぶします。さらにケチャップとマスタードを。甘じょっぱい味がやみつきになります。
番組内ではパク・ソジュンが上手につくっていました。ホットケーキミックスを使って手づくりしても美味しいのですが、bibigoから冷凍食品で市販されていて、レンチンで食べられるので気に入っています！
モッツァレラチーズと魚肉ソーセージのハーフ＆ハーフ。
中身は個包装で３本入り。
韓国屋台料理に共通しているのは、甘辛い味。辛いだけではなく甘さがあるのでやみつきになってしまうんですよね。
そして豆知識なのですが、トッポッキやヤンニョムチキンはあくまで軽食なので、ごはんのおかずにはならないそうです。韓国人は食事の前に軽食としてこれらを食べることが多く、例えば夕食の前にラーメンやトッポッキを食べたりするそうですよ。
いまにも「チュムーン（주문）！」（注文）と言う声が聞こえてきそうで楽しい気分になりました。今日もソジンの家を見ながら、おうち韓国屋台料理を楽しみたいと思います！
写真・文／滝野香織
滝野香織
管理栄養士
