おうち時間が増え、「家の中をより居心地のいい空間にしよう」と、断捨離や模様替えをした方、多いのではないでしょうか。私もその一人で、家族が過ごしやすいように部屋の模様替えをしましたよ。
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部屋の模様替えと言っても我が家はリビングの形とソファの大きさの関係上、ガラリと模様替えすることはできません。それでも気分を変えたり、季節感を出したいと考えた結果が“クッションカバーを替える”なのです。ソファはなかなか替えられなくても、クッションカバーは買いやすいですよね。1000円程度でもおしゃれなものを見つけられたりします。我が家のクッションカバーはほとんどがニトリです。季節に合わせたデザインが楽しみで、シーズンごとに見に行っています。
私なりのクッションカバーの選び方のコツは、第一に部屋の雰囲気に合わせることです。どんなにひと目ぼれしても、部屋の雰囲気に合わなければ買いません。
我が家は色調が暗めの北欧スタイル。ウォルナット材の焦げ茶色とネイビーが基本で、差し色に黄緑が入っています。洋服と同じで、基本「2色+差し色1色」がごちゃつかなくていいかと思います。ソファは革張りなのでファブリックの温かみがないとのっぺりしすぎてしまいますし、革張りのクールさが強いと北欧の温かさから離れすぎてしまうので、クッションは大事な要素です。
色や素材は季節に合わせられるといいですよね。秋冬はほっこりした色味や毛足の長いものが恋しくなります。夏はクッションを枕にソファで寝てしまうと、クッションカバーがすぐに汚れてしまうので、洗いやすい素材のもので、ザラッとした触り心地のものが涼しいのかなと思います。
夏場はライトグレーで涼し気に。今年は新しいものを買う予定です。
色や柄の選び方は、部屋の布もの(=カーテンやラグ)に含まれる色にするのが簡単です。カーテンは部屋の壁紙のごとく大きな面積を占めます。カーテンの色や雰囲気とクッションカバーを合わせると部屋がグッとまとまります。我が家のカーテンは黄緑色で、洗練された幾何学模様がお気に入り。ソファとカーテンが近いので喧嘩しないようなものを選びます。
カーテンの色と合わせて♪
ラグの色と合わせて。
次に個数。「ソファに腰掛けられる人数分+1」までがバランスが取りやすい気がします。我が家は2.5~3人掛けなので、2~3個です。外国のおうちのように天井が高くリビングが広ければ問題ないのですが、あまり置きすぎると圧迫感が出てしまうので、バランスを見ましょう。
正方形のクッションカバーを2つ並べる場合は、同じものを2つよりも、“同じようなもの”を2つが正解です。雰囲気を合わせたり、色を合わせたり、シリーズを合わせたり。難しかったら、1つを柄物にして、その柄の中から1色を選んで、その色1色の無地のクッションカバーを合わせればいいのです。
アクセントになるようなクッションもおすすめ。形が正方形ではないものを合わせたり、大胆な構図のクッションカバーを1つだけ加えると、簡単におしゃれ空間ができ上がって便利です。個性の強いものをいくつも合わせるのは卓越したセンスが必要なので、自信がない人は1つをおすすめします。
おうち時間が長引いて部屋に飽きてしまったら、クッションカバーを替えてみましょう!部屋の雰囲気が一気に明るくなりますよ!
取材・文/滝野香織