アレルギー持ち一家のおうちアレルギー対策【Martist田口愛佳】

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こんにちは! Martistの田口愛佳です。

突然ですが、みなさんはアレルギーありますか? 悲しいかな、我が家はみんなアレルギー持ち。といってもすぐに生死に関わるアレルギーではないのですが、アレルギー検査の数値が高いので、油断するとすぐに症状が出てしまうんです。そして、悪化すると日常生活に支障をきたしてしまうことも。今回は、そんなアレルギー持ち一家である我が家で実践している、ハウスダスト・ダニ・花粉のアレルギー対策をご紹介します!

 

家族みんなでアレルギーに悩まされて……

我が家では、それぞれ違うアレルギーに悩まされています。まず私は、アレルギー歴数十年。小学校3年生のときに花粉症を発症して以来、カニをむくと手が赤くかゆくなり、カレーを食べると微熱&強烈な眠気に襲われ……。大人になってからは、秋になるとなぜかしわがれ声になってしまうのですが、これも秋の花粉のせいだと知りました。そして夫は、子どものころ喘息でした。

息子にはそんなアレルギー体質を受け継いでほしくなかったのですが、息子が5歳のときに「犬」「猫」「ハウスダスト」「ダニ」のアレルギーが発覚してしまい……。息子は赤ちゃんの頃から風邪をこじらせがちで、ホコリっぽい人ごみも苦手。

そんな我が家であれこれ試してたどり着いたのが、こちらの5つのアレルギー対策です。

【1】室外からの花粉やハウスダストは入り口で防ぐ!

花粉の10割、ハウスダストの3割は外から入ってくるもの。アレルギー対策には、帰宅時にそれを持ち込まない工夫がとっても大事! そのために、我が家では2つの対策をしています。

■空気清浄機を置く

存在感があるのでついつい部屋のすみに置きがちですが、特に花粉症がある場合は、入り口ドア付近などに置くのが一番効果的。

こちらの空気清浄機は加湿機能付きですが、加湿機能はお手入れが面倒だしカビが発生することも……。それはそれでハウスダストの原因になってしまうので、冬場は別で加湿器を使用し、あくまでこれは空気中の花粉やホコリを取り除く専用として使っています。

■帰宅したら「即お風呂に入る」か「即着替える」

顔や髪についたものまで洗い流せるので、帰宅後すぐにお風呂に入るのがベスト! ただし、その後の予定や家事の流れで難しいこともあるので、その場合は服だけでもすぐ着替えて、髪は束ねるなどし、なるべく家の中に入れ込まないようにしています。

【2】毎日こまめに掃除機がけ!(大変なので愛しのルンバにおまかせ!)

ハウスダストは、家の中由来が7割。「ホコリをためない、ダニを増殖させない」は結構重要!

専業主婦だったときは、頑張ってほぼ毎日掃除機をかけていました。が、働きはじめたらすごく負担になってしまって……。最初は出かける前か帰宅後に掃除機がけをしていましたが、忙しくて2、3日掃除機をしないと、息子のくしゃみや鼻詰まりが悪化。あまりの大変さに、朝の支度のときに、ロボット掃除機が欲しい〜♪という歌まで歌い出したことも(笑)。

そんな日々が続き、とうとう昨年にルンバを購入! それ以来、ダストボックスがいっぱいになるタイミングで手入れをするだけなので、手間が激減しました!! 大変な掃除機がけをこまめにやってくれるルンバが愛おしくて仕方がありません(笑)。

【3】高湿度はNG! おすすめは50%以下!

ハウスダストアレルギーやダニアレルギーがある場合、【湿度】の管理も結構大事なポイント。ひとくちにハウスダストと言っても、アレルギーを起こす原因にはダニの死骸やフン、カビの胞子なども含まれています。ダニもカビも、湿度が高すぎると増えてしまいます。そのため、湿度・気温が高い時期は、湿度50%以下・気温25度以下に保つのがおすすめ。

我が家は日当たりがよすぎて暑いので、4月後半あたりからエアコンの除湿&冷房モードで湿度50%温度25度設定で常時運転するようにしています。

電気代はかかってしまいますが……。アレルギーが悪化した場合の病院代・病院に行く時間・体調が悪いことによる二次被害?(イライラ・眠い・ぼーっとするなど)を考えたら、健康でいるための必要経費!と割り切っています。

【4】洗濯物は、1年中「除湿器」を使って「室内干し」に!

洗濯物を干す際は、1部屋を乾燥部屋にして、除湿器と扇風機を使っています。こうすれば、外の花粉やホコリが洗濯物につくことがありません。

乾燥部屋を確保することは、アレルギー対策以外にもいいことが!

  • 干す時間、しまう時間を選ばない
  • お天気に左右されない
  • 風で飛ばされない
  • 盗まれない
  • 虫が洗濯物に入り込まない(結婚当初は外干しで、取り込んだあとに2回ハチと遭遇した経験があります……)

乾燥部屋は、私にとってメリットしかないです!!

【5】1日の1/3を過ごす「寝具」は防ダニシーツで対策!


寝具は、ダニが大好きな「湿度」「温度」「エサ」がそろい、ダニが繁殖しやすいもの。あれこれ対策をしていくなかでたどり着いたのが、防ダニシーツカバー「ミクロガードプレミアム」シリーズ。掛け布団、敷布団、枕、それぞれにそちらのカバーを使っています。

このカバーを使うまでは息子は毎晩、鼻づまりや鼻水で起き、鼻をかむ音や鼻詰まりをすする豪快な音で親も起こされてしまい……。毎晩家族みんなでイライラする日々が続いていました。また軽い風邪でも、アレルギーも相まって激しい咳込みになり、横になると苦しいからと、私が壁に寄りかかりながら息子の上体を立てたまま抱っこして寝る……なんて修行のようなことも度々ありました。思い返すだけで、今でも心がザワザワします……。あの頃は、家族みんな良質な睡眠なんて全然とれていませんでした。

プチプラで素敵なシーツやカバーが手に入ることを考えると、ミクロガードのシーツは正直、結構高い!!と思いました。

でも使ってみたら、「開発してくれた人、本当にありがとー!!!(泣)」と叫びたくなるぐらい、息子の夜中の鼻水、鼻づまり、鼻すすり(一時、我が家では〈鼻ドリル〉と呼んでいました)が激減!! さらには、寝室のすみにたまるホコリもわかりやすく激減し、掃除の手間も減る効果も♡

お値段にドキドキしましたが、これは思い切って買ってよかったものの1つ。もうかれこれ4~5年愛用しています!

ハウスダストの中に、ダニの死骸やフンがあるのですが、ダニは梅雨時期~秋口にかけて爆発的に繁殖してしまうので、特に寝具は、梅雨入りした今のうちに対策をすることで、この夏~秋が快適に暮らせるかが変わってきます!

【番外編】アレルギー持ちにおすすめしない収納用品

アレルギー対策をしていく上で案外忘れられがちなのが、家具や収納用品の素材やデザイン。

ハウスダスト、ダニアレルギー持ちさんに不向きな収納用品の素材はこちら。

  • 湿気を含みやすい素材(段ボール、布製や紙製のボックスなど)
  • 虫が繁殖しやすい天然素材(畳、籐など)
  • 丸洗いできない素材

デザイン的にはホコリをかぶりやすい、掃除がしにくいデザインのものは避けた方が無難です。

ただし、これらも絶対ダメ!というわけでなく、例えば「数か月に1回新品と取り換える」「こまめにお手入れする」などができるのであれば使えるので、自分の手間と好きなテイストとのバランスを考えて取り入れてみて下さい。

ご自身やご家族に、ハウスダストやダニ、花粉のアレルギーをお持ちの方は、ぜひぜひ試してみてくださいね♪

いつも最後までお読みくださりありがとうございます♡

写真・文/田口愛佳


田口愛佳
整理収納アドバイザー

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