「草津温泉」の隠れ家的お宿の古き良き空間をレポート 【Martist土肥愛子】

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こんにちは♪ 今回も、前回に続いて旅ネタをお届けします! というのも少し前になりますが、宿泊したお宿があまり見かけないような珍しいスタイルで、なおかつあまりにも素敵なところだったので、ぜひブログでご紹介したいと思い…♡ 首都圏からも近いので、ぜひ今後の旅の参考にご一読いただけたら嬉しいです!

北関東屈指の温泉エリア『草津』にある密かに人気な隠れ家的お宿

ここ最近のホテルや旅館というと、洗練されたおしゃれな施設が多い傾向にあると思うのですが、今回ご紹介するところはそれとは真逆な、古き良き日本の景色や雰囲気が楽しめるお宿♡ こちらの『かやぶきの郷 薬師温泉 旅籠』です!

草津の中心街からは車で10~15分ほどのところにあり、たくさんの自然に囲まれた約7000坪の郷内には、古くから用いられてきた“かやぶき屋根”の家屋が7棟も立ち並んでいます。車を止めるとすぐスタッフの方が来てくださるので荷物を預けることができ、その後、長屋門というエントランスにあたる家屋(上記の写真↑)を通って、いざ郷内へ♪

郷内に入ると、緑豊かでどこか懐かしいような景色が広がっています♡


郷内には、大人も子どもも楽しめるさまざまな施設が♪

入ってすぐの階段を降りると“蕎麦匠房まくらぎ”というお蕎麦屋さんが。

その前にはベーゴマやけん玉などの昔のおもちゃが楽しめる“枕木広場”があるので、しばしそこで昔あそびをして盛り上がりました。

道を進んで行くと、古民具や古美術品を展示した“時代もの展示処”が数軒立ち並び、子どもたちはもちろん、私たちの世代でも見たことのない物がたくさん!あれはなんだろう?これはなんだろう?と、大人も子どもも興味津々でした。

さらに途中には、硬貨を入れると実際に使うことのできる昔の公衆電話もあったり♪

そんなこんなで楽しく歩き進めていくと、ようやく宿泊する本陣にたどり着きました!


お宿の中は古き良き雰囲気!お部屋は広々と開放的♡

本陣もかやぶき屋根の立派な家屋で、中に入るとスタッフの方がお出迎えしてくださりました♪ 先ほど入口で預けた荷物もここで受け取れます。ロビーは木のぬくもりが感じられるような雰囲気で、実際に使われている囲炉裏や古民具があったり!

外に出ると緑いっぱいの開放的なデッキもあります

翌朝、ロビーで無料のコーヒーサービスがされていたので、せっかくだからと外に出てキレイな景色といっしょに楽しみましたが、なんとも贅沢な気持ちになれるひとときでした♡


チェックインを済ませた後は、いよいよお部屋へ!

部屋に向かうまでの館内も風情たっぷりで、各部屋は昔使われていた街道沿いの宿に見立てて、名前が付いています。

宿泊部屋のタイプもいくつかあるのですが、今回はロフト付きの“塚原宿タイプ”にしたので、部屋の中はこのような感じ♪ ロフト付きなので天井が高くて、とっても開放的でした!! 内装もモダンだけれどどこか懐かしいような雰囲気で、テレビや冷蔵庫は収納扉で隠されているからスッキリとスタイリッシュ♪

ちなみに座卓は掘りごたつ仕様だったので座りやすく、囲炉裏のようなデザインも素敵でした♡


お待ちかねの食事は…♡

その後天然温泉にゆったり入り、疲れもとれた後はお待ちかねの夕食!お食事は本館ではなく、“小林家”または“浜田邸”という、はなれのかやぶき家屋に移動していただきます。お料理も、予約時にいくつかのコースから選べるのですが、今回は“かやぶき会席”でお願いしました。

まず食前酒には、新潟県旧朝日村産の山ぶどう酒が♡

山ぶどうの濃厚な旨味やジューシーな甘さが感じられて、旬の食材を使った前菜7品や、お造りなどといっしょに美味しくいただきました。

個人的には、お凌ぎの“粒蕎麦とろろ餡”が食感もプチプチしていておもしろく、1番印象に残っています!

他にも蟹玉子豆腐の御椀や、焼物で鮎の塩焼き、中皿で上州牛の陶板焼きや、煮物で赤城鶏の治部煮など、バラエティーに富んだ美味しいお料理がたくさんでした♡♡♡

そしてお食事ものでは、長屋門の近くにあったお蕎麦屋さん“蕎麦匠房まくらぎ”で打っているという、手打ち蕎麦が♪ 豊かなそばの風味でツルっと喉越しも良く、お腹いっぱいなはずなのにペロリとあっという間に完食♡笑

美味しさや美しさに、そしてボリュームもと、大満足な夕食にお腹も心も満たされた夜でした♡♡♡


また翌朝の朝食もまた、地物にこだわり季節の味が楽しめる素敵なお料理の数々! お米は白米と雑穀米から選べたり、素材そのものの味を生かした味付け等、からだにも優しく、ほっこりと心も温まるような内容です♡

とくにこちらの大根煮はホロっと柔らかく、だしの旨味もしっかり吸っていて、朝から幸せな気持ちになれる一品でした♡♡♡

今回ご紹介した、こちらの“かやぶきの郷 薬師温泉 旅籠”。古き良きものや自然に囲まれながら、ゆったりとした時間を過ごすことができ、一度だけでなく二度、いや何度でも足を運びたくなってしまうような素敵なお宿でした♡

ちなみに宿泊利用はもちろん、温泉や食事だけなど、日帰りでの利用も可能です!

ちょっと先にはなりますがこれからの時期だと、秋にはかやぶきの家屋に紅葉という、風情あふれる眺めが楽しめるそうなので、また違う季節にぜひ利用してみたいなと思います♪

写真・文/土肥愛子


土肥愛子
管理栄養士・フードコーディネーター

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