美肌・冷え性・むくみの改善! からだの中からキレイになれる白湯の魅力【Martist土肥愛子】

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10月も半ばを過ぎ、だんだんと暑さも落ち着いてきて、朝晩は冷え込む日が多くなってきましたね。そんな気温の変化が大きいこの時期は、からだの不調もきたしやすい時期なので気を遣ってケアしたいもの。また特に寒さが増していくこれからの時期は、冷え性に悩まされる方も少なくないですよね。

わたしも実は昔、かなりの冷え性体質だったのですが……とあることを習慣化するようになってから、その症状もだいぶ緩和されて、今では気にならないほどになりました♡ それが、毎朝起きたら”白湯”を飲むということ。”白湯”を飲むことは、だいぶ前から美容や健康にいいと度々注目も集めていましたが、本当にその通りで、からだにとって嬉しい効果がたくさんあることを身をもって感じました!

そこで今回のブログでは、これからの時期にぜひおすすめしたい”白湯”の効果や正しい飲み方、さらには飽きずに毎日続けられるアレンジ法などについてご紹介できたらと思います!

「白湯」が体にとって良い理由とは?!

まずはじめに、”白湯”を飲むことによってからだにどのような良い効果があるのか、ということをみなさんご存じですか? 実は少し前にダイエット中の方々から栄養相談を受けるお仕事があったのですが、その際、白湯についての質問や相談が意外と多くて!食事や運動についての相談ばかりかと思っていたので、正直かなり驚きました。

よくテレビや雑誌などのメディアで、女優さんやモデルさん等が毎朝白湯を飲んでいるとお話されている場面をよく目にするので、世間的に関心は高かったり、なんとなくからだに良いというのは知られているのですが… その効果やメリットなどについては、あまり浸透していないということが分かったのです。そこでまずはその効果やメリットについて、少しお話できたらと思います!

白湯の効果は、簡単に図式化してしまうと、以下のようなメカニズムになっています。

白湯を飲む

内臓があたたまる

血流が良くなる

代謝が上がる(冷え性の改善)
老廃物の排出の促進(肌のターンオーバー促進・むくみや便秘の改善)

朝起きたときの人の内臓温度というのは、日中や就寝前より下がってしまっている状態なのですが、白湯を飲むことによって内臓からしっかりとあたためられてその機能も上がるため、血流が良くなります。その結果、脂肪が燃焼しやすくなる、冷え性が改善される、免疫力が高まる、体内の老廃物が排出されやすくなるなどの作用が起こり、さらに肌のターンオーバーが促進されて美肌効果が期待できたり、むくみや便秘の改善にもつながるのです。

ちなみに内臓温度が1℃上がると、基礎代謝はなんと約10〜12%も上がると言われていて、体質的に痩せやすくなるのもうれしいですよね♫

実は間違っている人も多い?!「白湯」の作り方や飲み方

先ほどお話した栄養相談の場でも、意外と間違っている方が多かったのが、白湯の飲み方や作り方!実は沸騰させたお湯なら何でもいい!という訳ではなく、間違った作り方や飲み方をすると、いくら毎日続けて飲んでもその効果が得られない可能性も高いので気をつける必要があります。まずそんなよくある間違いというのがこちら。

  • 水(水道水)が沸騰したらすぐ火を止めてしまう。
  • 沸騰してから加熱し続ける際、フタを閉めたまま。
  • ゴクゴクと一気に飲む。
  • 1日に800ml(コップ約4杯)以上飲む。

まず白湯の作り方について、水道水を鍋で沸騰させて作る方法がよく知られていると思うのですが、ここで気をつけたいのが『沸騰してからフタをしないで10〜15分加熱する』ということ。
水道水の中には、カルキ(塩素)などの不純物が含まれていて、これを煮沸してとばすためにこのような作業をします。煮沸することでカルキ臭さも気にならなくなるので、美味しく飲むためにもこの作業は重要なのです!(※ただしミネラルウォーター(軟水)やカルキ抜き機能のついた浄水器を通した水であれば、沸騰してすぐ火を止めるのはOK)

ちなみに火を使うのが面倒!という方は、実は電子レンジでも作れちゃいます♫ ただしこの場合も普通の水道水は不可×で、使用できるのはミネラルウォーター(軟水)かカルキ抜き機能のついた浄水器を通した水のみです。

作り方は、150〜200mlの水を耐熱性のあるカップに入れて、600Wの電子レンジで1分半ほど加熱するだけと、とても簡単!uもっと手軽に飲みたい方は、お湯も出るタイプのウォーターサーバーを使うというのも手かもしれません。

そして次に飲み方ですが、こうしてあたためて作った白湯をだいたい50℃前後の温度まで冷まし、10~20分かけてゆっくり飲むのがベスト♡

飲むタイミングは、起床後すぐに飲むようにすると内臓からしっかりと温まり、胃腸の働きを高めたり、からだの活動スイッチも入るのでおすすめです!
その他は基本好きなタイミングでOKなのですが、食後30分は胃酸が薄まって消化不良を起こしたりする可能性があるので、そのタイミングだけは控えるのがいいかなと思います。

また飲み過ぎは逆にむくみの原因になってしまったり、腎臓に負担をかけたりしてしまうので、1日600~800mlほどの量に抑えるよう気をつけてくださいね。

飽きずに毎日続けられる!"白湯"の飲み方アレンジ♫

そんなからだにうれしい効果がいっぱいな白湯ですが、そのまま飲むのが苦手だったり、毎日飲み続けていたら飽きちゃった!なんてこともありますよね。そんなときは、白湯をアレンジして飲むのがおすすめ♪ 味を変えて飲むことでもっと飲みやすくなり、さらに良い効果が得られたりもしますよ!

おすすめアレンジ6選

  1. レモン⇒美肌効果・疲労回復

  2. 生姜⇒血行促進(冷え性改善)・免疫力アップ

  3. はちみつ⇒むくみの改善・脳の活性化

  4. シナモン等のスパイス類⇒代謝アップ

 

5.梅干し⇒抗酸化作用・疲労回復・血液サラサラ

6.オリーブオイル⇒腸の働きアップ(便秘改善など)・アンチエイジング効果

これらの食材はひとつだけ白湯にプラスしてもいいですし、組み合わせてプラスしてもOK!
自分好みに調整したり、季節や体調に合わせて変えてみるのも良いと思います♡
今年の冬は平年よりも寒さが厳しくなるそうなので、からだの芯からぽかぽかと温めてくれる“白湯”は、強い味方になってくれるかもしれませんね♪

写真・文/土肥愛子



土肥愛子
管理栄養士・フードコーディネーター

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