前編に引き続き、いくつになっても描き方の正解に迷ってしまう“眉”。基本の眉メークのお悩み解決法を、瀬戸内寂聴さんも担当しているメイクアップアーティストのレイナさんが教えてくれました。今回は後編として、Q6~Q10にお応えします。
教えてくれたのは、レイナさん
1978年生 『BeauTV VOCE』やビューティ雑誌などメディアでも活躍。年齢や顔立ちにかかわらず、その人本来の美しさを引き出すメイクを得意とし、文化人からの指名も多数。延べ1万人以上の肌に触れた経験から化粧品も開発。撮影と並行して完全予約制のメイクレッスンのサロンCrystalline(クリスタリン)のほか、プロ向けの教室や研究室も主宰。後進の育成にも力を入れる。
Q6:左右の眉の高さが違うので、どうすればいいかわかりません。
A.高いほうは下側を、低いほうは上側を足しましょう。
両方の間をとった中間地点。高い方は自眉の下側に足し、低い方は上側に足すことを意識して、毛のない部分だけ描き足していきましょう。左右違うところに、それも毛のないところに描いていくのは勇気がいりますが、完成してみるととても自然になるので練習しながら慣れていきましょう。
Q7:気づいたらいつも眉尻だけなくなっています……。
A.そんなときは、朝の眉メイクの最後にトップコートをひとはけしてみましょう。
描いた眉の上からなぞるだけでOK。アイブロウコート ¥2,750(ケサランパサラン)
色や線を油膜でコーティングしてくれるので、時間がたっても消えない眉に。汗や皮脂量が増えるとどうしてもメイクは崩れがち。そんな季節にも重宝するはずです。
Q8:眉頭を自然に描くにはどうしたらいいですか?
A.リキッドアイブロウで、下から上に。
眉頭の毛は、鼻筋につながるように数本描き足す程度でOKな場合がほとんどです。パウダーやペンシルだけでは繊細な毛の再現が難しいので、リキッドアイブロウを使いましょう。眉頭の毛は下から上に生えているので、筆先を立てて下から上へ向かって1本ずつ描いてみましょう。最後に、眉頭から鼻筋へ向かって大きめのブラシで色をなじませると、自然な影ができ立体感ある目もとに仕上がります。
Q9:眉マスカラがうまく塗れません。
A.余分な液をオフして、眉中から優しく塗り始めましょう。
眉マスカラを上手に使いこなすコツはマスカラ液をつけすぎないこと。まずは左上の写真のようにボトルの口でブラシをしごいて、余分な液をオフしましょう。また、マスカラを最初にのせた部分には液が多く付着するため眉中→眉尻→眉頭の順に塗りましょう。ブラシの側面を使い、優しく毛の表面をなぞるようにつけてみてください。最後にスクリューブラシでなじませるのも忘れずに。力を入れて押し付けないこと。も大事です。
Q10:スポーツをしても落ちない眉メイクはできますか?
A.アートメイクのようにうっすらと色づく、アイブロウティントはいかがでしょう?
美容成分も配合。フジコ眉ティントSVR ショコラブラウン ¥1,408(かならぼ)
数分置いてはがせば、肌に眉の形が着色し、数日間キープすることができます。旅行の前や、眉が薄い方は日常的に取り入れてみるのもおすすめです。
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本記事は『眉の本』掲載情報を抜粋しています。
構成/Mart 編集部
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