冬の睡眠に対してのアンケートで、多かったのが“冷え”に対する悩み。そこで、快眠セラピストの三橋先生に、寒さ対策に効果的な温め方を教わりました。朝までポカポカ心地よい「快眠」で、冬の免疫力をアップさせてみませんか?
Q1.掛け布団はどうするのが暖かい?
掛け布団の上に毛布を掛ける派と中に入れる派がアンケートでも分かれていたとのことですが、素材によって、掛ける順番を変えるのがよいでしょう。掛け布団が羽毛の場合、保温性があり、調湿できるウールやコットンなどの天然素材のものは身体の近くに。化学繊維のものは基本的に掛け布団の上に掛けるのが効果的な温め方です。
Q2.睡眠の質を高めるおすすめの方法は?
エアコンやヒーターで室温を18℃以上に保つようにしましょう。寝るときに布団の中が人肌ぐらいだと寝つきがよくなるので湯たんぽや布団乾燥機で暖めたり、起毛感で温かさを感じる敷き寝具を使うのもおすすめです。また電気毛布のつけっぱなしは深部体温が下がりにくく、睡眠が浅くなるので寝る前に切りましょう。
Q3.朝まで快眠できる最適な服装は?
睡眠に最適なのは、ゆったりサイズで寝返りがしやすく、吸水&吸湿性の高い綿のパジャマ。健康な人は一晩で20~30回寝返りをするため、寝返りしやすいパジャマが睡眠の質を高めてくれます。スウェットなどは生地が厚く、縫い目がゴワゴワして重いですよね。できるだけ軽くて肌への負担が少ないほうがリラックスできます。
「足の冷えが悩みでしたが、ちょっとした温め方のコツで冷え対策できるので参考になりました」(土肥さん)
肌着の内側にフェイスタオルを入れて上部は首元から外側に折り返すだけで寒さ対策に。
教えてくれたのは…三橋美穂さん
快眠セラピスト・睡眠環境プランナー
1万人以上の眠りの悩みを解決してきた睡眠のスペシャリスト。全国での講演活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュースも手がける。主な著書に『眠トレ!』(三笠書房)ほか多数。https://sleepeace.com
2021年Mart3月号
カギは身体の温め方にあった! 冬こそ「 快眠」で免疫力あげてこ! より再構成
※掲載商品はシーズン品につき、なくなり次第終了予定
撮影/中林 香 編集・取材・文/橋本嘉美 WEB構成/富田夏子