おんせん県・大分でも豊富な源泉で知られる別府市。そんな別府で今年、フラッグシップ棟宙館」を開業した「別府温泉 杉乃井ホテル」。充実の施設で温泉や地元食材を使ったブッフェスタイルの食事などを含めた宿泊プランが人気です。でももう一つ人気のポイントが日帰り利用でも十分楽しめること。夏にぴったりのプールや、リニューアルした大展望露天風呂「棚湯」をご紹介します。
まるで南国リゾート!アミューズメントプール「アクアビート」
「別府温泉 杉乃井ホテル」の敷地内には全天候型アミューズメントプール「アクアビート」があります。屋内にあるので天候を気にせず遊べて、日焼けが気になるママたちにも安心。泳ぎに自信がなくても大きめの浮き輪をレンタルして水に浮いているだけでも楽しくなります。メインのプール「アクアビーチ」は30分に1回波が出てくるので見逃し注意。海のように“波に乗って”みるのもいいですね。
ジャングルのような緑に囲まれた「ミステリードーク」は流れるプール。熱帯雨林のジャングルをイメージしていて、のんびり流れに任せて泳いだり、浮き輪につかまったりして流れているだけでも楽しめます。
そして、注目なのは4種類のウォータースライダー。身長120㎝以上ならトライすることができ、それぞれ長さと高低差が異なり、大人でもスリルを感じられます。全種類制覇するのもいいですね。
小さな子どもがいる場合はキッズプールでのんびり遊ぶのがおすすめ。ここにはスライダーならぬぞうさん滑り台があり、小さな子どもでもちょっとしたスリルを感じられそう。プールサイドには軽食やドリンクを販売している売店もあるので、休憩時に便利です。
体験したことない圧倒的な開放感の大展望露天風呂「棚湯」
山間部などに階段状に作られた水田、棚田のように5段から成る湯船が特徴的な大展望露天風呂「棚湯」。温泉に入りながら景色を楽しむことができます。5段それぞれが異なり、最上部はガラスで仕切られた内湯、2段目は半露天、一番広いのが3段目。さらに4段目は足湯、5段目は寝湯が楽しめるようになっています。湯船からも別府湾や街並みが望め、晴れた日には四国佐多岬まで見えるそう。
今年20年ぶりにリニューアルしていて、樽湯を新しくし、升湯を新設しています。異なる浴槽の形状、素材を使っていて、一人や親子でゆっくり温泉を楽しむことができます。
また、近年ブームとなっているサウナですが、こちらのサウナ室もリニューアル。照明を落としたサウナ室ではアロマ水を一定間隔でサウナストーブにかけるオートロウリュを設置。サウナ室の温度は男湯90℃、女湯86℃をキープし、ロウリュで湿度も保たれています。温泉と合わせてサウナを楽しめるのは贅沢ですね。
そしてサウナといえば、水風呂やととのいスペースは欠かせません。サウナ室のリニューアルに伴い、新たに水風呂を設置。サウナで温まった後は汗を流して約15度の水風呂へ。外気温によって水風呂の温度は変わりますが、サウナで温まった体をシャキッとさせてくれます。外気浴スペースには男湯9個、女湯7個の椅子が並んでいるので、しっかり休憩することができます。もちろん、温泉と水風呂で温冷交代浴もおすすめ。その場合もきちんと休憩し、必ず水分補給をしましょう。
さらにこれまで洞窟湯だったところは「音の湯」に。音の反響性があるので、温泉が50年かけて地球を循環するストーリーを演出しています。音響と光の演出による没入感は心身のリラックスにぴったり。日常を忘れてゆっくり過ごせます。
棚湯のリニューアルオープンもアクアビートのオープンも7月1日(土)。どちらも宿泊者は無料で利用できますが、ビジターの場合は時期や曜日によって利用料が異なるのでHPなどで確認してください。
別府温泉 杉乃井ホテルHP:https://suginoi.orixhotelsandresorts.com/
取材・文/岡部礼子