ジメジメとした雨続きになることが少ないこれからの時期は、家庭菜園を始めるのにも実はピッタリ。 でもいきなり家庭菜園はハードルが高い……という方もご安心を。家庭菜園初心者のMart読者親子が、自宅で簡単にできるカーリーケールとハーブの栽培にチャレンジしたので、その過程をご紹介します。
ベランダで野菜づくり!
用意するのは、プランター、培養土、そして苗。野菜博士の緒方湊君によると、家庭菜園初心者は、種からではなく苗から始めるのが育てやすいのだそう。そのアドバイスに従って、育てやすいカーリーケールの苗を用意。プランターに培養土を入れ、カーリーケールの苗を等間隔で3つ植えます。苗は根元の部分を指で挟むと茎が固定されて引き抜くときも根元が動きにくくなるのだとか。
苗に土をかぶせてなじませたら、シャベルで押して土を固めます。苗のまわりは水はけをよくするため、少し土を盛り上げるのを忘れずに。今回、プランターとして使ったのは、脚付きのフェルトタイプのもの。高さがあるので、かがまずに作業ができるほか、鉢底石、鉢底ネットが不要なので、植える作業も楽ちんでした。
プランター栽培では、土が乾いたら水をたっぷり与えるのがポイントです。苗を植えたらすぐに、下から水があふれるぐらいたっぷりあげましょう。齋藤家での水やり担当は、娘の凜乃ちゃんに決定!
初めての家庭菜園にチャレンジしたのは、齋藤智絵さん(42歳)凜乃ちゃん(8歳)親子。プランターは、自宅の2階にある日当たりのよい広めのベランダに設置。
キッチンにはハーブを!
ベランダでの家庭菜園のあとは、キッチン用にハーブの栽培にチャレンジ。ローズマリーとゴールデンセージの苗を植えます。根のまわり以外の土は、崩しながら入れても大丈夫です。ハーブは明るい半日陰のほうが育ちやすいので、室内のダイニングテーブルの上に。早く育たないかなぁ~と眺めるのが、斎藤さんの毎日の癒しになっているとのこと。
野菜は何種類も育てると収穫時期がずれるので、楽しみが広がるのだそう。これからの季節は、野菜の成長もいちだんと早くなるので、収穫を心待ちに家庭菜園を始めてみませんか?
撮影/山下忠之 取材・文/酒井明子 編集/橋本嘉美(HEAVEN)
Mart春号「おうち緑化」で癒される♡より