海外旅行に気軽に行けない今、おうちで気分だけでも味わえたら……。 その願い、進化を続ける無印良品のごはんならかなえてくれるんです!
本場の味を知りつくす一流シェフが無印フードを実食評価して、 おすすめできる商品をピックアップ。 より美味しく食べるアイデアや味変アレンジも教えてくれました。
今回はミシュラン一つ星に輝くシェフが選んだ、フランスグルメをご紹介します。
ミシュラン一つ星に輝く
古屋シェフが選んだ無印良品のフランス料理BEST3
採点したのは古屋壮一シェフ
フランス料理「ルカンケ」(東京・白金台)
東京やフランスの名店で腕を 磨き、2009年「ルカンケ」をオープン。クラシカルかつ芸術的な料理は、ミシュランで7年連続一つ星を獲得中。
1位 カスレ【冷凍】
手間がかかる煮込み料理が湯せんするだけでOK
フランス南西部ラングドック地方の郷土料理をお手本に、牛肉を白いんげん豆やレンズ豆と一緒に煮込んだもの。カスレ(フランス風牛肉と豆の煮込み)160g(1食分)¥390
≪古屋シェフのコメント≫
びっくりするほど、よくできています。白いんげん豆が少ないのが残念ですが、土鍋でじっくり煮込むような料理が湯せんしてすぐ食べられるのは魅力的。
≪チョイ足しレベルアップ!≫
ソーセージをプラス
本来カスレは、鴨のコンフィや自家製ソーセージが入ったものが多いので、炒めたソーセージと一緒に耐熱容器に入れ、パン粉をふってオーブンで加熱するとさらに本場の味に近づくと思います。
2位 仔羊の煮込み
羊の風味と香味野菜の香りが豊か
仔羊とじゃがいも、玉ねぎをトマトで煮込み、香味野菜と赤ワインで仕上げた「ナヴァラン」をお手本にした煮込み料理。世界の煮込み 仔羊の煮込み160g(1人前)¥390
≪古屋シェフのコメント≫
レトルトでは珍しい羊料理。羊の香りも程よくあり、美味しいです! 残念なのは肉が小さいこと。もし羊のもも肉などが入手できるなら、それをソテーして、このソースと合わせれば最高ですね。
≪チョイ足しレベルアップ!≫
かぶなど春野菜をプラス
お手本となっている「ナヴァラン」は、かぶを合わせるのが定番。グリーンピースなど、ゆでた春野菜と一緒にトッピングすると、より本物っぽくなります。
3位 牛肉の赤ワイン煮
シェフのウラ技でさらに本格派に!
ワインで有名なブルゴーニュ地方の名物「ブッフブルギニヨン」をお手本に、牛肉を赤ワインソースで軟らかく煮込んだもの。世界の煮込み 牛肉の赤ワイン煮160g(1人前)¥390
≪古屋シェフのコメント≫
美味しいデミグラスソースのようで、子どもでも食べやすい万人受けする味。ハヤシライスのように食べてもいいと思います。
≪チョイ足しレベルアップ!≫
煮詰めた赤ワインをプラス
本場に比べると酸味が少ないので、さらに赤ワインで補ってあげるとより本格的に。耐熱容器に赤ワイン大さじ2を入れて600Wの電子レンジでラップをかけずに3~4分加熱、半量以下になったら赤ワイン煮1袋を加えて、ラップをかけて2分加熱し混ぜれば完成。
Mart2021年6月号「無印良品」の進化が止まらない!PART3「無印フード」で気分は世界旅行♪ より
撮影/鵜澤昭彦 フードコーディネート/森澄淑子 取材・文/富田夏子、武内慎司 編集/永島 大 構成/長南真理恵