家族でお出かけする場所のひとつに、「海」があります。夏に海水浴をすることだけでなく、波打ち際を歩いたり、寄せては返す波を見たり。海は四季折々の表情を見せてくれます。
先日、「親子でできるはじめてのマインドフルネス」をキーワードに、鎌倉の長谷にて親子で参加できるイベント「WITH THE 5 SENSES」を開催しました。海をベースに様々な体験を通し、様々なことを感じ、そこから、知る・学ぶ・体験する・継続することを体感してもらいます。我が家も家族で参加し、イベントに参加してくださった親子の皆さんと様々なことを体験しました。そのひとつ、ビーチクリーンについて紹介します。
開催の拠点は古民家をリノベーションしたカフェなど併設しているローカルベース「WITH KAMAKURA」です。こちらの開催イベントとして週末、ビーチクリーンに参加する方を募りました。
そもそも、ビーチクリーンとは?
その名の通り「海岸の美化清掃活動」のことです。 海岸に漂着したゴミを拾い、分別する。そして、漂着ゴミの種類や量に関するデータを分析。どんなゴミなのか現状を知ることで、根本的な問題改善にを図る活動のことを指します。
驚くことに、海岸にあるゴミの約7割は川からやってくると言われているそうです。「水の流れ」が山や川や街にあるゴミを集めてしまい、海岸まで運んでくるのだそう。小さなゴミが、どんどん集まり、海に着く頃には大量になり、海岸へと押し寄せているのです。
最初、このことを知った時に驚きました。街の小さなゴミがきれいな海岸を汚している原因になっていること。子どもたちにも話しましたが、やはり驚いていました。川と海はつながっているのだと。
ビーチクリーンをするに必要なものは?
本格的にビーチクリーンに参加するのは、私自身も子どもたちも初めてです。今回は、日本で唯一の海岸美化専門の団体「公益財団法人かながわ海岸美化財団」が、色々とサポートしてくださることに。準備に必要なものなどを伺いました。
進め方は「財団から送られてきたごみ袋を使ってビーチクリーンをする」「そのごみ袋を指定の場所に集積しておく」と、初めて取り組むの人でもとても簡単な仕組みです。ゴミは後日、財団が回収してくれます。事前の団体登録や計画書の提出、実施後の報告等の煩わしい手続きは一切必要ありません。みなさんももし、家族やお友達と週末にビーチクリーンをしたいと思ったら、ぜひ協力してくれる団体があるかどうか、調べてみるのもよいかと思います。
ビーチクリーンをする際の注意点は?
- 石・貝殻・海藻は拾わない
- ガス缶は別にする
- 注射器に注意
- サーファー等の荷物に注意
- イベントごみは持ち帰る
ゴミの多い海岸では、ガラスや割れ物が落ちている場合もあるので、小さいお子さんはサンダルなどを着用する方が安心ですよ!
今回のビーチクリーンに参加しくれたファミリーのみなさん、お子さんたちもとても楽しそうに積極的に参加していました。
「こんなにたくさん、ゴミがあるんだね」
「綺麗になると、気持ちがいいね」
「ゴミをこのままにしたら、亀さんが食べちゃうかな?」
と、色々感じながら、過ごせたようです。
ビーチクリーンを通して、今後さらに深刻になるであろうマイクロプラスチック問題についても、子どもたちと話し合いました。他人事ではなく、すぐ身近にある問題として、自分毎で捉えて行動していけるようになって欲しいなと思います。
ぜひ皆さんも、近所の公園や、地域のゴミ拾いからでも、お子様と始めてみてはいかがでしょうか? 素敵な週末を過ごすためには、地球がキラキラ素敵な状態であることが、とても大切な事だと思います。
今回のビーチクリーンに参加してくださった方たちの、週末の思い出作りにもなるように。プロのカメラマンチーム・Ainowa photographyによる写真撮影会も開催しました。今回のブログもAinowa photographyの写真を使わせていただました。
終わった後はおやつをいただきました。これもまた、子どもたちには楽しい思い出のひとつになりました。