7月から始まったレジ袋の有料化により、最近ではエコへの関心がより高まりつつあります。レジ袋だけがクローズアップされがちですが、ペットボトルも含めたプラスチックゴミの削減のための動きが、私たちの行きつけのお店でも広がってきているようです。今回はその一例として「無料給水スポット」をご紹介しましょう。
マイボトルや水筒を持つ人も増えたため、無印良品とイケアで無料給水スポットが登場。気軽に利用しやすいと、注目されています。
無印良品では「自分で詰める水のボトル」を販売
無印良品では7月より、無料の給水サービスがスタートしました。
こちらの給水機が約130店舗(2020年9月現在)に設置され、誰でも気軽に利用することができます。今後も国内店舗で、順次拡大予定です。給水機のある店舗は無印良品のアプリで調べることができます。
プラスチックごみを削減する取り組みの一環として始まったサービスのため、店舗では「自分で詰める水のボトル」330㎖・¥190(税込み)が販売されています。
もちろんマイ水筒やマイボトルに給水しても大丈夫です。
また給水したその場でサッとお茶を作れる、「自分で詰める水のボトル用ルイボスティー」「自分で詰める水のボトル用黒豆茶」共に¥390(税込み)を使えば、水にすぐ溶ける粉末のため、携帯用のお茶を外出先で作れます。
「自分で詰める水のボトル」330㎖・¥190(税込み)
「自分で詰める水のボトル用黒豆茶」¥390(税込み)
「自分で詰める水のボトル用ルイボスティー」¥390(税込み)
店舗では利用者が増加しており、買い物帰りの主婦や、お昼休みの会社員、お子様連れの方は子供のマグに給水される方も多いそうです。
イケア全店舗に無料給水スポット
イケアでは2030年までに、すべて再生可能な素材か、リサイクル素材にするというゴールを掲げ、使い捨てのプラスチック製品の廃止を計画。その一環として、店舗では無料で給水できるスポットがあります。
IKEA for Businessを含む、全11店舗で実施。無料給水検索アプリ「mymizu」で調べることができます。利用者にはマイボトルの利用を推奨。店舗で買える「IKEA 365+ 水筒」500㎖ ¥399を利用する人も多いです。バッグに入って持ち運びがしやすい、「エフテルトレーダ 水筒」¥399も人気。
「IKEA 365+ 水筒」500㎖ ¥399
「エフテルトレーダ 水筒」¥399
「エフテルトレーダ 水筒」¥399
サービスは利用者からも「気軽に使うことができて、本当に便利です」と、好評のようです。サステナブルな地球環境のために、私たちもプラスチックゴミを減らすよう心掛けたいですよね。次に出かけたとき、ペットボトル飲料を買う代わりに、これらの給水機を利用してみてはいかがでしょうか。
【お問い合わせ先】
無印良品 https://www.muji.com/jp/ja/store
イケア https://www.ikea.com/jp/ja/
取材・文/酒井明子