地域ごとに特色を生かした店舗を続々とオープンしている「無印良品」。今年1月東京・池袋にオープンした新店舗「MUJIcom 東池袋」でも、新しい試みがたくさん見られました。これまでたくさんの無印良品の新店舗取材をしてきたライター目線で、特に皆さんに御覧いただきたいポイントを紹介します。
皆さんの住まいから近くの無印良品は、どのような店舗でしょうか?
無印良品を運営する良品計画本社の1階に登場した「MUJIcom 東池袋」。もともとは受付やミーティングルームがあった場所で我々もよくお伺いしていました。無印良品の店舗形態は「MUJI〇〇」と個性豊かな大型店や、お馴染みの「無印良品〇〇」と一般的な店舗形態と複数あるのですが、今回オープンした「MUJIcom」は「より身近な無印良品の店舗」とした位置づけだそう。「いつもの通り道ですぐに立ち寄れて、必要な時に手早く買える。 食品、日用品、衣料品まで、無印良品の数ある商品群の中から日常生活に欠かせないアイテムを厳選して取り揃え、日々の暮らしをサポートします」(無印良品担当者)
グリーンコーナーではガーデニングのヒントが!
取材時の店舗前には、小屋スタイルでミニグリーン&フラワーコーナーが。税込み価格でも500円玉でおつりがくるプライスは嬉しいですね。
好きな鉢はこうしてブリキのトレイにのせレジへ。自宅でミニグリーンを飾るときに、どうしてもバラバラな印象になってしまうことがあったのですが、こうしてトレイのせるだけでしっくりまとまるのだなと感じました。
即席スープに使えるトッピング類
店内では季節の即席スープ類が、様々なかごやボウルに入ってディスプレイされていました。その横にご注目! 並んで売られていたのは、野菜のチップスやナッツ類。スナックが、スープのトッピングになるという、食べ方のヒントをいただきました。早速自宅で、いつものコーンスープに砕いたナッツをトッピングしていただきましたが、香ばしい香りとザクザクした食感がマッチして、家族からも好評でした。
必要なものを、必要な数だけ
大型店舗ではお菓子、コーヒーお茶、洗剤やマフラー(!)と様々な商品の量り売りをしていますが、MUJIcom 東池袋にもありました! 卵やお米の量り売りです。卵はパックで10個入り、お米は5キロで売っているものが当然と思ってしまっていたので、こうしていざ必要な量を買う場面で、果たしてどのくらい購入するのがベストなのか……しばし頭を悩ませてしまいました。必要なものを、必要な数だけ買う。このスタイルなら、食品ロスのにもつながりますね。
そして、MUJIcom 東池袋の最大な特徴はできたてのお弁当や惣菜を提供する、無印良品で初の中食サービス「MUJI Kitchen」。「できたてのお弁当や惣菜などを提供する無印良品初のサービスです。”素の食”をテーマに、野菜を中心とした旬の食材を使った健康的で、体にやさしいお弁当や惣菜を取り揃え、毎日の食生活をサポートします。また、無印良品のレトルトカレーなどを、当店スタッフが温め、器に盛りつけて提供する新サービス『50種のごちそうレトルトバー』を展開するほか、旬の青果や、素材・製法にこだわった乳製品、豆腐、米や卵なども販売します」(無印良品担当者)
そう、この中で最も楽しみにしていたのは「50種のごちそうレトルトバー」。早速試してみました!
こちらが50種のごちそうレトルトバー。壁にズラリとレトルトが並ぶ様は圧巻です!
システムはこの通り、レトルトの代金に+180円で白米か雑穀米を購入できます。
白米を頼みました。ご飯を目の前でよそってくれます。
グリーンカレーを買いました。お湯の中で温まっているレトルトをその場で開封し、器に注いでくれました。
併設のカウンターでいただきました。持ち帰りも可能です。
ほかにも、商品ディスプレイから収納のヒントをもらえたりと、見て回るだけでも発見の連続です。お近くに行かれた時は、ぜひのぞいてみてください。また、発見があるのは新店だけでなくお近くの無印良品にもあるかもしれませんね!
取材・文/新里陽子