12月3日(木)、東京都江東区にある有明ガーデン内に、1~3階フロアを使った無印良品の大店舗がオープン。これまでにない新しい試みも多数展開されていますが、オープン前の内覧会で「これはすごい!」と思わず膝を打ちたくなったサービスや商品が多数。ご紹介したいもの・コトは大量にあるのですが、その中からぜひおすすめしたいものだけを厳選します!
2階エントランスを入ると、巨大なオブジェが。「道具」をモチーフにしたもので、店内の至る所に同様にあり、これを見るのも楽しい! 右側赤いロッカーは持ち帰り専用ロッカー。密にならずに買い物をするための工夫です。
パスタ、コーヒー、洗剤、そしてマフラーも「量り売り」
何といっても大きな目玉は、好きな量だけ買える「量り売り」スタイルを展開している商品がいくつもあることです。
1階のガラス張りになっている「食品量り売り場」は、食品保管にベストな温度・湿度をキープした特別空間。空間内には10人までの入場制限をし、密にならない対策も。雑穀、バスタ、コーヒー、ドライフルーツなど50種類以上の商品を20g以上から1g単位で購入できるんです。
筆者もスタッフの方に導かれつつ、スープの具になるという「レンズ豆」を購入することに。
パスタ、豆、雑穀類、「ちょっと食べてみたい」を叶えてくれます。袋をセットしハンドルを回すと出てきます。
計量器にのせて商品番号を押すと、料金計算を自動で。
出てきたシールを張り付けます。39gで¥78。
3階の洗剤量り売りコーナーでは、肌に優しく環境に配慮した洗剤4種類(衣類用洗濯洗剤、バス用洗剤、トイレ用洗剤、食器用洗剤)とアルカリ電解水クリーナーを100ml単位で購入可能。無印良品の詰め替え用ボトルだけでなく、空のペットボトルを持参すればそこに入れてくれます。必要な量、ゴミを出さない、再生できる資源。エコな取り組みに、背筋がシャンとします。地球環境に対して自分ができることは何なのか、考えさせてくれる場でもありますね。
ずらりと並んだ洗剤の蛇口。店舗スタッフさんが計量してくれ容器に入れてくれます。
ペットボトルで購入の場合は、口をしっかりテープで閉じてくれます。安心。
そしてくすっと笑ってしまったのがこちら。マフラーの量り売り。
短めにしてタイトに巻く? 長めにして風になびかせて……。妄想が膨らみましたが、規定のサイズを与えられるのではなく、自分で考えて選択するこの行動がワクワクしますよね。
有明限定の珍しい商品も!
無印良品の色といえば、イメージするのはアイボリーや白、クラフトカラーなどが強く印象にありますが、それを覆す商品たちが2階の目立つ位置でコーナー展開されていました。
それがこちらの「黒シリーズ」。収納関連から小物まで、こうして並ぶと圧巻です。黒好きにはたまりませんね。この黒、木目などナチュラルな雰囲気ともしっくり馴染むのも、無印良品ならではの商品づくりと感じました。
整理収納系のサービスは試してみたいものばかり!
また、「暮らしサポート」として展開するサービスは、まさに「かゆい所に手が届く」内容ばかり。「お片付けサポート」は、無印良品のスタッフが自宅に来てくれ、使い方に合わせた収納選びや採寸、収納プランを提案してくれるそう。不用品の引き取りや預かり、専門資格を持った掃除スタッフが掃除の手伝いやアドバイスをしてくれるなど、今までどこに相談すれば……と躊躇していた困りごとがすべて解決しそうです。
部分リフォームの相談やDIYサポートなども展開しており、家づくりの協力なサポーターになること間違いなしです。
2階「くらしのなんでも相談所」
地域色を感じるディスプレーの言葉。みなさんの街は?
広い店内を回っていて、ふと目に入ったのがこちら。
「湾岸の風、あったかインナーで安心です」
湾外沿いに位置する有明の街。地域ならでは内容を織り交ぜたコピーで、地域によっては少し語尾に方言を入れているところもあるとか。みなさんの住む地域の大型店にもあるかもしれませんね!
まだまだ紹介したい内容はたくさん。興味のある方は、ぜひ訪れてみてください。
【無印良品 東京有明】
東京都江東区有明2-1-7 有明ガーデン・モール&スパ1~3階
店舗ウェブページ https://shop.muji.com/jp/tokyo-ariake/
営業時間/10:00~20:00 定休日/不定
撮影・文/新里陽子