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「茶ノベーゼ」それは食べられるお茶!を日本茶アドバイザーが太鼓判!【Writer’s Pick】

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茶ノベーゼ  mART
お茶は日常的に飲むものというイメージがありますよね!なんと、お茶をおいしく食べることができるソースがあるんです。今回は”食べられるお茶”としてファンの多い、岡山県美作市の(有)海田園黒坂製茶のパスタソース「茶ノベーゼ」を紹介します。

なんともユニークなネーミングのとおり、パスタに和えるだけでジェノベーゼならぬ茶ノベーゼができるそう。ゆでたパスタ1人前に約10gを混ぜるだけで完成、1瓶で約10人前ができるのだとか。ほかにもマヨネーズと混ぜてディップソースとして温野菜につけてもOK。開発者で販売元の黒坂浩教さんによると、「クリームチーズと混ぜて、クラッカーやバケットに塗ったカナッペ風もおすすめです」とのこと。


茶ノベーゼ (100g) ¥800

茶ノベーゼの原料である”美作番茶”って?

メインの原料は地元の特産品である美作番茶(みまさかばんちゃ)と「作州黒」という黒大豆。美作番茶とは、岡山県の北東部にある美作市で伝統製法によってつくられるお茶のこと。葉がほとんどそのままの形をしていて大きく、お茶の色は紅茶にも似た鮮やかな橙色をしています。


つくり方は7月中旬の土用のころに枝ごと収穫した茶葉を大きな釜で煮たあと、その煮汁をかけながら葉があめ色になるまで天日干しする・・という伝統製法でつくられます。葉を蒸したり、火入れをして乾燥させる普通煎茶とは形状や製法も違いますが、美作市では室町時代の頃から受け継がれ、今日まで飲まれてきたお茶です。


飲み方は急須に3~5gの茶葉を入れ、熱湯を注いで30秒から1分ほど待ってから注ぎます。カフェインも少なく、苦みがない優しい口当たりなので、子どもからご年配の方も難なく飲めそうです。

お茶と食材のうまみが詰まった茶ノベーゼ


美作番茶と黒大豆にオリーブオイル、にんにく、パルメザンチーズを合わせた具だくさんのソースはとろけたクランチチョコのよう。フタを開けた瞬間、チーズの濃厚な香りが鼻をくすぐったかと思うと、お茶の奥ゆかしい香りとガーリックもほんのりと感じられました。今回はそのままパスタと混ぜ合わせてみました!

【茶ノベーゼパスタ】


ゆでたてのパスタに混ぜ合わせていくと、さわやかなお茶の香りが立ちのぼってきました。思わず、癒されながら料理をするような楽しい気分に。味はお茶とチーズの風味が存分に感じられるシンプルな味わいで、ベーコンの塩気と歯ごたえのある大豆もいいアクセントになっています。

お好みでソースの量を増減したり、追いチーズをかけたりと、自分好みに調節もしやすいのも嬉しいところ。今回は軽く焼いたベーコンと合わせてみましたが、鮭フレークや塩昆布をトッピングしてもよさそうです。

開発にあたり、他の商品にはないオリジナリティを出しながらも味は無難にまとめることにこだわったという黒坂さん。「お茶の風味がしっかりしているのでお茶感を楽しみながら、アレンジしてもらいたい」と話します。「茶ノベーゼ」は岡山県内のデパートや道の駅などで販売中ですが、オンラインショップでも購入可能。飲むだけではない、”食べられるお茶”を食卓に取り入れてみて!

【お問い合わせ先】
(有)海田園黒坂製茶 http://kaitaen.com/
オンラインショップ https://kaitaen.theshop.jp/

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写真・文/松下文香
※この記事に掲載されている価格は税抜き価格です。

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