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出汁が際立つ「飲む茶碗蒸し」は、ひんやり美味しい!【Writer’s Pick】

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毎日、毎日、口をついて出るのは「暑い……」のひと言。こんなときは冷たいドリンクは欠かせません。
昨年大ブームだったタピオカドリンク、その後にはレモネードやバナナジュースなどなど、いろいろな甘くて美味しい冷たいドリンクが続々登場していますが、甘くない冷たいドリンクを発見!
日本人の心の味(?)、出汁を使った、その名も「飲む茶碗蒸し」。さっそくご紹介します。

出汁の魅力を堪能できる「日本橋だし場」

にんべん

「飲む茶碗蒸し」を販売しているのは、東京・日本橋のCOREDO室町1の1Fにある「日本橋だし場」。鰹節でおなじみの「にんべん」が運営するだし専門店です。
現在はテイクアウト限定の営業で、「一汁一飯」をコンセプトに、「かつお節だし」や月替わりの「だしスープ」、「かつぶしめし」、すべて出汁で炊き込んだご飯を使った数量限定のお弁当や総菜など、出汁の魅力を存分に体験できるメニューが並びます。
「にんべん 日本橋本店」では、その場で削った鰹節や、出汁を使った調味料、お菓子など、多彩な商品を販売しています。

にんべん 飲む茶碗蒸し

そんな「日本橋だし場」で、この夏限定で登場したのが「飲む茶碗蒸し」(¥300)。
ミシュランガイドの星を獲得したこともある新宿荒木町の「季旬 鈴なり」の店主、村田明彦氏とにんべんの「日本橋だし場」がコラボレーションしてつくり上げた新感覚の“冷たいドリンク”なのです。

「茶碗蒸しを飲む」って新感覚!

茶碗蒸しをストローで飲むなんて、なかなかない体験。ということで、さっそく、ひと口飲んでみると出汁の香りがふわっと鼻に抜け、茶碗蒸しそのものの味が口いっぱいに広がります。
新感覚なのに懐かしい、日本人に親しみのある茶碗蒸しの味とひんやりなめらかな感覚に、一瞬で虜に。ひと口飲んで「コレ好き!」とハマる人続出間違いなしの味。どうして今までなかったの?と思うぐらい、なじみます。

茶碗蒸しを“ストローで飲む”ために、商品開発ではいろいろと苦労があったそう。
卵と出汁の割合を一から見直し。出汁と相性のいい「クリスマス島の塩」で味付けし、卵と本枯鰹節出汁の引き立つ配合なども試行錯誤し、ストローで飲める、ドリンクのようななめらかな食感にたどり着いたそうです。

ほかにも出汁が主役のひんやりグルメ、あります

にんべん

そして、そして。実は「日本橋だし場」には、ほかにもひんやりグルメがあるんです。
一つは「ICE DASHI(アイスだし)」(¥250)。本枯鰹節でひいた冷たいお出汁。カップには涼しげに泳ぐ金魚がプリントされていて、見た目にも涼しげですね。出汁そのままの味を楽しむ“ドリンク”ですが、無料で味付けしてもらうことも可能です。

にんべん

そして、もう一つは「だしが自慢!冷やしおでん」(¥390)。こちらもこだわりの本枯鰹節を贅沢に使った出汁のジュレが涼しさを演出。冬の定番だったおでんがすっかり夏仕様になっていて、出汁の風味と冷たさに暑い日でも食が進みます。

店内にイートインスペースはないので、すべてテイクアウトですが、日本の夏にぴったりの日本のひんやりグルメ。ぜひ、一度試してみてはいかがですか?

 

にんべん 日本橋本店/日本橋だし場
住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 1F
電話:03-3241-0968
営業時間:11:00~19:00※変更になる場合があります。詳しくはにんべん公式HPでご確認ください。
HP:https://www.ninben.co.jp/honten/dashiba/

※「飲む茶碗蒸し」の提供時間は11:00~17:00、「だしが自慢!冷やしおでん」の提供時間は14:00~19:00です。

 

撮影・取材・文/岡部礼子

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