ベルギー王室御用達のチョコレートブランド「ゴディバ」。厳選した最上級のカカオ豆を使った上質なチョコレートは世界中で愛されています。そんなゴディバが今回、世界でも初出店となる「GODIVA Bakery ゴディパン 本店」を有楽町にオープン。気になるお店にさっそく行ってきました!
コンセプトは「町のパン屋さん meets ゴディバ」
気になる「GODIVA Bakery ゴディパン 本店」(以下、ゴディパン)がオープンしたのは、東京・有楽町の東京交通会館1階。かわいいイラストの“看板”が目を引きます。オープンな雰囲気の店内からは甘いチョコレートの香りが漂ってきます。
ここで販売するパンはすべてこの店舗のために開発されたもの。ゴディバのほかのどの店舗でも販売されていない、まさに世界でここだけの商品です。チョコレートのパンばかりだと思っていましたが、食パンやクリームパンなども並んでいます。
まず気になったのがガラスケースに入っているパンたち。チョコレートのパンといえば、そう「コロネ」。これをゴディバがつくるとこんなにかわいく、スイーツのように仕上がるんですね。ショコラ、ストロベリー、抹茶の3種類(各¥453)がありますが、やはり最初ということもあり、ショコラをいただいてみました。
日本生まれの「コロネ」もゴディバの手にかかると…
たっぷりのチョコレートカスタードクリームが入っていて、見ているだけでもう、美味しい!実際に食べてみるとチョコ感がしっかり感じられるクリームは、思った以上に軽い味わい。チョコの風味が際立つように程よい甘さになっていて、パン生地との相性も抜群。このパン生地も美味しいです。
食べ進めていくと、何やらパリッとした歯ごたえが。中にダークチョコレートのバーが入っています!この食感、すごくいい、美味しいです。ショーケースに入った要冷蔵商品ということでクリームもチョコレートバーも冷えていてチョコレートバーがパリパリ。この厚みも絶妙でとにかく食感が楽しい。これはかなりおすすめです。
パン生地にもこだわっていて、チョコレートとの相性を考えて開発されたもの。チョコレートバーが出てくる前のパン+クリームも美味しかったですが、このチョコレートバーがあることで、各段に美味しく、食べていて楽しさも感じられます。
ちなみに、「ストロベリー」はチョコパン生地×いちご味のホワイトチョコレートカスタードクリーム、「抹茶」は豆乳パン生地×宇治産抹茶パウダー入りホワイトチョコレートカスタードクリームの組み合わせで、どれもダークチョコレートバーが入っています。これは全種制覇が正解かも。
ココア生地の丸いパンはまさかのカレーパン
かなり美味しかったのですが、「コロネ」はいわば“チョコパン”の王道。より「ゴディパン」ならではのパンを探してみると、ありました!メロンパンのように上にココア生地がのった丸いパン。確かにココア生地なのに、プライスカードを見ると「ショコラティエのカレーパン」(¥453)と書かれています。
チョコとスパイスは相性がよく、一般的にもカレーの隠し味にチョコやココアを加えることはありますよね。でも、ここまでの組み合わせはびっくり。不思議な気持ちのままひと口、ふた口と食べていくと、なんと中にもチョコが!面白いし、美味しい!これはまさにゴディバならでは。これはぜひ食べてみて欲しい一品です。
ほかにも、オーソドックスなビジュアルの“クリームパン”は、「カカオフルーツのクリームパン」(¥378)。チョコレートだけではなく、トロピカルフルーツでもあるカカオの果肉を使ったカカオフルーツのジュースをクリームに練り込んでいます。あっさりした味わいで、いつものクリームパンとは違った美味しさが楽しめます。
ベルギーのオープンサンド「タルティーヌ」も4種類そろっています。こちらは土台となるパイがチョコレートパイで、甘い系と惣菜系が楽しめます。もちろん、王道のチョコレートを味わえるパンも多数。すべてのパンを店内の厨房で焼いているので、甘いチョコの香りが常に漂っていて、時間帯によっては焼きたてが並ぶことも。
とにかく気になるものばかりで、次々と食べたくなります。ここでしか買えないということもあるので手土産などにも喜ばれること間違いなし。かわいいBOXや紙袋もありますよ。とにかくゴディバファンだけでなく、チョコ好きにも、パン好きにも刺さる「ゴディパン」。銀座、有楽町周辺に行く機会があったら、ぜひ足を運んでみてください。
GODIVA Bakery ゴディパン 本店
住所:東京都千代田区有楽町2丁目10-1 東京交通会館1階
電話:03-6665-7916
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休(東京交通会館に準ずる)
ゴディパン:https://www.godiva.co.jp/godipan/
取材・文/岡部礼子