スターバックスの一部店舗でこの春から展開している新しいコーヒーライン『スターバックスOleato™』(以下、オリアート™)をご存じでしょうか?ざっくり言うと“オリーブオイル入りのコーヒー”なんです。どんな飲み物なのかや、実際飲んでみたリポートをお届けします!
スターバックスOleato™(オリアート™)ってどんなコーヒー?
『スターバックスOleato™』(以下、オリアート™)は、スターバックスの創業者で名誉会長のハワード・シュルツ氏が、イタリアのシチリア島のオリーブ農園で出会った人々の習慣から着想を得たもの。
その地域では、毎日スプーン一杯のエキストラバージン オリーブオイルを摂ることを心の喜びにしているという素敵な習慣があるそうです。
そんな伝統をコーヒーと組み合わせ、“The New Coffee Ritual(新しいコーヒー習慣)”として、スターバックスのコーヒーにイタリアのオリーブオイルブランド「パルタナ社」のエクストラバージン オリーブオイルを組み合わせて誕生したのがオリアート™です。
2月にイタリアで、3月には北米で、そして世界3カ国目として日本では4月から販売スタート。エスプレッソビバレッジやフラペチーノと並ぶ、新たなラインとしてこれから定番商品として通年展開していくそうです。
飲んでみました!味わいをリポート
気になるのは味ですよね!コーヒーにオリーブオイルっておいしいの?と思うはず。さっそく飲んでみました!
オリアート™ オーツミルク ラテ ¥600~¥900
まずはオーツミルクのラテから。テイクアウトでいただいてみました。
ナッツのような風味ももつパルタナ エキストラバージン オリーブオイルとエスプレッソ、オーツミルクの組み合わせです。
見た目は普通のラテですが、口元に持って行くとエスプレッソと共にオリーブオイルの爽やかな香りも感じます。味わいは、コクのあるラテ!
普通のオーツミルクラテと飲み比べてみたところ、明らかにコクや香りが違います。オリーブオイル特有のにおいや油っこさなどのマイナスイメージは皆無。新鮮でフルーティーなオリーブオイルを厳選していることと、コーヒーとの組み合わせの絶妙さがなせるワザなのかもしれません。
この組み合わせを発見したなんてすごい!と思わずにはいられませんでした。
オリアート™ ゴールデンフォーム™ コールドブリュー ¥660~¥900
続いてはアイスビバレッジのこちら。丁寧に淹れたコールド ブリュー コーヒーの上に、エキストラバージン オリーブオイルを使用したゴールデン フォームがのっています。
店頭で受け取る際に「しっかり混ぜてください」と教えてもらったので、2層になったコーヒーとフォームの部分をぐるぐると混ぜてからいただきました。
きれいな2層になっています。イートインだと透明のグラスで提供されて、この美しい2層をもっと楽しめます。
混ぜて均一にしていただきました。
前述したオリアート™ オーツミルク ラテは、オーツミルクの風味もそこそこあったので、ラテのミルク感やオーツミルクが苦手な方にはあまりお勧めできないと思ったのですが、こちらは飲みやすく万人受けする味わいかと思います。
ゴールデンシロップにはバニラビーンシロップでほんのりと甘みが加えられていることもあり、適度に甘く(でも甘すぎず)ごくごく飲めました。
オリーブオイルが入っていると言われれば確かにそんな感じはするけれど、嫌なオイル感ではありません。バターコーヒーや、スタバのミルクで選べる「ブレベ(牛乳と生クリームを混ぜたもの)」を入れたカフェミストが近いかもしれません。
受け取る時にバリスタさんが「私は毎日飲んでます」とおっしゃっていたのですが、その気持ち、わかります。私も数日後にリピートしました。まさに“クセになる味”です!
なお、オリアートを紹介するカウンターのメニューの下に「お腹がゆるくなることがあります」と注意書きされているのですが、そうなんです。もちろん私は困るほどではなく、むしろ嬉しい副次的効果。良質なオイルが腸もきれいにしてくれるようでした。
オリアート™を飲める店舗は…
ご紹介した2つのオリアート™は、全国のスターバックス リザーブ®取扱55店舗で販売しています。
そのほか、スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京、スターバックス リザーブ® ストアなど8店舗では、スターバックス リザーブ® シリーズの3種類を展開。
限定ではなく通年展開とのことなので、慌てる必要はなさそうですが、ぜひぜひ飲んでみてください。新たなコーヒーの愉しみ方をご体感ください!
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▶︎『スターバックス Oleato™ (オリアート™)』ご紹介ページ
※価格はすべて店内税込価格(10%)。価格は使用するコーヒー豆で異なります。
※取扱い店舗により提供するグラスやマグは異なることがあります。
※オーツミルクは牛乳や乳飲料ではありません。
取材・文/小林 博子