全店で粉からつくる打ち立て、できたてのうどんが人気の丸亀製麺。今年の春は人気の2種が登場。だしのおいしさを堪能できる「山盛りあさりうどん」と、がっつり派も大満足の「焼きたて肉うどん」、そして現在販売中の「鴨ねぎうどん」が好評のため販売期間が延長になりました。さらに、一部店舗では大人気の「うま辛坦々うどん」が再登場。今回は、「山盛りあさりうどん」と「焼きたて肉うどん」を実際に食べてみました。
本気の山盛り!食べても、食べても、あさり祭り!
まず注目は、うどんの上に文字通り山盛り、いえ、てんこ盛りのあさりがのっている「山盛りあさりうどん」(並¥790、大¥930、得¥1,070)。これ、本当に1人前なの?と疑いたくなるぐらいたっぷりのあさりが山積みになっています。
さっそく、だしをひと口。これは、丸亀製麺の店内でつくる“かけだし”をベースに、あさりを加えて煮立てることであさりの旨味と磯の香りをプラスした、このメニューのためのだし。とにかく、旨味がすごい!あさりのだしが染みわたります。これは、本当においしい。
そのまま延々と飲んでいられるので、一旦、切り上げてうどんをすすります。うどんは釜抜きといって、ゆでたうどんを釜からすくってそのまま器に盛りつけたもの。水で締めていないので、麺がふわふわで表面に毛羽たちがあり、だしがよく絡んでやさしい味わい。
とにかくあさりがたっぷりなので、ちょっと行儀悪いですが、あさりをカウントしてみました。結果、なんと29個。これってすごくないですか。あさりの酒蒸しとかボンゴレビアンコでも、こんなに入っていないかもと思うぐらい。身もしっかりしていて贅沢です。
あっさりしただしは、そのままで十分おいしいですが、味変を楽しむことも。無料トッピングのおろししょうがを入れると、しょうがの香りがあさりのだしとマッチしてじんわり体が温まる“スープ”に。まだまだ肌寒い日があるので、そんな時におすすめです。
少しコクをプラスしたいなら天かすを入れても。あっさりしただしに、天かすの油が程よく加わってまた違った味わいが楽しめます。とにかくどうやって飲んでもおいしいだし。ほかにも青ねぎや七味などを試してみるのもいいですね。
肉好きが躍る!香りが違う!焼きたて牛肉
昨年、進化系肉うどんとして登場したのが「焼きたて肉うどん」(並¥750、大¥890、得¥1,030)。注文後に目の前で調理することで食欲が掻き立てられる魅惑のメニュー。牛肉もたっぷりで食べ応えもあり、がっつり派の人や肉を食べたい気分の時に満足できると大人気となりました。
注文後に牛肉と玉ねぎ、だしの効いた醤油ベースの割り下を入れて焼き上げてくれるのですが、目の前で立ち込める肉の脂と割り下が混ざり合った香りと牛肉の焼ける音、これはたまりません。
うどんには“かけだし”が張られていますが、その上に今、目の前で焼き上げた牛肉と玉ねぎを割り下ごと入れるので、牛肉の旨味が溶け込んだ割り下が“かけだし”と合わさって、やや甘めのだしに変化します。そのまま飲んでも牛肉の風味が感じられます。
こちらは水で締めたつるっとした喉越しのうどん。麺をすすると食感の違いがわかります。麺の表面がつるつるしているので食感もよく、コクのあるだしが程よく絡んで食べられます。牛肉も結構な量が入っているので食べ応えも十分。肉がいっぱい入っていると、やっぱり幸せな気持ちになるし、満足感もありますね。
牛肉の甘辛い味わいには青ねぎのトッピングもおすすめ。青ねぎの辛味と香り、シャキシャキ食感がいいアクセントに。温かいだしで少ししんなりした時が食べごろです。無料のトッピングなのでぜひ試してみてください。また、牛肉の脂との相性のよさでいえば、わさびもおすすめ。結構たっぷりのせても辛くなりにくく、すっきりさせてくれます。
「山盛りあさりうどん」と「焼きたて肉うどん」は全国の丸亀製麺の店舗の中でもロードサイド店を中心に販売。ショッピングセンターなどにある店舗では残念ながら扱いがないそうですが、その代わりに、こちらも大人気メニューの「うま辛担々うどん」(並¥690、大¥830、得¥970)が登場します。濃厚な担々スープに鶏と豚の合わせそぼろ、香味ラー油などの組み合わせでやみつきになる味わいです。
待望のうどん弁当にも春らしい新作が登場
そして、おうちでも行楽のおともとしても人気の「丸亀うどん弁当」にも春メニューが仲間入りします。これまで、丸亀製麺の店舗で単品でも販売している天ぷらが“おかず”として入ったうどん弁当でしたが、今回はなんと天ぷらナシのうどん弁当が2種類登場します。
まずは初春といえば梅。ということで、まずは梅肉でさっぱり食べられる「梅おろしぶっかけうどん弁当」(¥450)。とってもシンプルですが、うどんの小麦の香りと喉越しのよさを感じられるメニュー。
まずは梅肉を絡めてうどんをひと口。次にぶっかけだしをかけて少し食べてから、梅肉も一緒に混ぜて食べ進めるという、この“弁当箱”の中でいろいろ味わいを楽しめるのもいいですね。
もうひとつは「明太とろろぶっかけうどん弁当」(¥490)。冷たいうどんととろろの組み合わせっておいしいですよね。ここに明太子が加わると旨味がアップ。明太子って何だかテンションが上がりませんか。
こちらも最初は明太子と海苔でうどんをひと口。それからぶっかけだしで麺を味わい、その後、“とろろうどん”にして、最後にとろろと明太子、ぶっかけだしを混ぜてうどんをすする、もう言うことありません。とろろのなめらかさで、サッと食べられます。
バラエティに富んだ春メニュー。それぞれに特徴があって、まったく異なるものばかりで、全部食べたくなりますね。すべて3月7日(火)~4月下旬までの販売なので期間中にいろいろ試してみるのもいいかも。おいしいうどんで春を感じてみてはいかがですか。
丸亀製麺HP:https://jp.marugame.com
取材・文/岡部礼子