セブン-イレブンに「お店で焼いたパン」があるのをご存知でしょうか。実施店舗はまだ少ないようですが、都内の数店舗ではベーカリーレベルのほかほかの焼きたてパンが購入できるんです。
セブン-イレブンの「焼きたてパン」とは?
セブン-イレブンで展開している「焼きたてパン」とは、「お店で焼いたパン」シリーズのことで、現在は一部店舗で実験的に実施している新商品のようです。
レジ横のフードケースに入ったパンから選んで注文すると、店員さんがオーブンで最終焼き上げをして提供してくれるという仕組み。このパンのためだけに専用のオーブンを導入しているとのことです。
販売中のパンの種類は
写真右上から時計回りに
- お店で焼いたパン・オ・ショコラ ¥167
- お店で焼いたバター香るメロンパン ¥139
- お店で焼いたバター香るクロワッサン ¥139
- 発酵バター香るお店で焼いたフィナンシェ ¥139
驚くべきはそのコスパ!すべて150円前後と“コンビニ価格”で良心的だと思いませんか。これなら気軽に購入できますよね。
4種類をさっそく食べてみました
お店で焼いたパン・オ・ショコラ
焼きたてのパン・オ・ショコラは中のチョコレートがやわらかく、クロワッサン生地はもちもちでした。じゅわ〜っと広がるバターとチョコレートの芳醇な味わいはたまらない!の一言。ベーカリーでは300円ほどが相場なので、167円なのは信じられない、というレベルです。
手のひらサイズながらずっしり重く、ボリューミーです。
中にはスティック状のチョコレートがイン。焼きたてはもっちり、冷めてくるとサク&ゴロと食感が変わります。
お店で焼いたバター香るメロンパン
私が買った店舗では店員さんが「自信を持っておすすめします」とイチオシだったメロンパン。焼きたてでも周りのクッキー生地はサクサクで、中のパンはしっとり。こちらは一般的なコンビニメロンパンよりひとまわり小さめ。ちょうどいいボリューム感です。
どこか懐かしい味わいで、「普段食べたいメロンパン」といった感じ。他のメロンパンよりも、これを選びたいと思わせてくれるおいしさは、店員さんが推す理由でもあるように感じます。
やや小ぶりなちょうどいいサイズです。
焼きたてでもサクッとしていたクッキー生地は、冷めるとさらにサクサクに。
お店で焼いたバター香るクロワッサン
クロワッサンは、サクサクとした軽い食感で、甘さはほとんどなく、小麦とバターの味わいを存分に楽しめるシンプルな味わいです。
店内で焼いてくれるので、食べる頃にはちょうどよく冷め、クロワッサン特有のサクサク感が最も高まる絶妙なタイミングで食べられます。これがおいしさの秘訣。もちろん素材や製法の良さもあると思いますが「店内で焼く」メリットが1番あるのがクロワッサンなのではと思わされました。
細かな層が何層もある、軽い食感のクロワッサンです。
エアリーな食感はこの層の多さから。ほんのり塩味も感じられます。
発酵バター香るお店で焼いたフィナンシェ
焼き菓子の定番の「フィナンシェ」。最近は焼きたてのものもプチ流行していますよね。ほんのりあたたかい焼きたてフィナンシェは、使われている発酵バターの味と香りがじゅわ〜っと広がる風味の豊かさがあり、通常の(焼き立てではない)フィナンシェとは違うスイーツのようです。
一般的なフイナンシェよりやや大きめサイズ。細長いスティックなのでワンハンドでも食べやすく、コーヒーのお供にもぴったりだと感じました。
おいしいパンがある幸せが、セブン-イレブンで叶うなんて!
4つの感想としては「このパンが近所のセブン-イレブンで買えるなんて幸せ」と思わせてくれるクオリティでした。朝から気軽に焼きたてのおいしいパンが食べられるなんてQOLが上がる予感しかありません!
お店で伺ったところ、2023年1月現在、都内では数店舗のみの実施とのこと。まだ店舗数は少ないようですが、これから増えるはず。ご近所の店舗に導入されるのを楽しみにしていてください。
※焼きたてパンの販売は一部店舗のみとなります。
取材・文/Mart編集部