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町工場のアトツギ達。14人の挑戦とは?/独自の技術を活かした「新製品」をギフトショーにて「初披露」。この先の町工場の在り方を示す。

スーパーペンギン
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2月8日から10日まで開催の「ギフトショー」に出展。東京ビッグサイトにて。

2022年2月8日から10日まで、東京ビッグサイトで開催されるギフトショーに、全国の町工場が集まるグループ「町工場プロダクツ(発起人・栗原稔/栗原精機株式会社・代表取締役)が出展します。同ブースは、全国から14社が集まり、それぞれ工場独自の特徴・技術を活かして製作した商品を持参・出品いたします。14社のうち7社は、今回初出展。
今回のこの「町工場プロダクツ」ブースには、「2種の挑戦」があります。
それは「アトツギ」による挑戦と「アトツガセ組」による挑戦。
一般的には「アトツギ」の課題がフォーカスされることが多いのですが、事業承継を行う「アトツガセ組」にも課題がある、とは、町工場プロダクツの代表・栗原精機(埼玉県川口市)社長、栗原稔さんの言葉。
今回、この出展計画をうけて、展示会のブースをデザインし、全国の展示会出展企業をサポートするSUPER PENGUIN(スーパーペンギン)株式会社(東京都品川区・代表取締役・竹村尚久)は、今回町工場プロダクツの出展者面々を全面的にサポート。事前に「展示会出展に成功する方法」についてのセミナーを行い、その後1社1社の個別相談を行いました。

日本全国から14の「町工場」がギフトショーに出展

「アトツギ」と「アトツガセ組」。2つの挑戦とは?

「アトツガセ組」とは、後を継がせたいと考えている現在の経営者のこと。
今回、出展に参加する「アトツギ」達は、それぞれの町工場が持つ技術を活かして、新分野にチャレンジするための製品を作って持参しています。そこには、日頃の業務から脱却し、新しい何かを模索する姿があります。これが1つ目の挑戦。そして、一方で「アトツガセ組の代表」である栗原精機の栗原社長(町工場プロダクツ発起人)からすると、アトツギが活躍しやすい社会をつくる「もう一つ上のステージ(栗原社長)」への挑戦。これが今回の展示会出展における「2つ目の挑戦」です。

町工場プロダクツとは?

「町工場プロダクツ」とは、栗原精機社長の栗原稔さんが発起人として立ち上げた「自社製品の開発/発表/販売を通じ、町工場の活性を目的とした活動チーム」。ギフトショーへの参加は今回で4回目。もともとはFACEBOOKやtwitterなどのSNSをきっかけに繋がった輪が今ではまとまって、定期的に展示会出展を行うまでになりました。
■町工場プロダクツURL: https://makers-link-giftshow.jimdosite.com/

町工場プロダクツには、全国から様々な町工場が参画しています。
発起人の栗原社長(アトツガセ組)とアトツギの匠さん。

町工場プロダクツ、発起人の栗原稔さん(株式会社栗原精機・代表取締役社長)とその「アトツギ」である栗原匠さん。つまり、栗原稔さん自身も「アトツガセ組」。
■株式会社栗原精機(埼玉県川口市): http://www.kurihara-seiki.co.jp/~corp/index.html

デザイナーで「町工場プロダクツ」の立ち上げに関わった眞鍋玲さん(REI-DESIGN)。今回の中心的存在。
デザイナーで「町工場プロタクツ」立ち上げメンバーの眞鍋玲さん。日頃から町工場の方々と深く関わり、商品のデザインや販促資料等のデザイン等を行っています。ギフトショーの出展は彼女抜きでは成り立たない程重要人物。
■REI-DESIGN: https://www.reimanabedesign.com/

出展社は? 東京・埼玉・滋賀・三重・岡山など、全国から14社が参加。

今回の出展に際して、SNSでの呼びかけに応じたのは、14の会社。そのうち7社が初の出展になります。旋盤加工や試作専門家、刺繍加工など、多種多様な町工場が、それぞれの持ち味を活かして、製品を製作。この展示会で初披露を行います。

「精密板金加工」を得意とする株式会社タシロは「3WAYピザ窯」を開発、出展する。
株式会社SHIMAWAは日頃製造している「部品」をスマホ用スピーカーに転用した。

金属切削加工の技術を活かしジュラルミンの削り出しで製作したステーショナリー。テープカッター。

「会期当日の立ち方・待ち方」も。空間デザイン会社、スーパーペンギンによる「徹底サポート」

今回のブースデザイン及び出展サポートは、当社スーパーペンギンにて行っています。当社と町工場プロダクツの出会いは、前回のギフトショーの会場で。スーパーペンギンがデザインした「石川県産業創出支援機構ブース」は、会場で最大規模の集客を果たしたブースでした。そのブースの前に出展されていたのが「町工場プロダクツ」。その会場での出会いをきっかけとして、今回タッグを組むこととなりました。 出展に先立っては、2022年1月11日(火)、全出展者が東京のスーパーペンギン事務所に集まり、出展攻略のためのセミナーと、1社ずつの個別面談を行いました。全国の出展者は、この日のために全国から上京しました。この日の当社としての目標は、出展者の方々に、事前知識を伝えるだけではありません。本当の目的は、全員が事前に一堂に会して、「仲良くなっておくこと」。このことは、最終的に「結果」を出すためにかなり大切なこと、と当社では考えています。スーパーペンギンは、会期中には接客の仕方・待機方法などを伝える活動も行っています。

展示会デザイナー竹村尚久(SUPER PENGUIN株式会社 代表取締役)
展示会出展サポート/ 展示会デザイナー 竹村尚久(SUPER PENGUIN株式会社・代表取締役)
空間デザイナーでありながら、全国の自治体に対して、展示会出展に成功するためのセミナーを行う。石川県ブースなどでは、独自のブースデザイン手法「PENGUIN-METHOD」によって、商談件数を3倍に伸ばすなどの成果を出した。

2022年1月11日に行った、出展対策セミナー、目黒のペンギン事務所に全国から集まった。

「アトツギ」の挑戦も大事だが、「アトツガセ組」の決意も大事

「おーい!アトツガセ組の親父たち!
この後におよんで、なにしようってんだ! そりゃ、まだまだ若いもんにはって気持ちわかる。わかるけど、その元気があるなら、もう一回、新しいことにチャレンジしようぜ! 会社はアトツギに任せて、もうひとつ上のステージで勝負や! その気がないなら、引退だ。」

(栗原社長のtwitterより抜粋。@krige09)  https://twitter.com/krige09

これは、町工場プロダクツの発起人、栗原社長の言葉です。この言葉には、アトツギ達の挑戦だけでなく、これまで会社を支えてきた「アトツガセ組」も引退ではなく、新しい挑戦をしよう、そんな「新しいステージに向けた決意」のススメであり、まだまだ活躍できる場がある、ということを気付かせるツイートなのだと感じます。

今回の出展は単なる「町工場」の出展ではなく、「今後の日本の町工場の形」の提言

当社は、今回、このプロジェクトに関わらせていただいて、これが単なる出展ではなく、また、単なる「アトツギ」の挑戦でもなく、「アトツガセ組」の在り方も含めた、「日本の町工場そものものの在り方」を、展示会への出展という形で全国に実践的に示す「挑戦」、そして「ファーストペンギン」的行動なのだ、と感じました。町工場プロダクツの方々には、それぞれ様々なストーリーがあります。アトツギの悩み、アトツガセ組のこだわり、など。本展示会出展を通じて、1社でも多くの日本のものづくり企業にこの「心意気」が伝わればいいと感じています。

前回のギフトショーでの出展風景

展示会概要

展示名: 東京インターナショナル ギフト・ショー春2022 LIFE×DESIGN
会期:2022年2月8日(火)~10日(木)
開催時間:10:00~18:00(最終日は17:00)
会場:東京ビッグサイト 東4ホール
出展社名:町工場プロダクツ (ブースNO. 東4-T35-27)
公式HP:  https://www.giftshow.co.jp/tigs/life11/

SUPER PENGUIN(スーパーペンギン)会社概要

スーパーペンギンは、日本の各産地の展示会出展をサポートする空間デザイン会社です。今回の展示会の他、石川県や奈良県など様々な行政とタイアップし、集客や商品陳列を解説するセミナーを開催、独自ノウハウにより、展示場内でもっと集客のできるブースをデザインするなど成果を出す展示会支援手法で、現地の産業のサポートを行っています。
今回のギフトショーでは、「町工場プロジェクト」の他に、「石川県繊維協会ブース」(東4ホール/東4-T37-28)のサポートも担当。事前のセミナーと個別商品陳列指導により、より高い出展効果が出るようサポートを行っています。

商号 : SUPER PENGUIN 株式会社
代表者 : 代表取締役 竹村 尚久
設立 : 2005 年 6 月 2 日
所在地 : 〒141-0021 東京都品川区上大崎 3-10-50 SEED 花房山 405
TEL:03-6417-4497
事業内容: 展示会ブースデザイン、展示会集客セミナーの企画・開催
WEB: https://www.superpenguin.jp/
twitter: https://twitter.com/naohisatakemura
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