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野々村友紀子さん、どうしたらいいですか?悩める読者の「リアル相談会」

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主婦は毎日、「夫が知らない家事」に奮闘中! 実際にどのくらい大変なのかを、野々村さんとMart読者の3人がリアルトークしちゃいます。夫は知らないほうがいい!? それとも知ってほしい!?

~読者代表3人のリアル相談会~

悩めるMart読者3 人衆


(左)小松果苗さん 千葉県在住
7歳の男女の双子を育児中。夫との家事比率は夫0.5:妻9.5。夫がリモートワークのため、崩れた家事ルーティンにイライラの毎日。
(中央)石阪理恵さん 東京都在住
中3と中1の子どもを持つママ。夫との家事比率は夫0.5:妻9.5。コロナ禍で家族の在宅時間が増え、掃除が大変になったことに悩み中。
(右)佐藤まりあさん 東京都在住
中1、小4、5歳の3人の子どもを育てるママ。夫との家事比率は夫0.5:妻9.5。夫と末っ子の放置されたマスク洗いが最近のストレス。

 

【テーマ1】何もしない夫……

野々村さん 「みなさんの家庭での家事負担はどんな感じですか?」
佐藤さん 「夫には最初から『家事はしない』と宣言されています。コロナ禍でお互い家にいるとイライラすることも多いので仕事を始めたのですが、そのときに洗い物を頼んだら、『だったら仕事辞めて』と言われました」
一同 「ウソ!? それは大変!」
石阪さん 「うちはやってはくれますが、自分とは違うタイミングで手伝われると、逆にイライラしちゃいます」
小松さん 「うちの夫は〝サイボーグ人間〞で、臨機応変さがナシ。家事に対しても『費用対効果』とか言うんです。それなのに夜に窓拭きを始めたと思ったら、拭くだけ拭いて放置。やるなら片づけまできちんとやってほしい」
野々村さん 「夫ってそういう美味しいところだけやるクセがある。ペットや植物も思いつきで買ってきて、面倒を見るのはこっち。ほんま片づけや世話まできちんとやってほしいわ!」
小松さん 「あと私たちが日々掃除をしていることに気づいていないですよね!」
野々村さん 「そうそう。10年も住んでいるのに『うちって汚れなくてキレイだね』って、溝のホコリは誰が取ってると思ってんねん! 妖精さんがやってるんとちゃうで!」
小松さん 「わかります。詰め替え容器のぬめり取りとかもそうですよね。小さいことだけど、そういう部分を掃除しているのに気づいて、たまにはホメてほしいです!」


目には見えないけれど、気になる汚れやぬめり。「掃除していることに誰も気づかないのがストレスになります!」(小松さん)

野々村さん 「うちの夫は料理がダメだったから、最初はミールキットを買ってつくらせました。そうしたら〝道具好き魂〞に火がついたようで、調理器具を集め始めて(笑)。デザイン性を求めて買うから、主婦からしたら使いにくいものも多いんやけど、そういう好きそうなことと家事が結びつくと楽しんでくれるんじゃないかなと」
佐藤さん 「おしゃれだけど、こちらからしたら洗いにくいみたいな(笑)。それに文句は言わないのですか?」
野々村さん 「言わないですね。ヤル気を保ってもらうためにも、カッコいいとホメて保管してあります(笑)」
石阪さん 「夫が家事に協力してくれるようになるための秘訣は何ですか?」
野々村さん 「家事をしてくれたときは、とにかくホメて育てること! パーフェクトにできていない部分があっても、まずは『私より上手だね』とホメること。そこから徐々に『ここもやってくれたらうれしかったな』と、伝えるようにしています。文句ばかり言うと、夫もヤル気をなくしてしまうからね。我慢強くホメることが、未来の自分がラクになることにつながると思って、育て上げることです(笑)」

【野々村さん教訓】

「最初から完璧を望むな! まずはホメて育てろ!」

 

【テーマ2】コロナ禍でやることが増えたのに!

野々村さん 「コロナ禍で状況は変わりましたか?」
石阪さん 「マスクが家中に落ちていて! 洗ったのか洗っていないのかもわからず、ストレスになっています」
小松さん 「マスクの管理は確かに大変。毎日つけていきやすいように、玄関に置き場所をつくりました。あと、家族が家にいる時間が増えて、掃除も大変になった気がします」


整理収納アドバイザーの資格を持つ小松さん。出かける直前につけるマスクは、玄関のチェスト棚の引き出しに置き場を設置。帰宅後に熱湯消毒や手洗いをするのが日課。

石阪さん 「さっきの話じゃないけど、夫にはホコリが見えていない……」
佐藤さん 「洗面台にヒゲが落ちているのもわかっていないですよね」
野々村さん 「そういう細かい掃除が家事のひとつだと、夫に気づかせるといいですよ。教えるとその掃除が負担になっていたのかと気づいて、気にするようになってくれます。夫は水は透明で見えてないみたいやから(笑)、『飛び散ると掃除が必要だよ』とか。私はそのためにリストをつくりました」
佐藤さん 「私はコロナ禍でアルコール消毒にひと苦労。帰宅後はドアノブ、スマホの消毒をしますが、誰もやらないので一人でやっています。夫は『大丈夫』と言ってやってくれないので、つい口うるさくなってしまうんです」


帰宅後にスマホやドアノブのアルコール消毒を行う佐藤さん。家族はあまり気にならないようで、消毒作業はいつも一人で担当。

石阪さん 「夫婦で衛生観念に差があると、揉める原因になりますね」
野々村さん 「こういう自分だけが気になっていること、負担になっていることは、少しずつ伝えるのではなく、一度時間をしっかり取って話し合うことが大切。ルールを決めれば、日常的に言う必要がなくなります。私も昔はちょこちょこ言う自分がイヤでした」
佐藤さん 「わかります! 本当にイヤだなって思います」
野々村さん 「自分に負担になることは、一気に解決すれば生活もしやすくなると思いますよ」

【野々村さんの教訓】

「日々の小言ではラチあかん!一度話し合え!」

 

【テーマ3】ストレスはどう発散したら……

石阪さん 「夫がリモートワーク中心になり、家事のルーティンが崩れました。昼食もつくらないといけないし、日中、休みづらくなったのが不満です」


石阪さんは夫のリモートワークが増えたため、昼食づくりが負担に。子どものお弁当も必要なため、毎日の食事づくりが重くのしかかっているそう……。

小松さん 「うちは夫のリモート会議中は掃除機禁止(泣)。苦労してます」
野々村さん 「夫のルーティンもわかるけど、こちらにもルーティンがあるからイライラしますよね。感謝の言葉でもあればストレス解消にもなって頑張れるけどね」
佐藤さん 「うちは何もしない分、それは伝えてくれます。子どもに『ママが家をキレイにしているんだよ』と言ったり。それは素直にうれしいです」
野々村さん 「子ども経由で伝えるのは、いい手段。世の旦那さんにおすすめ」
石阪さん 「でもなかなか伝えてもらうのって難しいですよね」
野々村さん 「まずは自分から感謝の気持ちを伝えてみては? そうすれば相手も言ってくれるようになるはず」
佐藤さん 「野々村さんは旦那さんに対して強く言うのかと思ってました!」
野々村さん 「対立しても仕方ない! 仲良くやっていく工夫が大切。もしイライラしたら、うちの夫の相方の小堀を思い出して(笑)。家事どころか、引き出しを開けたら絶対に閉じない。彼のいた場所は泥棒入ったみたいになってる! 彼を思い出せば、きっとイライラがおさまるはずやわ(笑)」

【野々村さんの教訓】

対立しても仕方ない! まずは自分から感謝の気持ちを伝えるべし!

 

最後に……

【野々村さんからアドバイス】
未来のためにいい関係でいて


「コロナ禍で夫の在宅時間が増えて、一緒にいるとしんどいこともある。たまにはお互い別々の時間を過ごして。対立ではなく仲良くするため、前向きな過ごし方をイメージしてみてください!」

 

【こちらの記事のおすすめ!】
コロナ禍で負担急増!野々村友紀子さんに聞く「今どき夫婦の家事シェア事情」


撮影/平林直己(BIEI) ヘア・メーク/松原美穂(Nestation) 取材・文/酒井明子 イラスト/Nobby 衣装協力/Loungedress 構成/Mart編集部

2020年12月号
コロナ禍の負担急増に野々村友紀子が物申す!最新版「夫が知らない家事リスト」 より

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