デビューからこれまでを振り返りながら、そのときどきの気持ち、そこで挑んできたことなどを語っていただいた、Mart8月号。芸能界という特殊な世界に生きながらも、20代、30代、そして今の40代を挑んできた「人間力」の軌跡(きせき)は、是非バックナンバーで御覧ください。
さて、そんな佐藤アツヒロさんの連載「こじらせ男子でなにが悪い」の連載一周年を記念したプレイバックシリーズ。今回は、掲載時に“作りました!レポ”も多数いただいた「こじだんペスカトーレ」ページから、誌面のつくり方を少しご紹介します。
撮影/ATSUHIRO SATO
※レシピ付き裏話は記事の最後にあります
おいしいものを前にしたときの
「ワクワク感」を撮ってみたい
語っていただく内容が、いつも深く内面を掘り下げるものになっているので、写真はもう少し軽やかに、日常感のあるものを意識しています。なかでも今回は、世の中が緊張感に溢れている時期なので、言葉からも、写真からも「癒し」を表現したいと、考えました。
じゃあ、どんなシチュエーションなら、幸せな感じ、ワクワクした感じは出せるだろう?と思ったとき、お好きなご飯の話をしているときに、楽しそうな表情をしてらっしゃるなと……。それならば、「美味しくつくれるよ」とおっしゃっていた、ペスカトーレをつくっていただきましょう!となったのでした。となれば、話は早く、より幸せな感じといったら休日設定かな、誰かにつくってあげるパスタかな、とシーンがどんどん決定。カッコよさも出したいから、「ニューヨークのアパートメントで、さらっと寝起きにつくってくれたパスタ(寝坊した日のブランチ)」にしましょう。編集サイドは、そんな設定でロケ地を探しました(笑)。
スタジオの一角。壁もちょっと海外風でした。
あがった写真を見ながら
最終的な「アツヒロ語り」のテーマを決定
撮影/ATSUHIRO SATO
語りのテーマは、ギリギリまで実は決めておらず、写真を見て、そこに合わせて語っていただきたいものを考えます。今回は、ロケ現場のスタジオでワイワイ話しながら撮影したので、「素」に近い表情が撮れたのかな、と。素顔×癒しを意識して、「自由」というテーマで語っていただきました。
ちなみに、撮影時の撮り方が、この回はちょっと違う感じに。通常ですと、やんわりと大きなテーマだけ決めて、自由に動いていただくのですが、今回はせっかくなので、編集サイドからちょっとしたお願いも……。光GENJI時代の雑誌ではよく見られた味見シーンなども、今のアツヒロさんだったら渋さとカッコよさが表現できそう!と、いろいろリクエストさせていただきました。「なるほどね。そういうシーンね」とノリノリでやってくださったり、ちょっと照れてらっしゃったり……。そんないろいろな素顔から、誌面掲載のものを選んだのでした。
アツヒロさんの考える「自由」
孤独と隣り合わせという、その意味は?
撮影/ATSUHIRO SATO
日々、たくさんの情報や、やらなくてはいけないことに囲まれていると、「自由」をなにか魔法の青い鳥のように考えてしまいがちですが、アツヒロさんの考えはちょっと違いました。「自由」という言葉にはいろいろな意味が含まれていて、捉え方、考え方でまるで違うものになること。そして、ひとりではなく「誰かと一緒」という視点も持つことなど……。そんな深い「アツヒロ論」を、この号では語ってくださいました。言葉と写真からの癒し、気になる方は是非バックナンバーでご確認ください。
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※コンドミニアム風ホテルで撮影した号。気になるアツヒロ語りは「決める」ことについて。なにかの決断に迷ったとき、いきなり決めるんじゃなくてアツヒロさんは……。是非誌面をチェックしてみてください。
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