タイ在住の中村明花さんが、日本のおかずをタイ料理風にする知恵を伝授。焼き鳥も味つけを変えるだけで一気にタイ風になるんです。
焼き鳥に飽きたらガイヤーン風に!
日本でおなじみの焼き鳥は、タイではガイヤーンと呼ばれる国民食。今回はタイならではの味つけを教えてくれました。
「ガイヤーンは私が住んでいるイサーン地方の郷土料理で、タイを代表する料理。炭火やオーブンがなくてもフライパンで十分美味しくできます。こちらで味つけに使うタマリンドというマメ科の調味料は、りんごジュースで代用。本場に近づけながらも日本人にも食べやすい味わいに。弱火でじっくり、触りすぎないように焼くと皮がパリッと仕上がります」(中村さん)
フライパンでつくる「タイ風焼き鳥」のレシピ
「現地ではこんなふうに切って出されるほか、串に刺さってくるお店も。よりタイっぽく食べたいときはもち米を添えるのがおすすめ」(中村さん)
チュチュ オーバルプレート¥2,500、オンド キッチンクロス¥2,700(ともにスタジオ エム)
【材料(つくりやすい量)】
・鶏もも肉…1~2枚
・しょうゆ…大さじ1
・コチュジャン…大さじ1
・ナンプラー…大さじ1
・スイートチリソース…大さじ1
・はちみつ…大さじ1
・りんごジュース…大さじ2
・ごま油…大さじ1/2
・にんにくすりおろし…2片分
・しょうがすりおろし…1片分
・パクチー(飾り用)…適量
【つくり方】
① 鶏肉の厚さが均等になるように包丁で切り込みを入れたら、保存袋にパクチー以外の材料をすべて入れて、冷蔵庫で1時間以上漬けておく。
② 火をつける前のフライパンに、①の鶏肉を皮目が下になるように置く。火をつけ弱火で8分、裏返して5分焼く。触りすぎないのがポイント。焼きあがったら切って盛りつける。
【ポイント】
タマリンドの代わりはりんごジュース!
肉は皮目を下にしてパリッと焼き上げて。
【中村明花さんプロフィール】
なかむら・さやか/ 1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する、3歳の女の子のママ。調理士免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持つ。夫でサッカー選手の細貝 萌さんの移籍によりタイ在住。
撮影/山下忠之 ヘア・メーク/久保フユミ(ROI) スタイリング(衣装)/柿田たみか スタイリング(料理)/鮓本美保子 取材・文/長南真理恵 構成/Mart編集部
衣装●ニット¥3,990(アース ミュージック&エコロジー ナチュラル レーベル/アース ミュージック&エコロジー トーキョー 東京ソラマチ) エプロン¥3,800(アフタヌーンティー・リビング) ピアス¥12,000(Jouete)
Mart2019年12月号
中村明花さんのおかずに飽きたら〝タイの知恵” Vol.4 焼き鳥に飽きたらガイヤーン風に!より